大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
古来、石頭希遷の禅は真金鋪、馬祖道一の禅は雑貨鋪と喩えられました。真金鋪とは純金を商う店、雑貨鋪は様々な品物を売る店のことで、元は『祖堂集』に載ることばです。このシリーズでは石頭系の禅がどういうものであったかを、『祖堂集』を中心に読んでいきます。時代はまさに唐の滅亡前後の混乱期です。石頭下の天皇道悟から龍潭崇信――徳山宣鑑へと継承された禅は、次の雪峰義存によって大きく展開します。彼の「雪峰教団」から輩出した人々はどのような僧に成っていったか。禅の文献をじっくりと味わいながらその足跡をたどっていきます。

【持ち物】筆記用具、配布プリント、できれば漢和辞典

【講座スケジュール】
第1回 1月12日(木) 前期の調整
第2回 1月19日(木) 長生皎然　その１
第3回 1月26日(木) 長生皎然　その２
第4回 2月 2日(木) 鵝湖智孚
第5回 2月 9日(木) 大普玄通
第6回 2月16日(木) 鏡清道?　その１
第7回 2月23日(木) 鏡清道?　その２
第8回 3月 2日(木) 鏡清道?　その３
第9回 3月 9日(木) 鏡清道?　その４
第10回 3月16日(木) 鏡清道?　その５

名前	須山 長治
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。文学修士。 駒澤大学非常勤講師。本学通信教育部非常勤講師。