講座詳細情報
申し込み締切日:2022-04-26 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:22A1601900
幕末日本の国際都市、その歴史と現在【対面講座】
- 開催日
- 5月10日(火)、 5月24日(火)、 5月31日(火)、 6月 7日(火)、 6月14日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 12:30~14:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 9,000円
- 定員
- 40
- その他
- 8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
この講座では日本の幕末時代に開港したー長崎・下田・横浜・函館・神戸ーのそれぞれの歴史や現在を探ります。小さな漁村だった長崎は1570 年に大村純忠によって開港された。翌年、1571年ポルトガル船が初来航し、日本人と欧米人の巡り合いの場になり、1641年に出島にある商館に厳しく監禁されたオランダ人たち以降幕末時代まで日本唯一の法律上の国際港でした。1853 年アメリカやロシアからの黒船が来航し、幕府は世界情勢の流れに従って長崎と上記の港を次々と欧米列強諸国の軍艦や商船に開港せざるをえなかった。開港した港はそれぞれ歴史を持ち、独自に国内外の情勢を反映し自分なりに発達し、日本の近代化に役割を果たしました。その中で、お互いに影響を与えながら共通点や継続的なところもあり、それは現在の姿にも見られます。それらの点をはっきり反映する当時の物語やエピソードを紹介します。この講座ではテキスト、絵、地図、写真を用いて進みます。日本の国際港街巡りへようこそ。
【講座スケジュール】
第1回 5月10日(火) 日本の最初の「国際港」長崎をめぐって
詳細:1、ガリバーの「Nangasaki」からペリーの絶対「行かない」まで
2、” ぶらぶら武士” のロシアのプチャーチン中将の背景
3、1858 年ロシア軍艦アスコルド号と稲佐のロシア遊郭の誕生
4、1891 年ロシア皇太子ニコライの長崎滞在
5、稲佐の悟真寺のオランダ人やロシア人墓地
6、長崎・出島の現在の姿
第2回 5月24日(火) 「下田物語」VS「長崎物語」
詳細:1、1854 年吉田松陰の黒船乗りの事件
2、1854 年下田港やロシア軍艦Diana 号の津波による大災害
3、1855 年の「白人美人」の絵と森山栄之助(多吉郡)の英語作文
4、1856 年米国領事ハリスと幕府の奉行たちとの交渉
5、1857-58 年ハリスとヒュースケンの江戸への旅と江戸滞在中の出来事
6、現在の下田に残る米露の足跡や『黒船祭』の伝統
第3回 5月31日(火) 横浜ー英米人の江戸の近くの足場
詳細:1、横浜vs 神奈川の外交的争点
2、1859 年福沢諭吉と横浜の英語の看板
3、1859 ~横浜開港後の困難
4、外国人が見た幕末・明治横浜
5、20世紀横浜の二つの災害
6、横浜・みなとみらいの現在の姿
第4回 6月 7日(火) 函館ー日本のGibraltor のような優れた港
詳細:1、ロシアとのつながりーGolovnin からニコライまで
2、アメリカとのつながりーペリ提督ーとライス領事など
3、函館vs 長崎:場所、景色、言葉、港、街並みなど
4、函館の近代の姿や事情
第5回 6月14日(火) 神戸ー堺(大阪)、京都に近すぎる港
詳細:1、開港は1863 年まで延長した港~その背景
2、欧米人とのつながりのそれぞれの特徴
3、神戸とMorozov などの物語
4、神戸vs 横浜:災害、景色、街並み、文化、外国人墓地など
5、現在の神戸:北の町の異人館の観光地など
