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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-09 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:18A1612801

右大臣藤原実資の王朝時代(5月開講) 藤原道隆(道長の兄)の栄華を『小右記』に見る

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月10日(木)、 5月17日(木)、 5月24日(木)、 5月31日(木)、 6月14日(木)、 6月21日(木)、 6月28日(木)、 7月 5日(木)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
12,500円
定員
50
その他
11200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
藤原道隆(みちたか)といえば、あの藤原道長(みちなが)の兄であるとともに、清少納言(せいしょうなごん)がひたすら賞讃(しょうさん)した中宮定子(ちゅうぐうさだこ)の父親でもあります。その道隆は、生前、年若い一条天皇の関白(かんぱく)として、朝廷を牛耳(ぎゅうじ)って、ほしいままに栄華(えいが)を極めました。
この道隆の次に権力を握るのは、弟の道長ですが、実のところ、その道長の誇った栄華は、兄の道隆の栄華のあり方をまねたものでした。その意味では、道隆こそが、権力の見せびらかし方というものを最もよく心得る人物であったのかもしれません。
ただ、道隆がどのような人物であったのかは、道長びいきの『栄花物語(えいがものがたり)』や『大鏡(おおかがみ)』からでは、正確なところはわかりません。また、定子の家族を礼賛(らいさん)する『枕草子』からでも、道隆の人物像の全体を知ることはできません。
これに対して、道隆政権の要人であった藤原実資(さねすけ)の日記である『小右記』からは、道隆の多様な側面を知ることができます。そこには、『栄花物語』が黙殺した立派な道隆も、『枕草子』が眼を反らした卑劣な道隆も、さまざまに登場するのです。
この講座では、藤原道隆が一条天皇の関白として繁栄を謳歌(おうか)していた時代の貴族社会の様子を、藤原実資の『小右記』から再現してみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 5月10日(木) 正暦四年(九九三)春 その1
第2回 5月17日(木) 正暦四年春 その2
第3回 5月24日(木) 正暦四年春 その3
第4回 5月31日(木) 正暦四年夏 その1
第5回 6月14日(木) 正暦四年夏 その2
第6回 6月21日(木) 正暦四年夏 その3
第7回 6月28日(木) 正暦四年秋・冬
第8回 7月 5日(木) 正暦四年冬

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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