講座詳細情報
申し込み締切日:2019-04-16 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:311043
【連続講座】史料から日本の歴史を考える 全7回
- 開催日
- 4月17日(水)~ 7月16日(火)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
私たちが知っている歴史は、古文書、古記録(こきろく)、日記、編纂物(へんさんぶつ)、金石文、絵巻、印刷物(はんぽん)などの記述に基づいて構築されています。
ただし、史料は書かれていることを無批判に引用することはできません。その史料が本当に当時のものか、書かれている内容が真実を伝えているか。そうした史料批判をした上で、歴史を構築していきます。
本講座では、そうした史料批判の結果、何が読み取れるか。さまざまな視点から考察していきます。私たちが知っている歴史の根拠を考える講座です。
【講座スケジュール】
第1回 4月17日(水) 醍醐寺の修験道-当山派が生まれるまで-
第2回 4月24日(水) 十六夜日記と訴訟
第3回 5月15日(水) 室町幕府奉行人が出す文書から奉行人の仕事を考える
第4回 5月22日(水) 中世の合戦と軍忠の認定―軍忠状の二形式・合戦と武器の変化―
第5回 5月29日(水) 刑事裁判の近代化と拷問制度の廃止
第6回 6月 5日(水) 『丁丑公論』を読む 福沢諭吉の西郷隆盛論
第7回 7月16日(火) 二通の下文に見る鎌倉幕府と御家人
私たちが知っている歴史は、古文書、古記録(こきろく)、日記、編纂物(へんさんぶつ)、金石文、絵巻、印刷物(はんぽん)などの記述に基づいて構築されています。
ただし、史料は書かれていることを無批判に引用することはできません。その史料が本当に当時のものか、書かれている内容が真実を伝えているか。そうした史料批判をした上で、歴史を構築していきます。
本講座では、そうした史料批判の結果、何が読み取れるか。さまざまな視点から考察していきます。私たちが知っている歴史の根拠を考える講座です。
【講座スケジュール】
第1回 4月17日(水) 醍醐寺の修験道-当山派が生まれるまで-
第2回 4月24日(水) 十六夜日記と訴訟
第3回 5月15日(水) 室町幕府奉行人が出す文書から奉行人の仕事を考える
第4回 5月22日(水) 中世の合戦と軍忠の認定―軍忠状の二形式・合戦と武器の変化―
第5回 5月29日(水) 刑事裁判の近代化と拷問制度の廃止
第6回 6月 5日(水) 『丁丑公論』を読む 福沢諭吉の西郷隆盛論
第7回 7月16日(火) 二通の下文に見る鎌倉幕府と御家人
備考
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 永村 眞 |
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肩書き | 日本女子大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学助教授・教授を経て、現在、日本女子大学名誉教授、人間文化研究機構客員教授、文学博士。著書『中世東大寺の組織と経営』(塙書房刊)、『中世寺院史料論』(吉川弘文館刊)、編著『醍醐寺の歴史と文化財』(勉誠出版刊)、論文「醍醐寺の仏法と文化財」(奈良国立博物館刊『世界遺産 京都・醍醐寺』)、「醍醐寺三宝院の法流と聖教」(『醍醐寺文化財研究所紀要』23号)、「鎌倉仏教-密教「聖教」の視点から-(『智山学報』66輯)、「中世聖教の料紙-醍醐寺聖教を素材として-」(『古文書料紙論叢』)、「中世根来寺の法儀と聖教」(「中世文学」63号)。第23回角川源義賞、第55回密教学芸賞受賞。 |
名前 | 藤本 孝一 |
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肩書き | 龍谷大学客員教授・冷泉家時雨亭文庫調査主任 |
プロフィール | 昭和20年東京生。法政大学大学院人文科学研究科日本史専攻博士課程修了。博士(文学) 法政大学文学部史学科助手、京都文化博物館学芸主任学芸員、文化庁文化財部美術学芸課主任調査官を歴任。平成17年より龍谷大学文学部客員教授。 現在、大本山随心院文化財顧問、冷泉家時雨亭文庫調査主任。 【業績目録】 〔著書〕 1『古写本の姿』(日本の美術、第436号、至文堂、平成14年刊)。 2『明月記 巻子本の姿』(日本の美術、第454号、至文堂、平成16年刊)。 3『定家本源氏物語 巻子本の姿』(日本の美術、第468号、至文堂、平成17刊)。 4『文書・写本の作り方』(日本の美術、第505号、至文堂、平成20年刊)。 5『中世史料学叢論』(思文閣出版、平成21年刊) 。 6『本を千年伝える 冷泉家蔵本の文化史』(朝日選書870、朝日新聞出版、平成22年刊)。 7『賀茂季鷹所蔵本古今和歌集下・紙背文書影印』(日本史史料研究会、平成26年刊) 8『国宝『明月記』と藤原定家の世界』(臨川書店、平成27年刊) |
