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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-09-29 / 日本史:芸術・文化 / 学内講座コード:23221355

病で読み解く日本のカルチャー―古代から現代まで―【ハイブリッド/対面】 明治大学大学院教養デザイン研究科講座vol.4【対面/日本の文化・歴史/文学/】

主催:明治大学リバティアカデミー明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス(東京都)]
問合せ先:明治大学リバティアカデミー事務局 TEL:03-3296-4423
開催日
10月 7日(土)、10月14日(土)、10月21日(土)、10月28日(土)、11月 4日(土)
講座回数
5回
時間
15:30~17:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
13,200円
定員
30
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座趣旨】
生老病死は、人間の宿命です。その中でも、病になることは好ましいことではありません。しかし、そのことにより真の自己に直面したり、あるいは家族や社会との関係に変化がもたらされ良好になったりすれば、却って私達を成長させプラスの何かをもたらすことになるかもしれません。そのようなことを記録した文章や図像こそ、すぐれた文化遺産というべきものでしょう。今回の講座では、日本の古代から現代までを対象に、病、あるいは病に関係するテーマを記した文学作品や文化的資料、あるいは民俗学的資料をテキストにしながら講義を行います。それぞれの時代において、人々はどのような病に苦しめられ、またどのように治療や癒しを行ってきたのか。そしてそれらはどのように変容したのか。具体的な古代から現代までのテキストを分析することを通して、日本の病とその文化を考えたいと思います。

【特記事項】
お申込みの際は「ハイブリッド/対面」もしくは「ハイブリッド/オンライン」いずれかのページをご確認の上、お手続きをお願いいたします。

※こちらはキャンパス(対面型)で受講希望の方専用の申込ページです。
Zoomによるリアルタイム配信型で受講を希望される方はこちらからお申し込みください。


■申込締切日: 9月29日(金)

■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
■本講座は、ハイブリッド型の対面式講座です。受講料の割引対象外です。

【講義概要】
第1回 10月 7日(土) 古代文学にみる憑依と疾病
憑依と疾病との関係をめぐる古代人の認識を、文学作品の検討をとおし考察します。

第2回 10月14日(土) 馬琴読本の中の
『南総里見八犬伝』をはじめとする曲亭馬琴の読本に登場する薬について、その効能や作中における意義を考察します。

第3回 10月21日(土) 永井荷風と病
永井荷風の諸作品、「断腸亭日乗」などから荷風と病について考察します。

第4回 10月28日(土) 感染症文学の考察ースペイン風邪・赤痢・結核を中心にー
スペイン風邪の小説やエッセイ、また赤痢に侵された村を描いた小説や日本近現代の結核の特徴や作品を考察します。

第5回 11月 4日(土) 谷崎潤一郎『細雪』における「病」の表象
『細雪』は、一般的イメージとは違い、実は顔のアザ、ビタミン注射、嘔吐、下痢、死産など、グロな表象に満ちている。

備考

【教材】
配布資料

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 伊藤 剣
肩書き 明治大学法学部准教授・教養デザイン研究科准教授
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、明治大学法学部准教授。博士(文学)。主要業績として、『日本上代の神話伝承』(新典社)、「『出雲国風土記』の『日本書記』受容態度ー巻頭付近の記事を中心にー」(『上代文学120』)、「現伝『出雲国風土記』の成立をめぐって」(『国語と国文学』94-6)等。
名前 神田 正行
肩書き 明治大学法学部准教授・教養デザイン研究科兼担
プロフィール 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『馬琴と書物 伝奇世界の底流』(八木書店)、編著に『馬琴書翰集成』(柴田光彦氏と共編。全7巻。八木書店)。
名前 嶋田 直哉
肩書き 明治大学政治経済学部教授・教養デザイン研究科教授
プロフィール 立教大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、明治大学政治経済学部教授、教養デザイン研究科教授。博士(文学)。単著『荷風と玉の井「ぬけられます」の修辞学』(論創社)、論文「輻輳化する風景ー永井荷風の文体戦略」(「明治大学教養論集」第532号)、論文「記憶の遠近法ー井上ひさし『父と暮せば』を観ること」(「日本近代文学」第94集)など。国際演劇評論家協会日本センター会員。
名前 池田 功
肩書き 明治大学政治経済学部教授・教養デザイン研究科教授
プロフィール 明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。博士(博士)、国体啄木学会会長。主要単著として、『石川啄木 国際性への視座』(おうふう)、『石川啄木 その散文と思想』(世界思想社、明治大学人文科学叢書)、『啄木日記を読む』(新日本出版社)、『石川啄木入門』(桜出版)等。
名前 丸川 哲史
肩書き 明治大学政経学部教授・教養デザイン研究科教授
プロフィール 一橋大学大学院言語社会研究科単位取得退学。2006年博士号(学術)取得。2002年より明治大学政治経済学部専任教員。2009年より明治大学大学院教養デザイン研究科専任教授。専門は東アジア文化論/思想史。著書として、『台湾、ポストコロニアルの身体』(青土社、二〇〇〇年)、『リージョナリズム』(岩波書店二〇〇三年)、『冷戦文化論』(双風舎二〇〇五年)、『竹内好 アジアとの出会い』(河出書房新社二〇一〇年)、『魯迅出門』(インスクリプト二〇一四年)など。
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