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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-04-21 / 文学 / 学内講座コード:311030

漱石の『坊っちゃん』と『満韓ところどころ』を読む。

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
4月22日(月)~ 5月20日(月)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
4,500円
定員
50
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
坊っちゃんは「親譲りの無鉄砲」と自分のことを言います。無鉄砲とは必然として、〈利〉と〈理〉からの超越を意味しています。利と理を蹴っ飛ばしている、そんな人間がこの現世に出現したら、どんなことになるでしょう。彼が取り結ぶ様々な位相の人間との関係と、その推移をたどります。
自ずからそれぞれの人間の特徴が見えてくるでしょう。
『坊っちゃん』は坊っちゃんとかマドンナとか、山嵐、赤シャツ、そのように主として仇名で呼ばれる人物によって成立しています。マドンナはマドンナと呼ばれることで、遠山のお嬢さんからマドンナへと変貌しました。ここにある命名の持つ意味という問題、その他について考えます。
明治42年9月から、南満州鉄道株式会社(略して満鉄)の総裁・中村是公の招待を受けて、漱石は満洲・韓国の旅に出ます。是公が総裁を務める満鉄は単なる一鉄道会社ではなく、日本が植民地満州を経営するための要石となる重要な組織でした。そのときの紀行文『満韓ところどころ』を中心とし、その他の漱石の言説を絡めながら、漱石の思想的ポジションその他について考えてみます。
参考図書:『坊っちゃん』集英社文庫/『漱石紀行文集』(「満韓ところどころ」所収)岩波文庫

【講座スケジュール】
第1回 4月22日(月) 坊っちゃんによって浮かび上がる登場人物たちの特徴、その他。
第2回 5月13日(月) 坊っちゃんとかマドンナとかの命名の持つ意味、その他。
第3回 5月20日(月) 『満韓ところどころ』に見る漱石の思想的ポジション、その他。

備考

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 千石 隆志
肩書き 元本学非常勤講師
プロフィール 1945年、満州ハルビンにて生を享く。
早稲田大学文学部、日本文学科修士課程修了。
元早稲田大学高等学院・教諭。2004年度の1年間、ロンドン大学のアカデミック・ビジターとしてロンドンに滞在。
著書に、『芥川龍之介覚え書き』、『漱石論考』(共著)。
『ぼつちやん事典』(2014年)の執筆に参加。
その他、漱石論を中心に論文多数。
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