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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-16 / 日本史 / 学内講座コード:302046a

親鸞聖人は善鸞を義絶したか―「義絶状」を通して― 【連続講座】史料から日本の歴史を考える 第六弾

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月17日(水)
講座回数
1回
時間
15:00~16:30
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,500円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
真宗高田派本山である高田本山専修寺(三重県津市)には、親鸞聖人自筆の書状類(消息、法語)や聖教類と共に、同寺歴代住持である真仏・顕智により書写された親鸞の書状・聖教が今日に伝来している。その中に、顕智により書写された「慈信房善鸞義絶状」(以下、義絶状)が見られる。この義絶状は、親鸞が常陸国から京都に戻った後、自らの代わりに東国に下向させた息善鸞が、東国の門徒と対立し、親鸞を師と仰ぐ門徒集団が大きく動揺した事件の顛末を記したものである。その内容故に、この義絶状は偽文書とされ、義絶という事実が存在しなかったとする説が語られてきたい。しかし親鸞聖人が東国の門徒に送った書状類とその伝来・広まり、更には義絶状の内容と形式を見る限り、直ちに偽文書と片付けることはできない。そこで東国門徒の間で親鸞聖人の書状等が書写・共有されてきた背景のもとで、顕智の書写本として伝わった義絶状を改めて検討し、東国門徒の動揺のなかで果たした親鸞聖人の「義絶状」の評価を改めて試みることにしたい。

* 全講座(7 回)お申込み9,000 円(全7 回)
*お好みの講座を選んでお申込み 1,500円(1講座につき)

【講座スケジュール】
第1回10月17日(水)

備考

※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 永村 眞
肩書き 日本女子大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学政治経済学部卒、同大学院文学研究科中退、文学博士。東京大学史料編纂所中世史料部(助手、助教授)をへて日本女子大学文学部史学科(助教授、教授)で日本中世史を担当、平成27年度末で定年退職。平成21年度より28年度まで神奈川県立金沢文庫長を兼務。東大寺や醍醐寺・根来寺、高田専修寺等の寺院史料調査を通して、諸宗・諸寺において「日本仏教」が如何に受容されていたかを考えている。日本女子大学名誉教授、東大寺学術顧問、根来寺文化研究所理事、醍醐寺文化財研究所研究員。著書に『中世東大寺の組織と経営』(塙書房)、『中世寺院史料論』(吉川弘文館)、編著に『醍醐寺の歴史と文化財』(勉誠出版)、『中世の門跡と公武権力』(戎光祥出版)、『二宮町史』(現栃木県真岡市)等。角川源義賞・密教学芸賞を受賞。
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