名前 | 生駒 哲郎 |
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肩書き | 本学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員 |
プロフィール | 専門は日本中世宗教史、日本古文書学会編集・大会運営委員。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。 山梨県身延山久遠寺、大田区池上本門寺、石川県羽咋市妙成寺などの史料調査委員を経て、現在、武蔵野大学教養教育リサーチセンター研究員・東京大学史料編纂所非常勤職員・東京都渋谷区文化財審議員。 主要著書日本の名僧6『重源:旅の勧進聖』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院体制と社会』(共著 吉川弘文館)、『中世の寺院と都市・権力』(共著 山川出版社)、『山岳信仰と村落社会』(共著 岩田書院)など。 |
名前 | 漆原 徹 |
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肩書き | 本学教授 |
プロフィール | 文学博士(史学)。慶應義塾大学文学部国史学科卒業、同大学院修士課程修了、博士課程単位取得終了。 武蔵野大学文学部教授・慶應義塾大学・同大学院・日本女子大学講師。日本古文書学会理事・編集委員長。東京都港区文化財保護審議員。 著書 『中世軍忠状とその世界』・吉川弘文館、『今日の古文書』第三巻・雄山閣、『日本法制史史料集』・慶應義塾大学出版会、『日本中世の政治と社会』吉川弘文館、『長野県上田市大字殿城字岩清水地区の総合歴史調査』科研報告書、『麻布善福寺蔵・亜米利加ミニストル旅宿記』港区教育委員会、『南北朝百話』二玄社など |
名前 | 高田 久実 |
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肩書き | 武蔵野学院大学准教授 |
プロフィール | 慶應義塾大学法学部法律学科卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授。専攻:日本近代法制史。研究テーマ:刑事法史、外国法の継受、法典編纂史など。主な業績:『法学概論』(慶應義塾大学出版会、2015年)。「明治初年期における“紙幣”」の法秩序―断罪無正条条例の規範形成機能―」(林康史編著『法文化叢書第13巻7貨幣と通貨の法文化』国際書院、2016年)。「刑事裁判費用制度成立小史」、『司法法制部季報』第144号、2017年)。「旧刑法における罰金刑の成立過程」高塩博編『法文化叢書第16巻刑罰をめぐる法文化』国際書院、2018年)。 |
名前 | 堀口 修 |
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肩書き | 元大正大学教授・元宮内庁書陵部編修課勤務 |
プロフィール | 1949年東京生まれ。中央大学大学院文学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。宮内庁書陵部編修課を経て2011年4月から2016年3月まで大正大学文学部歴史学科教授。専門は日本近現代史。『明治立憲君主制とシュタイン講義―天皇、政府、議会をめぐる論議―』(慈学社出版、2007)、『宮内省の公文書類と図書に関する基礎的研究』(創泉堂出版、2011年)、『 金子堅太郎と国際公法会―日本の条約改正問題と国際社会―』(創泉堂出版、2013年)、『 関東大震災と皇室・宮内省』(創泉堂出版、2014年)、「明治天皇紀」編修と金子堅太郎(『日本歴史』第661号、2003年)、「昭和大礼記録」の編纂について(『明治聖徳記念学会紀要』復刊53号、2016年)、ほか。 |
名前 | 高橋 恵美子 |
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肩書き | 本学非常勤講師・武蔵野学院大学教授 |
プロフィール | 日本女子大学文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期修了。博士(文学)。現在、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部教授。専門は日本中世史、史料機能論。主要な著書に『中世結城氏の家伝と軍記』(勉誠出版、2010年)など。 |