大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
『枕草子』は一条天皇の中宮定子に使えた清少納言の書いた随筆と言われています。しかし、その内容は多岐にわたり、今日で言う随筆とは少し違っております。たとえば、中宮定子との日々を記して日記的とされる章段もあれば、随想的で、今の随筆のような章段もあります。また、ものづくしの類聚的章段もあります。
人気は日記的な章段にありますが、そうでない章段にも、なかなかユニークで、なるほどと思わされるものがたくさんあります。今回はそんな章段群のなかから、「同じことなれども」「思はむ子を」「正月一日、三月三日は」「山は」を読み、『枕草子』の意外な一面をとらえていきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回　8月26日（月）　
第2回　9月 2日（月）　
第3回　9月 9日（月）　

名前	鈴木 泰恵
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	早稲田大学大学院博士課程修了。早稲田大学非常勤講師。武蔵野大学非常勤講師。 中古・中世の物語文学専攻、『狭衣物語』の研究者で、文学博士。