講座詳細情報
申し込み締切日:2013-06-09 / 文学 / 学内講座コード:251047
吉村昭の歴史小説を読み、学ぶ ―武蔵野ゆかりの大作家―
- 開催日
- 6月10日(月)~ 6月24日(月)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
紫式部と源氏物語 (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
漢詩を読む (by 武蔵野大学 三鷹サテライト教室)
講座詳細
【講座内容】
明治維新後、日本が経験した亡国の危機は三度ありました。
一度目は大津でのロシア皇太子襲撃事件(明治24年)の時、二度目は大国ロシアとの日本海戦(明治38年)の時、三度目は第二次世界大戦無条件降伏(昭和20年)前後でした。
いずれも当時の天皇・知識層の懸命な努力により、最悪の危機は回避され、なお今日の日本が残りました。
このうち二度にわたる明治の国難について、当時の先人の苦闘を再現した吉村昭氏の歴史小説2作をとりあげ、あわせて現代・未来への氏の思いを皆さんと辿りたいと思います。
吉村昭氏は生前吉祥寺に在住し、私小説のほかすぐれた歴史小説を数多く残されました。氏の歴史小説はフィクションを徹底して排除し、綿密な取材・調査・発掘の上に歴史の細部にまで光を当て検証したいずれも労作揃いで、今後ますます高い評価を得ていくと思われます。武蔵野にゆかりのある作家の史眼に学びたいと思います。
※持ち物:テキスト
【講座スケジュール】
第1回 6月10日(月) 『ニコライ遭難』を読み、考える。
第2回 6月17日(月) 『白い航跡』(上)を読み、考える。
第3回 6月24日(月) 『白い航跡』(下)を読み、考える。
明治維新後、日本が経験した亡国の危機は三度ありました。
一度目は大津でのロシア皇太子襲撃事件(明治24年)の時、二度目は大国ロシアとの日本海戦(明治38年)の時、三度目は第二次世界大戦無条件降伏(昭和20年)前後でした。
いずれも当時の天皇・知識層の懸命な努力により、最悪の危機は回避され、なお今日の日本が残りました。
このうち二度にわたる明治の国難について、当時の先人の苦闘を再現した吉村昭氏の歴史小説2作をとりあげ、あわせて現代・未来への氏の思いを皆さんと辿りたいと思います。
吉村昭氏は生前吉祥寺に在住し、私小説のほかすぐれた歴史小説を数多く残されました。氏の歴史小説はフィクションを徹底して排除し、綿密な取材・調査・発掘の上に歴史の細部にまで光を当て検証したいずれも労作揃いで、今後ますます高い評価を得ていくと思われます。武蔵野にゆかりのある作家の史眼に学びたいと思います。
※持ち物:テキスト
【講座スケジュール】
第1回 6月10日(月) 『ニコライ遭難』を読み、考える。
第2回 6月17日(月) 『白い航跡』(上)を読み、考える。
第3回 6月24日(月) 『白い航跡』(下)を読み、考える。
備考
【教材】
『ニコライ遭難』 (新潮文庫) 吉村 昭 新潮社 1996年10月 620円
『新装版 白い航跡(上) 』 (講談社文庫) 吉村 昭 講談社 2009年12月 610円
『新装版 白い航跡(下) 』 (講談社文庫) 吉村 昭 講談社 2009年12月 610円
『ニコライ遭難』 (新潮文庫) 吉村 昭 新潮社 1996年10月 620円
『新装版 白い航跡(上) 』 (講談社文庫) 吉村 昭 講談社 2009年12月 610円
『新装版 白い航跡(下) 』 (講談社文庫) 吉村 昭 講談社 2009年12月 610円
講師陣
名前 | 竹田 日出夫 |
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肩書き | 本学名誉教授 |
プロフィール | 1935年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。武蔵野大学名誉教授。日本現代詩人会員、文芸家協会員、パレスティナ難民支援NGO「地に平和」会員。 著書に『渇仰と復活の挿画』『現代世界の暴力と詩人』『詩集 フィレンツェのムンク』『詩集 地中海から』、編著に『昭和の詩論研究』『中原中也・立原道造』など。 |
関連講座
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