この講座では日本の幕末時代に開港したー長崎・下田・横浜・函館・神戸ーのそれぞれの歴史や現在を探ります。小さな漁村だった長崎は1570 年に大村純忠によって開港された。翌年、1571年ポルトガル船が初来航し、日本人と欧米人の巡り合いの場になり、1641年に出島にある商館に厳しく監禁されたオランダ人たち以降幕末時代まで日本唯一の法律上の国際港でした。1853 年アメリカやロシアからの黒船が来航し、幕府は世界情勢の流れに従って長崎と上記の港を次々と欧米列強諸国の軍艦や商船に開港せざるをえなかった。開港した港はそれぞれ歴史を持ち、独自に国内外の情勢を反映し自分なりに発達し、日本の近代化に役割を果たしました。その中で、お互いに影響を与えながら共通点や継続的なところもあり、それは現在の姿にも見られます。それらの点をはっきり反映する当時の物語やエピソードを紹介します。この講座ではテキスト、絵、地図、写真を用いて進みます。日本の国際港街巡りへようこそ。
【講座スケジュール】
第1回 5月10日(火) 日本の最初の「国際港」長崎をめぐって
詳細:1、ガリバーの「Nangasaki」からペリーの絶対「行かない」まで
2、” ぶらぶら武士” のロシアのプチャーチン中将の背景
3、1858 年ロシア軍艦アスコルド号と稲佐のロシア遊郭の誕生
4、1891 年ロシア皇太子ニコライの長崎滞在
5、稲佐の悟真寺のオランダ人やロシア人墓地
6、長崎・出島の現在の姿
第2回 5月24日(火) 「下田物語」VS「長崎物語」
詳細:1、1854 年吉田松陰の黒船乗りの事件
2、1854 年下田港やロシア軍艦Diana 号の津波による大災害
3、1855 年の「白人美人」の絵と森山栄之助(多吉郡)の英語作文
4、1856 年米国領事ハリスと幕府の奉行たちとの交渉
5、1857-58 年ハリスとヒュースケンの江戸への旅と江戸滞在中の出来事
6、現在の下田に残る米露の足跡や『黒船祭』の伝統
第3回 5月31日(火) 横浜ー英米人の江戸の近くの足場
詳細:1、横浜vs 神奈川の外交的争点
2、1859 年福沢諭吉と横浜の英語の看板
3、1859 ~横浜開港後の困難
4、外国人が見た幕末・明治横浜
5、20世紀横浜の二つの災害
6、横浜・みなとみらいの現在の姿
第4回 6月 7日(火) 函館ー日本のGibraltor のような優れた港
詳細:1、ロシアとのつながりーGolovnin からニコライまで
2、アメリカとのつながりーペリ提督ーとライス領事など
3、函館vs 長崎:場所、景色、言葉、港、街並みなど
4、函館の近代の姿や事情
第5回 6月14日(火) 神戸ー堺(大阪)、京都に近すぎる港
詳細:1、開港は1863 年まで延長した港~その背景
2、欧米人とのつながりのそれぞれの特徴
3、神戸とMorozov などの物語
4、神戸vs 横浜:災害、景色、街並み、文化、外国人墓地など
5、現在の神戸:北の町の異人館の観光地など
備考
【備考】
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容をオンライン講座へ変更または中止とする場合がございます。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容をオンライン講座へ変更または中止とする場合がございます。
講師陣
名前 | マコウミ・ウイリアム |
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肩書き | 元神奈川大学外国語学部・大学院教授 |
プロフィール | 太平洋に面するカリフォルニアに生まれ育ち、カリフォルニア州立大学で外国語や外国文化・歴史を大学院まで勉強し、ヨーロッパなどで数年間仕事や旅行をした後、1985年に来日して以来、日本の文化や外国人との交流史を研究しています。英語や比較文化、専門研究などの学問を担当し、長崎大学や神奈川大学で30年以上勤めました。その間数年間東京大学の非常勤講師としても勤めました。主な研究テーマは日本人と外国人の相互観や日本の幕末国際史です。主な業績は『Foreign Images and Experiences of Japan(2005)』、『The Opening of Japan(2006)』など数多くの記事や論文。 |