大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
東海道新幹線の開発に熱中していた当時の国鉄・鉄道技術研究所の中に、新幹線の次を夢見て「リニアモーターカー」の開発を始めた男がいた。すでに建設工事が始まり名古屋まで開業予定の“リニア中央新幹線”を創造した宇佐美吉雄である。当時の鉄道技術研究所にて宇佐美氏と共通の夢を抱いた第三の男であった講師の開発事例を含め、「リニアモーターカー方式」の開発の秘話と「リニア中央新幹線」工事中の現在の談合やトンネル工事の差し止め。コロナ禍による収入激減もあり、開業はいつか? 二度の試乗体験も含め最新情報を紹介したい。

【講座スケジュール】
第1回 1月14日(土) 「リニア中央新幹線」のアウトラインと現状は?
詳細：コロナ下の今も建設中の品川～名古屋2027 年開業目標が無理に!国家プロジェクトとなり、名古屋開業に引き続き大阪への建設工事着工し、その十年後開業か?
これまでの開発の歴史と問題点～談合事件・静岡県内工事ストップの真相と見通しは?
ビジネスのビッグチャンス! 提案募集中。アイディアも募集中。
講師は80 歳を越えたが、名古屋はもちろん大阪へリニア中央新幹線に乗るゾ!
第2回 1月21日(土) 速度は無限の超電導リニアモーター式高速鉄道とは?
詳細：リニアモーター推進・浮上・案内の原理は? なぜリニア新幹線が必要か? どんな効果があるか? リニアと新幹線とはどう違うか? そのメリットとディメリットは?開業するとわが国はどう変わるか? あなたやご家族の生活は?運賃料金はのぞみ+ 700 円で大丈夫? なぜJR 東海だけで建設・運用・営業するの? 海外へ輸出しないの?
第3回 1月28日(土) 講師らの開発事例の紹介と鉄道技研における開発秘話
詳細：「超電導用断熱・荷重支持材」(超電導の急所の部材、火災にも機能発揮)・「超軽量車体」(車両より航空機に近い車体へ)・「補助・緊急用ゴムタイヤ」(時速150キロまではタイヤで走り、超電導がクエンチ(失効)したらタイヤで全速全荷重を受ける)など講師が参加した開発テーマ10課題のうち、主な3 事例を紹介する。くわえて、鉄道技研における開発秘話と、宮崎実験線と先日2度目の試乗から最近の山梨実験線を紹介する。
第4回 2月 4日(土) リニア・超電導派生技術の魅力と日本発独創技術が世界へ
詳細：時速517 キロのギネスブック登録記録40 周年記念会。リニア鉄道は都営地下鉄大江戸線ほか。リニアは軍艦の大砲にも使用中、深井戸リニア式宇宙ロケット構想もあり。超電導技術は画像診断MRI に実用、潜水艦にも実用ほか。高温超電導コイルも試作・試験済み。高層ビルの高速エレベーターへの応用や『リニア霜鉄道』等講師から提案。

【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。

名前	大石 不二夫
肩書き	神奈川大学名誉教授、総合理学研究所客員研究員、日本アンチエイジング研究会理事
プロフィール	帝京大学・青島科学技術大学客員教授 紀元2600 年(1940)小石川生まれ。職業体験は中学3 年末～高卒迄国策パルプ本社ビルのエレベーターボーイ。都立化工高を卒業後千代田化工建設(株)1 年間勤務。東京都立大学工学部卒業後国鉄本社採用で鉄道技研・(財)鉄道総研にて研究・開発26 年間勤務。工学博士号取得。50 歳～神奈川大学理学部教授として研究・教育に20 年間。現在名誉教授・客員研究員。70～81歳、帝京大学短期大学教授・客員教授。