講座詳細情報
申し込み締切日:2021-05-10 / その他教養 / 学内講座コード:21A1600700
世界と対峙する習近平“皇帝”ー来年の党大会への道を占う 【オンデマンド配信】※5/25のみライブ配信
- 開催日
- 5月11日(火)、 5月18日(火)、 5月25日(火)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 12時配信 ※5/25のみライブ配信15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 6,000円
- 定員
- -
- その他
- 5500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
2018年春以来、貿易不均衡問題に始まって、先端通信技術での主導権争いから地政学的対立までをも抱え込んだ米中対立は、仕掛け人のドナルド・トランプ氏が昨秋の大統領選挙に敗れて、ジョー・バイデン新大統領が登場したことで局面は一変した。バイデン政権がどういう対中戦略で臨んで来るかは今のところ未知数である。
一方の中国はトランプ政権との対決、コロナ禍の処理をとにかく無難に乗り切った形であるが、その間に習近平政権は香港に「香港国家安全維持法」を施行し、これまで認めてきた市民の各種自由を大幅に制限し、「一国二制度」を完全に骨抜きにした。また国内のウイグル族やチベット族に対しても「中華民族共同体意識」の徹底、「宗教の中国化」などきびしい一体化政策を進めている。
これらは1 年半後の2022年秋に迫った共産党大会で実質無期限となった国家主席の続行を抵抗なく認めさせ、実質的に“ 習近平皇帝” を実現するための強硬政策であろう。
その習近平の野望は実現するのか、様々な角度から検証してみたい。
【講座スケジュール】
第1回 5月11日(火)
詳細:2019、20年は中国にとって波乱に満ちた2 年間であった。19年は対米関係が「新冷戦」という言葉に象徴されるように緊張状態を続け、それに重なるように香港での「逃亡犯大陸送還条令」反対運動が激化した。そして20年が明けるや、内陸の武漢で新型コロナウイルスによる肺炎が発生し、これは世界的なパンデミックへとつながった。その中で「内容」欄でのべたような強硬な国内政策が実施されたのである。まず1 回目はこの間の経過を振り返りつつ、浮かび上がった諸問題を整理する。
第2回 5月18日(火)
詳細:対外的緊張の中で国内の状況はどうであったか。政府はいちはやくコロナ禍から立ち直り、経済は順調に回復したと言い、国内の貧困撲滅にも成功したと強調しているが、一方では金融不安がささやかれ、鳴り物入りで進められた「一帯一路」政策の停滞が目立つなど、問題も多い。中国の現状を見渡す回とする。
第3回 5月25日(火)
詳細:米にバイデン新政権が誕生してほぼ半年、その内外政策が徐々に明らかになりつつあるはずなので、その対中国政策を検討するとともに、習近平長期政権の政治的基盤に問題がないか。あるとすればどんな問題があるか、を見渡して、締めくくりとする。
※ライブ配信 15:00~16:30(オンデマンド配信 5/26(水)12:00)
2018年春以来、貿易不均衡問題に始まって、先端通信技術での主導権争いから地政学的対立までをも抱え込んだ米中対立は、仕掛け人のドナルド・トランプ氏が昨秋の大統領選挙に敗れて、ジョー・バイデン新大統領が登場したことで局面は一変した。バイデン政権がどういう対中戦略で臨んで来るかは今のところ未知数である。
一方の中国はトランプ政権との対決、コロナ禍の処理をとにかく無難に乗り切った形であるが、その間に習近平政権は香港に「香港国家安全維持法」を施行し、これまで認めてきた市民の各種自由を大幅に制限し、「一国二制度」を完全に骨抜きにした。また国内のウイグル族やチベット族に対しても「中華民族共同体意識」の徹底、「宗教の中国化」などきびしい一体化政策を進めている。
これらは1 年半後の2022年秋に迫った共産党大会で実質無期限となった国家主席の続行を抵抗なく認めさせ、実質的に“ 習近平皇帝” を実現するための強硬政策であろう。
その習近平の野望は実現するのか、様々な角度から検証してみたい。
【講座スケジュール】
第1回 5月11日(火)
詳細:2019、20年は中国にとって波乱に満ちた2 年間であった。19年は対米関係が「新冷戦」という言葉に象徴されるように緊張状態を続け、それに重なるように香港での「逃亡犯大陸送還条令」反対運動が激化した。そして20年が明けるや、内陸の武漢で新型コロナウイルスによる肺炎が発生し、これは世界的なパンデミックへとつながった。その中で「内容」欄でのべたような強硬な国内政策が実施されたのである。まず1 回目はこの間の経過を振り返りつつ、浮かび上がった諸問題を整理する。
第2回 5月18日(火)
