講座詳細情報
申し込み締切日:2019-12-25 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:19B1614901
ユーロ・コイン、ディープな楽しみ方 古代ギリシャからのDNA を探りながら
- 開催日
- 1月15日(水)、 1月22日(水)、 1月29日(水)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 30
- その他
- 4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
2002 年1 月にドイツ、フランスなどEUヨーロッパ連合加盟12 カ国でユーロが流通を始めてから間もなく20 年になります。現在はスロベニア、エストニアなど7 カ国、さらにモナコなど4カ国を含めた計23 カ国が独自デザインのユーロ・コインを発行しています。これまでに発行されたユーロ・コインはデザイン別で142 種にのぼり、また2 ユーロ記念貨も2018 年時点で283 種も発行されています。
本講座では海外旅行で手にする機会も多いユーロ・コイン425 種の多彩なデザインを源流である古代ギリシャ・コインから現代まで歴史をたどりながらトコトン、ディープに楽しみます。
【講座スケジュール】
第1回 1月15日(水) ユーロ・コインの源流を探る【関川太郎】
詳細:ユーロ・コインに描かれた様々なデザインの源流は古代ギリシャ・ローマのコインにあるとされています。古代世界ではコインのデザインは大きく変化し、紆余曲折の道を歩みました。そこでは、現代では当たり前のデザインが禁止される一方で、現代ではありえないデザインが許されたりしました。
古代コインのデザインがどのように生まれ、それが社会情勢によってどのように変化したのか、実際に古代コイン現品を鑑賞しながら探ります。そしてユーロ・コインに受け継がれている人間社会や歴史のDNAを明らかにします。
第2回 1月22日(水) 社会は常に標準貨幣を求め、ユーロが誕生した【二橋瑛夫】
詳細:歴史上、どの時代にもその地域、社会で標準となるコインが存在していました。古代ギリシャ・アテネのコイン、古代ローマのコインはいずれも地中海世界における標準コインでもありました。現在はアメリカ・ドル紙幣が圧倒的にその役目を担っています。
ヨーロッパでも中世べネチアの金貨から19世紀まで、さまざまな標準貨幣が登場し、また金本位制貨幣制度などによって標準貨幣を確立しようという試みもありました。
ユーロ・コインもそうした標準コインのDNAを受け継いでいます。標準コインの系譜やデザインなどにも注目しながらユーロ・コイン誕生の歴史を紐解きます。
第3回 1月29日(水) ユーロ・コインをトコトン楽しむ【二橋瑛夫】
詳細:ユーロ・コインはドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オーストリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、アイルランド、フィンランド、ギリシャ、スロベニア、スロバキア、マルタ、キプロス、エストニア、ラトビア、リトアニアの19 カ国とフランス、イタリアなどと特別な関係にあるモナコ、バチカン、サンマリノ、アンドラの4 カ国を加えた23 カ国が発行中です。1 セント貨から2 ユーロ貨まで8 額面あり、表面が共通デザイン、裏面が各国独自デザインで、すでに一度10 セント貨から2 ユーロ貨まで6 額面の共通デザインは変更されています。コイン現品に接してデザインをトコトン、ディープに楽しみます。
2002 年1 月にドイツ、フランスなどEUヨーロッパ連合加盟12 カ国でユーロが流通を始めてから間もなく20 年になります。現在はスロベニア、エストニアなど7 カ国、さらにモナコなど4カ国を含めた計23 カ国が独自デザインのユーロ・コインを発行しています。これまでに発行されたユーロ・コインはデザイン別で142 種にのぼり、また2 ユーロ記念貨も2018 年時点で283 種も発行されています。
本講座では海外旅行で手にする機会も多いユーロ・コイン425 種の多彩なデザインを源流である古代ギリシャ・コインから現代まで歴史をたどりながらトコトン、ディープに楽しみます。
【講座スケジュール】
第1回 1月15日(水) ユーロ・コインの源流を探る【関川太郎】
詳細:ユーロ・コインに描かれた様々なデザインの源流は古代ギリシャ・ローマのコインにあるとされています。古代世界ではコインのデザインは大きく変化し、紆余曲折の道を歩みました。そこでは、現代では当たり前のデザインが禁止される一方で、現代ではありえないデザインが許されたりしました。
古代コインのデザインがどのように生まれ、それが社会情勢によってどのように変化したのか、実際に古代コイン現品を鑑賞しながら探ります。そしてユーロ・コインに受け継がれている人間社会や歴史のDNAを明らかにします。
第2回 1月22日(水) 社会は常に標準貨幣を求め、ユーロが誕生した【二橋瑛夫】
詳細:歴史上、どの時代にもその地域、社会で標準となるコインが存在していました。古代ギリシャ・アテネのコイン、古代ローマのコインはいずれも地中海世界における標準コインでもありました。現在はアメリカ・ドル紙幣が圧倒的にその役目を担っています。
ヨーロッパでも中世べネチアの金貨から19世紀まで、さまざまな標準貨幣が登場し、また金本位制貨幣制度などによって標準貨幣を確立しようという試みもありました。
ユーロ・コインもそうした標準コインのDNAを受け継いでいます。標準コインの系譜やデザインなどにも注目しながらユーロ・コイン誕生の歴史を紐解きます。
第3回 1月29日(水) ユーロ・コインをトコトン楽しむ【二橋瑛夫】
詳細:ユーロ・コインはドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、オーストリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルク、アイルランド、フィンランド、ギリシャ、スロベニア、スロバキア、マルタ、キプロス、エストニア、ラトビア、リトアニアの19 カ国とフランス、イタリアなどと特別な関係にあるモナコ、バチカン、サンマリノ、アンドラの4 カ国を加えた23 カ国が発行中です。1 セント貨から2 ユーロ貨まで8 額面あり、表面が共通デザイン、裏面が各国独自デザインで、すでに一度10 セント貨から2 ユーロ貨まで6 額面の共通デザインは変更されています。コイン現品に接してデザインをトコトン、ディープに楽しみます。
講師陣
名前 | 関川 太郎 |
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肩書き | 古代コイン研究家 |
プロフィール | 1962 年生まれ。1986 年京都教育大学卒業。宝飾品のデザイン、販売事業を営む中で古代コインを使用したジュエリーに接し、古代コインの豊かな芸術性に魅了され、2002 年頃より古代ギリシャ・コインの収集・研究を始める。2004 年「外国コイン研究会」に入会、現在幹事。 |
名前 | 二橋 瑛夫 |
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肩書き | 外国コイン研究家、コインみゅーじあむ設立準備室代表 |
プロフィール | 1947 年生まれ。1971 年東京学芸大学卒業。1958 年グリコの「コインで学ぼう世界の歴史」キャンペーンに触発されてコインの収集・研究を始める。1993 年「外国コイン研究会」設立に参画、現在幹事。1997 年から日本貨幣商協同組合刊『世界の通貨ニュース』のコイン関係記事執筆、編集。著作に『英国コインの楽しみ』(共編、1990 年(株)銀座コイン刊)、『世界コイン図鑑』(共編著、2002 年日本専門図書出版(株)刊)他。 |