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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-05-09 / 政治:心理:その他教養 / 学内講座コード:19A1610901

アジアの視点 その15

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月10日(金)、 5月17日(金)、 5月24日(金)、 5月31日(金)、 6月14日(金)、 6月21日(金)、 6月28日(金)、 7月 5日(金)、 7月12日(金)、 7月19日(金)
講座回数
10回
時間
16:00~17:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
15,500円
定員
50
その他
13,900円(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
「会議は踊る。されど進まず」。この句は、1814 年、オーストリア帝相メッテルニヒが主導したナポレオン戦争の戦後処理を行ったウィーン会議が停滞し、社交活動だけが来る日も来る日も繰り返されたことを当時のリーニュ侯爵が述べた言葉であるが、広く知られている。それにも拘らず、この会議の評価は成功的なものであった。
ところで、2018 年6 月、朝鮮半島の「非核化」を議題にシンガポールで開催された「米・朝会談」の展望は、いまなお不透明である。核の時代において、核兵器の存在が世界、そして特にアジアの運命を脅かしていることは自明のことである。では、アジア諸国の指導者たちはそれぞれ、アジアの未来をどのように構想しているのであろうか。
この講座では、アジアや朝鮮半島の現実的な状況を踏まえて、アジアを展望しようとするものである。講師たちはそれぞれの専門分野において、長い間アジアを研究した研究者や実務家たちによって構成されており、従って、この講座においてもアジアの政治的実体や全体像をきるだけ正確に浮彫りにするため、全力を尽くしたい。

■コーディネーター:郷田正萬

【講座スケジュール】
第1回 5月10日(金) 東アジアにおける平和の条件【中村 研一】
第2回 5月17日(金) 中国の台頭と日本の対応【道下 徳成】
第3回 5月24日(金) 4月大統領選挙後のインドネシアの政治と外交【川村 晃一】
第4回 5月31日(金) 中国と米国― 複雑化する対立の構造【天児 慧】
第5回 6月14日(金) ロシアの現状と平和条約の展望【下斗米 伸夫】
第6回 6月21日(金) ベトナム:米中覇権戦争の草刈り場【坪井 善明】
第7回 6月28日(金) 2019年総選挙とインド政治のゆくえ【竹中 千春】
第8回 7月 5日(金) 米朝首脳再会談後の北朝鮮外交と国内体制【小牧 輝夫】
第9回 7月12日(金) 現代中国における都市化政策の動向【柳澤 和也】
第10回 7月19日(金) 文在寅政権の内政と外交【郷田 正萬】

