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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-10-20 / 文学 / 学内講座コード:282022

『万葉集』全首講義 ―1番歌(天皇の求婚歌)~39番歌(吉野を讃える歌)―

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 三鷹サテライト教室(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
10月21日(金)~ 3月 3日(金)
講座回数
10回
時間
10:00~11:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
現存するわが国最古の歌集『万葉集』所載の歌を、巻一から総て講義します。
近代に至って、万葉歌は、真実をそのまま素直に表した「写生」の歌として高く評価され、それまでの『古今集』に代って歌の範とされるようになりました。今日の万葉歌理解も、その流れの中にあります。しかし、私たちと同じ文学観を万葉時代の人々も持っていたと考えることはできません。
信仰の言葉から発した歌は、万葉時代にはまだ十分に文学にはなりきっていませんでした。つまり、万葉歌とは、「文学以前」の世界を大きく抱え込んで、私たちの前に存在するのです。そしてそれは、当時の人々の実際の生活とこころそのものでもありました。
本講座では、こうした観点から、近代的な文学観を排し、万葉時代の人々の生活に寄り添った解釈をめざします。一首一首の読解を通して、当時の人々の生活とこころに触れてまいりましょう。

※平成28年度前期講座「『万葉集』全首講義」と同じ内容です。

【講座スケジュール】
第1回10月21日(金) 1番歌(天皇の求婚歌)
第2回11月 4日(金) 2番歌(天皇の国見歌)
第3回11月18日(金) 3~6番歌(「中皇命」という存在、他)
第4回12月 2日(金) 7~9番歌(額田王と代作、他)
第5回12月16日(金) 10~15番歌(大和三山の信仰、他)
第6回 1月 6日(金) 16~19番歌(春秋競憐、他)
第7回 1月20日(金) 20~24番歌(貴人の流離、他)
第8回 2月 3日(金) 25~28番歌(吉野の伝承、他)
第9回 2月17日(金) 29~35番歌(荒たる都、他)
第10回 3月 3日(金) 36~39番歌(吉野を讃える歌)

備考

【教材】
『万葉集』岩波文庫(一)2013年1月 1,166円


※上記教材をお持ちでない方は、詳細ページよりご購入ください。

講師陣

名前 渡部 修
肩書き 本学非常勤講師
プロフィール 1962年山形県米沢市生まれ。國學院大學大学院博士課程後期満期退学。武蔵野大学兼任講師。専門は日本古代文学・伝承文学。民俗や芸能の伝承を基礎に据えた作品解釈の方法を研究。論文に、「『万葉集』東歌は「貴族文学の一支流」か」(武蔵野大学文学部紀要9)「ヤマトの西と東と─古道に見る二上山地域─」(万葉古代学研究所年報7)「『死者の書』が描いた二上山」(同)「上代のことわざ」(ことわざ4)など。
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