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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-06-25 / その他教養 / 学内講座コード:22A1602500

列島東部の考古学 II 【ハイフレックス(録画あり)】 ―最新発掘情報による古代史像再考―

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
7月 9日(土)、 7月16日(土)、 7月23日(土)、 7月30日(土)、 8月 6日(土)
講座回数
5回
時間
15:30~17:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,000円
定員
40
その他
8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
日本各地では数多くの遺跡発掘調査が行われ、地下に埋もれていた遺跡が膨大な出土品と共に明らかにされている。その成果はマスコミなどにより報道され、多くの人の注目を集めている。しかし、新聞やテレビを賑やかす様な「新発見」にとどまらず、調査によって蓄えられた発掘データの積み重ねによって、『日本史』像に再考を迫るような新事実も明らかにされている。これまで聞いたことのある『常識的な日本史』像とはひと味違った「列島に暮らすヒトたちの姿」が見えはじめている。
本講座では、長年にわたり県下の遺跡・遺物研究の最前線に立つ新進気鋭の研究者により、考古学の各時代の基礎的な知識から説きおこし、さらに最新の研究成果や分析法などについても平易に解説していく。そして、「遺跡・遺物の魅力」を通じ、博物館や遺跡の訪問が楽しくなるような最新情報を提供し、「考古学の楽しさ」を伝えたい。
昨年に続き本年は、大規模調査がつづいた神奈川県域の最近の最新遺跡情報について、各時代ごとに論ずることにより、『新たな日本史』像について再考し、文化遺産保護の意義について考えていきたい。
なお本講座は、1993(平成5)年の設立以来、神奈川県下で推進された高速道路整備計画などに関わる大規模発掘調査を実施し、次々とめざましい調査成果をあげてきた(公財)かながわ考古学財団の全面的な協力を得て企画されたものです。今世紀になってから、この20 年来の発掘調査の「成果を総ざらえ」となろう。

【講座スケジュール】
第1回 7月 9日(土) 「かながわ発掘ものがたり~発掘調査史からみた郷土・神奈川」【西川 修一】
詳細:神奈川県下の遺跡分布を概説します。また考古学の黎明期から戦後までの発掘調査の歴史を概観し、考古学研究や遺跡調査の歴史を振り返り、県下の考古学の発展と遺跡保護の進展について考えます。また考古学と現代社会の関係についても言及していきます。
第2回 7月16日(土) 「敷石住居をつくった人々-縄文後期社会を探る-」縄文時代【小川 岳人】
詳細:縄文時代中期末~後期前葉、関東地方では床に石を敷いた住居「敷石住居」がつくられます。床に敷かれた石の総重量は、数百kg~1t 近くにおよぶこともあります。このような住居はなぜつくられたのでしょうか? またどのような社会的背景があったのでしょうか? 発掘調査の成果をもとに、住居に敷かれた石とその運搬に焦点をあてながら、当時の社会について考えます。
第3回 7月23日(土) 「相模国における終末期古墳の実像に迫る」弥生・古墳時代【新山 保和】
詳細:相模国における終末期古墳について、最新の調査成果を紹介しながら、新たな終末期古墳の実像に迫りたい。特に、伊勢原市内の調査成果からは多くの新知見が得られており、最新の研究成果を踏まえてお話したい。
第4回 7月30日(土) 「古代の遺跡調査成果について」 奈良・平安時代【高橋 香】
詳細:近年の発掘調査の成果によって神奈川の古代の歴史も大きくかわってきました。新たな成果をお伝えするとともに、特に大山山麓の古代末~中世初頭にかけての信仰の世界についても少し触れていきます。
第5回 8月 6日(土) 「近世・近代考古学の調査成果について」 江戸~明治期の考古学【天野 賢一】
詳細:約300年前の富士山宝永大噴火に直面した人々と幕府の対応から大規模災害における現代社会への教訓を学びます。また100 年前の関東大震災で壊滅的な打撃を受けた横浜外国人居留地の様相から近代考古学の可能性を探ります。

備考

【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。

講師陣

名前 西川 修一
肩書き 日本考古学協会員
プロフィール
名前 小川 岳人
肩書き (公財)かながわ考古学財団 調査研究部出土品整理課
プロフィール
名前 新山 保和
肩書き (公財)かながわ考古学財団 調査研究部発掘調査課
プロフィール
名前 髙橋 香
肩書き (公財)かながわ考古学財団 調査研究部発掘調査課
プロフィール
名前 天野 賢一
肩書き (公財)かながわ考古学財団 調査研究部発掘調査課
プロフィール
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