講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-06 / 文学 / 学内講座コード:281030
宿報の不思議 (1) ― 『今昔物語集』巻第二十六前半を読む ―
- 開催日
- 4月 7日(木)~ 9月29日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 15,000円
- 定員
- 50
- 補足

※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
『今昔物語集』巻第二十六には、不思議な「前生の報い」を主題とした宿報譚が集められています。鷲にさらわれた娘、洪水で流された子、猿神の生贄に捧げられた娘の話など、民間に伝わる奇怪な話、奇想天外な話が登場します。主人公は有名な人物ではなく、ほとんどが地方の庶民ですが、この名もない人々が不思議な物語の中で生き生きと描かれています。またこれらの説話は、自然現象に恐怖し、神を畏怖しながらもたくましく生きた、平安期の庶民のさまざまな暮らしぶり、考え、信仰などを知る格好の資料でもあります。民間に伝承された不思議な物語を読みながら、説話ならではの世界をお楽しみください。
【講座スケジュール】
第1回 4月 7日(木) 第一話 鷲にさらわれた娘
第2回 4月14日(木) 第二話 蕪(かぶら)に嫁ぎ子を儲けた話
第3回 5月12日(木) 第三話 因幡川の洪水
第4回 6月 2日(木) 第四話 藤原明衡の情事の顛末
第5回 6月 9日(木) 第五話 継子いじめの話 その1
第6回 6月30日(木) 第五話 継子いじめの話 その2
第7回 7月14日(木) 第七話 猿神退治
第8回 9月 8日(木) 第九話 無人島への漂着
第9回 9月15日(木) 第十話 妹兄島の起源
第10回 9月29日(木) 第十一話 不思議な蚕
『今昔物語集』巻第二十六には、不思議な「前生の報い」を主題とした宿報譚が集められています。鷲にさらわれた娘、洪水で流された子、猿神の生贄に捧げられた娘の話など、民間に伝わる奇怪な話、奇想天外な話が登場します。主人公は有名な人物ではなく、ほとんどが地方の庶民ですが、この名もない人々が不思議な物語の中で生き生きと描かれています。またこれらの説話は、自然現象に恐怖し、神を畏怖しながらもたくましく生きた、平安期の庶民のさまざまな暮らしぶり、考え、信仰などを知る格好の資料でもあります。民間に伝承された不思議な物語を読みながら、説話ならではの世界をお楽しみください。
【講座スケジュール】
第1回 4月 7日(木) 第一話 鷲にさらわれた娘
第2回 4月14日(木) 第二話 蕪(かぶら)に嫁ぎ子を儲けた話
第3回 5月12日(木) 第三話 因幡川の洪水
第4回 6月 2日(木) 第四話 藤原明衡の情事の顛末
第5回 6月 9日(木) 第五話 継子いじめの話 その1
第6回 6月30日(木) 第五話 継子いじめの話 その2
第7回 7月14日(木) 第七話 猿神退治
第8回 9月 8日(木) 第九話 無人島への漂着
第9回 9月15日(木) 第十話 妹兄島の起源
第10回 9月29日(木) 第十一話 不思議な蚕
備考
講師陣
名前 | 鈴木 治子 |
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肩書き | 大正大学非常勤講師 |
プロフィール | 武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。 〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう) |
