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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-22 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:19B1610701

建国70 周年の中国―波乱の内と外

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月 5日(火)、11月12日(火)、11月19日(火)
講座回数
3回
時間
15:00~16:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
5,000円
定員
50
その他
4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
今年の10 月1 日は中国建国70 周年の国慶節である。日本のような年号のない中国では「令和新時代」に匹敵する区分はないが、最高指導者のそれぞれを一時代とみれば、毛沢東、?小平、江沢民、胡錦涛を継いだ5 代目の習近平は自らその治世を「習近平新時代」と名付けた。
ではその新時代の使命はなにか。GDP 総量で日本を抜いて世界第2 位の経済大国となった胡錦涛時代を引き継いだからには、世界の先進国に追いつくことを習近平は「中華復興の夢」と名付けて、その実現を自らの任務としている。
しかし、その道は平坦ではない。昨年の貿易摩擦から始まった米との対立は「新冷戦」ともいうべき深刻なものとなり、中国の前途に大きな影を落としている。世界が注目する「新冷戦」の経過をたどり、これからを予測しつつ、同時に国内の政治経済状況にも目を配って、中国の「今」を浮き彫りにしてみたい。

【講座スケジュール】
第1回11月 5日(火)
詳細:「習近平新時代」の中身を検討する。習近平は自らの手で憲法を改正して、これまで10 年とされてきた国家主席の任期をなくし、無期限の長期政権を可能にした。それは何を意味するか。政治経済の現状から習近平政治の特色を吟味したい。
第2回11月12日(火)
詳細:米との「新冷戦」を取り上げる。この対立は貿易摩擦から始まって先端技術の覇権争い、さらには国のありかたにまで及ぶ広汎な分野に広がっているが、同時にトランプ、習近平という両国の指導者の個性もまた色濃く反映されている。いずれにしろその決着の仕方はその後の世界に大きく影響するだろう。世界の中の米中対立という視点を忘れずに、多様な対立を腑分けする。
第3回11月19日(火)
詳細:米との対立が注目を集めた一方で、それと無関係に6 月に突如起こった香港での「逃亡犯引き渡し条令」改正反対の大衆運動も世界を驚かせた。100 万人、200 万人という大きなデモがあの小さな香港を揺さぶった。また今まさに、激しく戦われている台湾の総統選挙も中華世界の今後に大きく影響すると思われる。この両者に光を当てる。

講師陣

名前 田畑 光永
肩書き 元神奈川大学教授 、ジャーナリスト
プロフィール 1960 年東京外国語大学中国語科卒業、同年TBS に入社。中国北京・香港支局長、TBS テレビキャスターなど歴任。1996 年から2006 年まで神奈川大学教授。専門は現代中国論、マスコミ論。主要著書に『勝った中国・負けた日本― 記事が映す断絶八年の転変―(一九四五年~一九五二年)』(御茶の水書房)、『中国を知る』『?小平の遺産』(以上、岩波書店)、『中国のしくみ』(ナツメ社)など。
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