大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
今回は『今昔物語集』巻第二十四の前半を読んでいきます。この巻は、平安時代の諸芸に秀でた人々を集めた巻で、たとえば、絵画、囲碁、医術、陰陽道、算術、人相見などの名人達が登場します。彼らがそれぞれの分野ですぐれた技を発揮する逸話を中心として、おもしろい物語が展開します。それらは説話文学としてだけでなく、平安朝の世相を知る格好の材料としても意味を持っています。
※持ち物:筆記用具。テキスト

【講座スケジュール】
第1回 4月10日(木) 第五話 百済川成と飛騨工の技くらべ
第2回 5月 8日(木) 第六話 囲碁の名手、寛蓮の技
第3回 5月29日(木) 第八話 好色の老医師の話
第4回 6月 5日(木) 第九話 蛇に犯された女を治療する話
第5回 6月12日(木) 第十三話 陰陽師滋丘川人の術
第6回 7月 3日(木) 第十四話 陰陽師弓削是雄の夢占い
第7回 7月10日(木) 第十六話 陰陽師安倍晴明の才
第8回 7月31日(木) 第十八話 算術の名人、小槻糸平の死
第9回 8月 7日(木) 第二十話 陰陽の術で死を免れた男
第10回 8月21日(木) 第二十一話 人相見の達人、登照

【教材】
『今昔物語集 本朝部 中』 (岩波文庫)池上洵一(編)
岩波書店 2001年1月
1，102円
(料金は2014年4月以降の税込価格です)

※上記教材をお持ちでない方は、詳細ページよりご購入ください。

名前	鈴木 治子
肩書き	大正大学非常勤講師
プロフィール	武蔵野女子大学日本文学科卒業。大正大学大学院博士課程国文学専攻単位取得。東京都・埼玉県の区民・市民講座講師、NHK文化センター講師、大正大学オープンカレッジ講師、獨協大学オープンカレッジ講師を務める。 〈著書〉『歌謡文学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社) 『中世文学の展開と仏教』(共著、おうふう)