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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-11 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:19B1612001

考古学が描きだすヤマタイ国時代の列島の姿 III 最新発掘情報による古代史像再考

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月12日(土)、10月26日(土)、11月 2日(土)、11月 9日(土)、11月16日(土)
講座回数
5回
時間
15:30~17:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
50
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
日本列島の弥生時代の後期(紀元2~3 世紀頃)の様子を記した『魏志倭人伝』には、邪馬台国の女王・卑弥呼の存在、「倭国大乱」の記載、中国王朝との交渉や隣国・狗奴国との対立の様子などが記されている。続く4 世紀には奈良盆地を中心に巨大な前方後円墳の築造が開始され、ほどなく列島各地に波及する。この間の歴史の動きは、国家形成という重要な事柄にかかわるもので、いわゆるヤマタイ国論争・ヤマト政権成立にかかる議論は多くのひとの興味関心を惹きつけている。しかし文字史料としての限界もあり、なかなか難しい問題である。近年、全国で大規模な遺跡調査が進展し、その成果は膨大なものがある。遺跡発掘調査の成果は、新聞やテレビを賑やかす様な「発見」にとどまらず、たくわえられた膨大な発掘資料から解明されつつあることも数多い。昨年に引き続き、本講座では新進気鋭の研究者により、最新の研究成果や分析法によって新たな列島史を平易に述べる。特に本年は、本州島中央部と周縁部の文化を比較して取り上げることにより、列島史の多様性に光を当て、「常識的な日本史像」の再考を迫りたい。

【講座スケジュール】
第1回10月12日(土) 古墳築造南限域の社会と広域交流―九州南部の古墳と隼人―【橋本 達也】
詳細:2000 年以降の発掘成果によって、かつての熊襲・隼人を前提とした素朴な九州南部の古代史観は大きな転換を迎えた。日本列島の共通圏は如何に生み出されたのか、九州南部の古墳から考え、また新たな隼人論に迫る。
第2回10月26日(土) 列島東部の倭人たちの多様性―海洋民を中心として―【西川 修一】
詳細:各地の遺跡発掘情報からもたらされた新知見をもとに、最新の考古学事情について概説するとともに、文化財保護の実情とその未来像について展望する。特に海洋民の交流を中心に列島各地との交流を取り上げる。
第3回11月 2日(土) 西暦250 年、狗奴国の行方【赤塚 次郎】
詳細:西暦247 年。女王「卑弥呼」に反旗を翻した唯一の国、男王「ヒミココ」に率いられた狗奴国。その抗争の中で「卑弥呼」が死亡し、「男王」がたち、やがて「宗女壱与」が登場する。その過程でヤマトにいくつかの大型前方後円(方)墳が登場し、各地域でも爆発的に古墳造営が進む。大阪湾・ヤマトから伊勢湾に存在する「3 世紀古墳や遺跡」から初期倭王権の実力と卑弥呼に戦いを挑んだ狗奴国の?末を考える。
第4回11月 9日(土) 倭人と韓半島の交流― 考古学が明らかにする渡来人の役割―【中久保辰夫】
詳細:日本史に登場する「渡来人」。最新の研究では文献に記されていない彼らの故郷や移住先まで判明してきていた。渡来人の旅のあとをたどり、外来文化を摂取する日本文化の基層まで掘り下げて考えてみたい。
第5回11月16日(土) 倭人と北に生きる人々の文化【大島 直行】
詳細:倭人の文化と北に生きた人々の文化の関連性について従来とは異なる視点から読み解く。縄文文化は二つの文化にどのような影響を与えたのか。その結果、両者の文化はどのように変遷したのかなどについて論じたい。

講師陣

名前 橋本 達也
肩書き 鹿児島大学教授
プロフィール
名前 赤塚 次郎
肩書き 特定非営利活動法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク理事長
プロフィール
名前 中久保 辰夫
肩書き 京都橘大学准教授
プロフィール
名前 大島 直行
肩書き 札幌医科大学客員教授
プロフィール
名前 西川 修一
肩書き 日本考古学協会員
プロフィール
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