講座詳細情報
申し込み締切日:2024-02-27 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:0501094
寺院の法会を再興する ー醍醐寺竪義会を通してー
- 開催日
- 1月12日(金)~ 3月22日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 40
- 補足
講座詳細
【講座内容】
明治維新政府による神仏分離令で日本の寺院社会は大きな打撃を蒙りました。古代から寺院社会が仏法受容の術としてきた諸宗兼学は否定され、一寺一宗による宗派再編のなかで、多くの寺院が創建期から継承してきた仏法や法会を失い、今やその記憶も消えつつあります。さて京都醍醐寺に、平安時代に生まれ江戸時代初めに一旦再興の後に中絶し、今はその名称のみが残る「竪義会」という法会があります。この法会が令和3年に再興され、現在は恒例の法会とされ、創始以来の先例により、奈良東大寺との連携で勤修されています。廃絶した法会はどのようにして再興できるのか、また法会再興は今の寺院にとってどのような意味があるのかを考えることにします。
【講座スケジュール】
第1回 1月12日(金) 醍醐寺創建と聖宝僧正
第2回 2月 2日(金) 醍醐寺の仏法と竪義会
第3回 2月 9日(金) 義演准后の竪義会再興
第4回 3月1日(金) 東大寺方広会と醍醐寺竪義会
第5回 3月22日(金) 再興された醍醐寺竪義会
明治維新政府による神仏分離令で日本の寺院社会は大きな打撃を蒙りました。古代から寺院社会が仏法受容の術としてきた諸宗兼学は否定され、一寺一宗による宗派再編のなかで、多くの寺院が創建期から継承してきた仏法や法会を失い、今やその記憶も消えつつあります。さて京都醍醐寺に、平安時代に生まれ江戸時代初めに一旦再興の後に中絶し、今はその名称のみが残る「竪義会」という法会があります。この法会が令和3年に再興され、現在は恒例の法会とされ、創始以来の先例により、奈良東大寺との連携で勤修されています。廃絶した法会はどのようにして再興できるのか、また法会再興は今の寺院にとってどのような意味があるのかを考えることにします。
【講座スケジュール】
第1回 1月12日(金) 醍醐寺創建と聖宝僧正
第2回 2月 2日(金) 醍醐寺の仏法と竪義会
第3回 2月 9日(金) 義演准后の竪義会再興
第4回 3月1日(金) 東大寺方広会と醍醐寺竪義会
第5回 3月22日(金) 再興された醍醐寺竪義会
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
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講師陣
名前 | 永村 眞 |
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肩書き | 日本女子大学名誉教授・東大寺学術顧問 |
プロフィール | 熊本県生れ、早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学文学部助教授・教授を経て日本女子大学名誉教授。文学博士(早稲田大学)、第23回角川源義賞、第55回密教学術賞を受賞。著書に『中世東大寺の組織と経営』、『中世寺院史料論』、『中世醍醐寺の仏法と院家』、編著に『醍醐寺の歴史と文化財』、『中世の門跡と公武権力』、『中世寺院の仏法と社会』等がある。 |