講座詳細情報
申し込み締切日:2014-08-21 / 文学 / 学内講座コード:261042
いま、太宰治をどう読むか
- 開催日
- 8月22日(金)~ 9月19日(金)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,500円
- 定員
- 50
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
太宰治は明治42年に津軽の大地主の家に生まれた。弘前高等学校から東京帝国大学仏文科に学んだが、中退した。深刻な人間的苦悩を経験しながら、昭和11 年に第1 創作集『晩年』を出版して、文壇に登場した。戦争中も活発な活動をつづけ、敗戦後は混乱した時代状況のなかで「斜陽」「人間失格」等の名作を書きのこして、昭和23年に世を去った。作品の特徴として最も目立つのは自虐的な傾向である。聖書に親しみ、人間はなぜ生きなければならないのかという問いを考えつづけたが、各作品にその精神的葛藤の道筋が鮮明に描かれている。いま、太宰治の作品をどう読んだらいいのか、あらためて検討してみたい。
【講座スケジュール】
第1回 8月22日(金) 健全な生活を過ごしていた戦争末期の作品「津軽」、「舌切雀」を読む。
第2回 9月 5日(金) 旧華族の一家の滅亡と新生を描いた「斜陽」を読む。
第3回 9月19日(金) 太宰治が自己をどう認識していたかが表現されている「人間失格」を読む。
太宰治は明治42年に津軽の大地主の家に生まれた。弘前高等学校から東京帝国大学仏文科に学んだが、中退した。深刻な人間的苦悩を経験しながら、昭和11 年に第1 創作集『晩年』を出版して、文壇に登場した。戦争中も活発な活動をつづけ、敗戦後は混乱した時代状況のなかで「斜陽」「人間失格」等の名作を書きのこして、昭和23年に世を去った。作品の特徴として最も目立つのは自虐的な傾向である。聖書に親しみ、人間はなぜ生きなければならないのかという問いを考えつづけたが、各作品にその精神的葛藤の道筋が鮮明に描かれている。いま、太宰治の作品をどう読んだらいいのか、あらためて検討してみたい。
【講座スケジュール】
第1回 8月22日(金) 健全な生活を過ごしていた戦争末期の作品「津軽」、「舌切雀」を読む。
第2回 9月 5日(金) 旧華族の一家の滅亡と新生を描いた「斜陽」を読む。
第3回 9月19日(金) 太宰治が自己をどう認識していたかが表現されている「人間失格」を読む。
講師陣
名前 | 野口 存彌 |
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肩書き | 元本学客員教授 |
プロフィール | 昭和6年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。平成8年度より平成18年度まで武蔵野大学に出講。 著書:『父野口雨情』(昭和55年)、『野口雨情 詩と人と時代』(昭和61年)、『沖野岩三郎』(平成元年)、小説集『異形の男』(平成2年)、『大正児童文学』(平成6年)、小説集『子供たち少年たち』(平成8年)、『文学の遠近法』(平成16年)、『詩的近代の生成 明治の詩と詩人たち』(平成19年)、『太宰治・現代文学の地平線』(平成21年) |
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