大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
ミエン・ヤオは中国南部から東南アジア大陸部山間地に広く分布する少数民族です。
山を利用する生活スタイルで移住を繰り返し、漢字文化圏を出ても、なお漢字経典を書写し続け、経典を用い儀礼を行っています。
儀礼にはミエン・ヤオの男性が祭司となるクヮーターン儀礼をはじめとし、婚礼や葬礼等の人生儀礼があります。
儀礼では神々の図像が掲げられ、切り紙で飾られ、豚が供犠され、呪術的なパフォーマンスがあり、ミエン・ヤオの精神世界が表された漢字経典が読誦され、ミエン・ヤオの移住の歴史や祭祀の起源伝承が歌われます。
漢字経典は数百年をかけて中国南部・ベトナム・タイへと移住したミエン・ヤオが同様の内容の経典を共通して伝承しており、共通する儀礼が継承され続けています。これは大変稀有なことといえ、人類文化遺産とも位置付けられます。
今回この中国・ベトナム・タイのミエン・ヤオの儀礼について種々な角度からひもといていきたいと考えます。

【講座スケジュール】
第1回10月 2日(土) ミエン・ヤオの儀礼を支える家族と祭司【吉野 晃】
第2回10月16日(土) 必ず経るべき人生儀礼“ クヮーターン”【吉野 晃】
第3回10月30日(土) 祭壇に掲げられる神々の図像【内海 涼子】
第4回11月13日(土) 儀礼の日“ クヮーターン”・“ トウサイ” の装い、婚礼の日の装い【内海 涼子】
第5回11月27日(土) 歌に込められたミエンのアイデンティティー 先祖の移住神話【廣田 律子】

【備考】
ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。

名前	吉野 晃
肩書き	東京学芸大学名誉教授、ヤオ族文化研究所理事
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名前	内海 涼子
肩書き	ヤオ族文化研究所研究員
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名前	廣田 律子
肩書き	神奈川大学教授、ヤオ族文化研究所所長
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