講師陣

名前 中村 研一
肩書き 北海道大学名誉教授
プロフィール 1948 年神奈川県生まれ。72 年東大理学部卒業、74 年同法学部卒業し、同助手を経て、77 年以降、北大で国際政治、平和研究、国際公共政策を担当。著書『地球的問題の政治学』(岩波書店)、『暴力とことばー政治的なものとは何か』(北海道大学出版会)など。
名前 道下 徳成
肩書き 政策研究大学院大学(GRIPS)教授
プロフィール 1965 年生まれ。筑波大学国際関係学類卒。ジョンズ・ホプキンス大学(SAIS)修士および博士(国際関係論)。専門は日本の防衛・外交政策、朝鮮半島の安全保障。防衛省防衛研究所主任研究官、内閣官房副長官補付・参事官補佐などを経て現職。著書に『北朝鮮 瀬戸際外交の歴史、1966~2012 年』(ミネルヴァ書房、国際安全保障学会最優秀出版奨励賞受賞)等がある。
名前 川村 晃一
肩書き 独立行政法人 日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター東南アジア?研究グループ長代理
プロフィール 早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ジョージ・ワシントン大学大学院国際関係学研究科修士課程修了。1996 年にアジア経済研究所入所。専門はインドネシア政治、比較政治学。2002 年から2 年間ジョグジャカルタに滞在。編著で『新興民主主義大国インドネシアーユドヨノ政権の10 年とジョコウィ大統領の誕生』(アジア経済研究所、2015年)など。一方、「フォーサイト」に寄稿するなど時事問題にも明るい。
名前 天児 慧
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール ここ10 年近く、自分の本来の研究対象である現代中国政治よりも、アジア地域統合、その中でも日中関係、日本とアジアなどを考え、まとめ、発信してきた。その成果として、『中国・アジア・日本』(筑摩新書)、『日本再生の戦略』(講談社新書)、『アジア連合への道』(筑摩書房)、『膨張する中国と対外関係』『アジアの非伝統的安全保障』(以上、剄草書房)、『日中対立』(ちくま新書)、『中華人民共和国史新版』(岩波新書)などを出版。
名前 下斗米 伸夫
肩書き 法政大学法学部教授
プロフィール 1948 年札幌生まれ。1978 年東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。専攻は比較政治学、冷戦史、ロシア政治。成蹊大学法学部教授を経て1988 年から現職。著書に『図説ソ連の歴史』(河出書房新社)、『日本冷戦史(1945~56 年)』(岩波書店)など。
名前 坪井 善明
肩書き 早稲田大学政治経済学術院教授
プロフィール 1948 年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。フランスパリ大学社会科学高等研究院社会学博士号取得。北海道大学法学部教授を経て、1997 年より現職。ベトナム政治史・ベトナム現代政治専攻。「L?Empire vietnamien face ? la France et ? la Chine(1847?1885)」(L?Harmattan, Paris,1984)で渋沢・クローデル賞、『ヴェトナム「豊かさ」への夜明け』(岩波新書、1992)でアジア・太平洋賞特別賞受賞。『ヴェトナム現代政治』(東京大学出版会)、『ヴェトナム新時代、「豊かさ」への模索』(岩波新書)等、著作多数。
名前 竹中 千春
肩書き 立教大学法学部教授
プロフィール 1957 年東京生まれ。東京大学法学部卒業。専門はインドの現代政治や国際政治。主要著書に『盗賊のインド史 ― 帝国・国家・無法者』(有志舎)、『千春先生の平和授業/2011 ~2012/ 未来は子どもたちがつくる』(朝日学生新聞社)、『世界はなぜ仲良くできないの? ― 暴力の連鎖を解くために』(CCC メディアハウス)、近刊に『ガンディー 平和を紡ぐ人』(岩波新書、2018 年)など。
名前 小牧 輝夫
肩書き アジア経済研究所名誉研究員、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授
プロフィール 1940 年神戸生まれ。大阪市立大学経済学部卒業。アジア経済研究所に入所、部長、研究主幹などを務め、その後、国士舘大学21 世紀アジア学部教授、学部長などを歴任。2014 年から現職。主要著書に『朝鮮半島 ― 開放化する東アジアと南北対話』(編著)、『苦難の行進 ― 金正日時代の政治経済展望』(共編著)、『経済から見た北朝鮮』(共編著)など。
名前 柳澤 和也
肩書き 神奈川大学経済学部准教授
プロフィール 2001 年神奈川大学経済学部専任講師を経て2007 年から現職。専攻は中国経済論、近代中国経済史。主要著書に『近代中国における農家経営と土地所有』(御茶の水書房)、「高人口圧力下の後発国における開発と貧困」(神奈川大学経済学会)、「現代中国における『新型城鎮化』政策の検討」(神奈川大学経済学会)など。
名前 郷田 正萬
肩書き 神奈川大学名誉教授
プロフィール 東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。神奈川大学助教授、教授、法学研究所所長、アジア問題研究所所長を歴任。専門は国際政治学、アジア政治外交史。カリフォルニア大学(Berkeley/米国)・慶南大学(韓国)・復旦大学(上海/ 中国)の客員および招聘教授。国連政治過程とアジア地域統合について研究している。
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