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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-08-06 / その他教養 / 学内講座コード:21A1602000

日本常民文化研究所主催講座 Japanese Folk Textile 日本の布 東北地方を中心に【ライブ配信(録画有)】 草木から生まれた美しき手仕事

主催:神奈川大学神奈川大学 オンライン講座(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
8月20日(金)、 8月27日(金)、 9月 3日(金)
講座回数
3回
時間
10:30~12:00
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
6,000円
定員
 - 
その他
5500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
布は、草木を素材とした織物の総称です。衣生活を中心に人々のくらしに欠かせないモノであり、日本では縄文時代からその遺物が確認できます。素材には、樹皮を利用する藤、?、楡科のオヒョウ、楮、また草皮を利用する大麻、苧麻、イラクサなどがあります。人々は長い時間と手間をかけて、これらの植物から繊維をとり、績み、紡いで糸をとり、織って布を製作し、衣類として用いてきました。
江戸時代に入ると製糸の容易さ、衣類としての着心地の良さ、また保温性と吸湿性を備えた木綿が普及します。長きにわたって衣生活を支えてきた樹皮や草皮を素材とした布は、庶民の衣類としての主役ではなくなりました。それでも、樹皮や草皮の中には、強靭性や防水性に優れているなど、それぞれの素材による布の特徴を活かし、生産や利用が続けられてきました。
これらの布や衣類は生活を支える実用品ですが、柳宗悦等によって「民衆的工芸」としても見出されてきました。オヒョウやイラクサを素材としたアイヌの衣類、大麻の布に補強と保温性を持たせた青森県津軽地方の「こぎん」や南部地方の「菱刺し」など、実用のために施された手仕事の美しさは現在でも高く評価されています。
本講座では、これらの布と人々のくらしをテーマにして紹介します。

【講座スケジュール】
第1回 8月20日(金) 木綿以前のこと【刈田 均】
第2回 8月27日(金) 会津の仕事着と民俗【佐々木 長生】
第3回 9月 3日(金) 津軽のコギン・南部の菱刺し【昆 政明】

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。


【備考】
「ライブ配信」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。
※講座は録画し、翌営業日12時頃に動画配信します。
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。

ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)※ライブ講座の場合
※マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。

◆オンライン講座受講方法および注意点◆
(1)KUポートスクエアのホームページ内にある「マイページへログインする」をクリック
(2)受講生番号とパスワードを入力
※マイページに入るには受講生番号とパスワードが必要です。講座を受講される前にマイページに入れるかご確認をお願いします。受講生番号やパスワードをお忘れの場合はKUポートスクエアまでご連絡ください。
(3)「講座申込状況」をクリック後、配信欄の「受講する」をクリックすると、「Zoom(ライブ配信)」が始まります。
※配信講座の録音・録画・写真撮影は固く禁止しています。
(4)資料のダウンロード欄の「ダウンロード」をクリックすると講座に使用する資料(レジュメ)をダウンロードする事ができます。

講師陣

名前 刈田 均
肩書き 横浜市歴史博物館主任学芸員、神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員
プロフィール 1965年生まれ。神奈川大学経済学部経済学科卒業。1989年から民俗担当の学芸員として横浜市歴史博物館の開設準備に携わり、現在に至る。日本常民文化研究所との協働による「屋根裏の博物館 実業家渋沢敬三が育てた民の学問」(2002年)、「和船と海運」(2017年)や「千歯扱き」(2013年)など、民具をテーマとした展覧会を主に担当している。
名前 佐々木 長生
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員、元福島県立博物館専門学芸員
プロフィール 1949年福島県相馬郡鹿島町生まれ。東北学院大学文学部史学科卒業。長年、『会津農書』及び会津の民具に関する研究をすすめる。福島県指定重要有形民俗文化財「会津の仕事着コレクション476点」、「会津の寝具コレクション104点」および国指定有形民俗文化財「会津の製蝋用具及び蝋釜屋967点と1棟」等の整理事業に携わる。『染める―会津型の技と文化―』(福島県立博物館、1997年)、「只見地方のボロサシコ―南会津地方の刺子の系譜をたどって―」(『会津の民俗 第35号』2006年)、「会津地方の仕事着をめぐる二、三の問題」(『会津若松市史研究 第3号』2001年)などの本テーマ関連著作がある。
名前 昆 政明
肩書き 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授
プロフィール 神奈川大学日本常民文化研究所所員
1950年生まれ。法政大学文学部地理学科卒業。青森県立郷土館学芸課長などを経て、2013年度より現職。日本常民文化研究所所員。海と人との関わりについて船と漁撈技術を中心に研究している。青森県立郷土館在職中は産業・民俗・民具・工芸・民芸分野を担当し、特別展示の企画開催業務に当たってきた。講座関連の特別展としては、「青森県民芸古作展」(1974年)、「刺しこぎんと菱刺し」(1976年)、「日本伝統工芸展」(1976年)、「背を飾る 東北の装飾衣類展」(1992年)ほか。
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