詳細:対外的緊張の中で国内の状況はどうであったか。政府はいちはやくコロナ禍から立ち直り、経済は順調に回復したと言い、国内の貧困撲滅にも成功したと強調しているが、一方では金融不安がささやかれ、鳴り物入りで進められた「一帯一路」政策の停滞が目立つなど、問題も多い。中国の現状を見渡す回とする。
第3回 5月25日(火)
詳細:米にバイデン新政権が誕生してほぼ半年、その内外政策が徐々に明らかになりつつあるはずなので、その対中国政策を検討するとともに、習近平長期政権の政治的基盤に問題がないか。あるとすればどんな問題があるか、を見渡して、締めくくりとする。
※ライブ配信 15:00~16:30(オンデマンド配信 5/26(水)12:00)
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
【備考】
「オンデマンド配信」では事前に収録した講義(約1時間)を受講できます。ライブ講座とは異なり、場所や時間を選ばず、自由に何回でも視聴できます。
「ライブ配信」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。(講座は録画し、翌日12時頃に動画配信します)
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。
ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)※ライブ講座の場合
※マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。
◆オンライン講座受講方法および注意点◆
(1)KUポートスクエアのホームページ内にある「マイページへログインする」をクリック
(2)受講生番号とパスワードを入力
※マイページに入るには受講生番号とパスワードが必要です。講座を受講される前にマイページに入れるかご確認をお願いします。受講生番号やパスワードをお忘れの場合はKUポートスクエアまでご連絡ください。
(3)「講座申込状況」をクリック後、配信欄の「受講する」をクリックすると、「動画の再生(オンデマンド配信)」が始まります。
ライブ配信の場合は「講座申込状況」をクリック後、配信欄の「受講する」をクリックすると、「Zoom(ライブ配信)」が始まります。
※配信講座の録音・録画・写真撮影は固く禁止しています。
(4)資料のダウンロード欄の「ダウンロード」をクリックすると講座に使用する資料(レジュメ)をダウンロードする事ができます。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
【備考】
「オンデマンド配信」では事前に収録した講義(約1時間)を受講できます。ライブ講座とは異なり、場所や時間を選ばず、自由に何回でも視聴できます。
「ライブ配信」では、ビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。(講座は録画し、翌日12時頃に動画配信します)
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。
ご受講にあたり下記のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
1.パソコン・スマートフォン・タブレットなどの端末
2.インターネット環境
3.マイク(内蔵または外付け) ※ライブ講座の場合
4.ウェブカメラ(内蔵または外付け)※ライブ講座の場合
※マイク付きヘッドフォンセットの場合、音声をクリアに聞く・話すことができます。
◆オンライン講座受講方法および注意点◆
(1)KUポートスクエアのホームページ内にある「マイページへログインする」をクリック
(2)受講生番号とパスワードを入力
※マイページに入るには受講生番号とパスワードが必要です。講座を受講される前にマイページに入れるかご確認をお願いします。受講生番号やパスワードをお忘れの場合はKUポートスクエアまでご連絡ください。
(3)「講座申込状況」をクリック後、配信欄の「受講する」をクリックすると、「動画の再生(オンデマンド配信)」が始まります。
ライブ配信の場合は「講座申込状況」をクリック後、配信欄の「受講する」をクリックすると、「Zoom(ライブ配信)」が始まります。
※配信講座の録音・録画・写真撮影は固く禁止しています。
(4)資料のダウンロード欄の「ダウンロード」をクリックすると講座に使用する資料(レジュメ)をダウンロードする事ができます。
講師陣
名前 | 田畑 光永 |
---|---|
肩書き | 元神奈川大学教授 、ジャーナリスト |
プロフィール | 1960年東京外国語大学中国語科卒業、同年TBSに入社。中国北京・香港支局長、TBSテレビキャスターなど歴任。1996年から2006年まで神奈川大学教授。専門は現代中国論、マスコミ論。主要著書に『勝った中国・負けた日本― 記事が映す断絶八年の転変―(一九四五年~一九五二年)』(御茶の水書房)、『中国を知る』『?小平の遺産』(以上、岩波書店)、『中国のしくみ』(ナツメ社)など。 |