大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
三島由紀夫が自決してから、今年で四十五年、生誕九十年の節目の年です。しかし、いまだにその自決は謎をはらみ、海外においてもなお問題とされています。この三島の活動分野は大変広大です。長短編小説から詳論エッセイ、戯曲、それから映画出演、演出もやっています。今回はそれぞれの専門分野の方々による、オムニバス形式で、その全体像に迫ろうとするものです。初回は、その全体像を粗描するとともに、三島の魅力の源泉へのアプローチを試みます。そのため、とくに戦時下のと、戦後間もなくの体験の意味を解明するところから始めます。
※参考図書:『三島由紀夫の生と死』松本徹著 2015年7月予定 鼎書房

【講座スケジュール】
第1回10月21日(水) 三島由紀夫は何者？

名前	松本 徹
肩書き	元本学教授・三島由紀夫文学館館長
プロフィール	大阪府立大学文学部卒。新聞記者を経て、姫路工業大学助教授、近畿大学教授、武蔵野大学教授を歴任。「三島由紀夫研究」「季刊文科」各編集委員。著書に「三島由紀夫の最期」「三島由紀夫エロスの劇」「三島由紀夫の生と死」「小栗往還記」「袈裟の首」「風雅の帝光巖」「天神への道 菅原道真」。編著に「同時代の証言三島由紀夫」「三島由紀夫事典」「別冊太陽 三島由紀夫」など多数。