講座詳細情報
申し込み締切日:2018-05-15 / その他教養 / 学内講座コード:18A1612001
説話で読む神々の世界―沙石集 その2
- 開催日
- 5月16日(水)、 5月23日(水)、 5月30日(水)、 6月 6日(水)、 6月13日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
中世に編まれた説話集には、神や仏に関する霊験譚が少なからず収録されています。我々は、こうした説話を通して、当時の人々の生き生きとした信仰の姿を知ることが出来るのです。とりわけ、無住(1226-1312)によって著された『沙石集』は、中世説話の白眉といわれ、多くの因果応報譚や往生譚などを収める、宗教説話の宝庫といっていいでしょう。無住は、特定の宗派に偏らない、幅広い知識をもった諸宗兼学の学僧でした。
『沙石集』には様々な神仏説話がみえますが、なかでも巻一は、神々にまつわる物語を集めており、それらは中世の神祇信仰、神仏習合思想を考える上で、極めて重要な説話であるといっても言い過ぎではありません。
本講座では、前回に引き続き『沙石集』の読解を通して、中世における神々の世界を探っていきたいと考えています。今回は、巻一所収の全十話のうち、後半の第七話から第十話までを、五回にわたって読み進める予定です。説話本文はプリントで配布し、読解に必要な神話や仏教思想、あるいは神社仏閣に関する情報などは、関連資料や図版をみながらその都度丁寧に解説致します。また、前回の講座(その1)を受講されなかった方でも理解できるよう、初回に『沙石集』を読む上での基本的な知識と、第一話から第六話までの内容について説明いたします。是非ご参加ください。
【講座スケジュール】
第1回 5月16日(水) 第七話 神明ハ道心ヲ貴ヒ給事(前半)
第2回 5月23日(水) 第七話 神明ハ道心ヲ貴ヒ給事(後半)
第八話 生類ヲ神ニ供スル不審之事
第3回 5月30日(水) 第九話 和光ノ方便ニテ妄念ヲ止メタル事
第4回 6月 6日(水) 第十話 浄土宗ノ人 神明ヲ軽ムヘカラサル事(前半)
第5回 6月13日(水) 第十話 浄土宗ノ人 神明ヲ軽ムヘカラサル事(後半)
中世に編まれた説話集には、神や仏に関する霊験譚が少なからず収録されています。我々は、こうした説話を通して、当時の人々の生き生きとした信仰の姿を知ることが出来るのです。とりわけ、無住(1226-1312)によって著された『沙石集』は、中世説話の白眉といわれ、多くの因果応報譚や往生譚などを収める、宗教説話の宝庫といっていいでしょう。無住は、特定の宗派に偏らない、幅広い知識をもった諸宗兼学の学僧でした。
『沙石集』には様々な神仏説話がみえますが、なかでも巻一は、神々にまつわる物語を集めており、それらは中世の神祇信仰、神仏習合思想を考える上で、極めて重要な説話であるといっても言い過ぎではありません。
本講座では、前回に引き続き『沙石集』の読解を通して、中世における神々の世界を探っていきたいと考えています。今回は、巻一所収の全十話のうち、後半の第七話から第十話までを、五回にわたって読み進める予定です。説話本文はプリントで配布し、読解に必要な神話や仏教思想、あるいは神社仏閣に関する情報などは、関連資料や図版をみながらその都度丁寧に解説致します。また、前回の講座(その1)を受講されなかった方でも理解できるよう、初回に『沙石集』を読む上での基本的な知識と、第一話から第六話までの内容について説明いたします。是非ご参加ください。
【講座スケジュール】
第1回 5月16日(水) 第七話 神明ハ道心ヲ貴ヒ給事(前半)
第2回 5月23日(水) 第七話 神明ハ道心ヲ貴ヒ給事(後半)
第八話 生類ヲ神ニ供スル不審之事
第3回 5月30日(水) 第九話 和光ノ方便ニテ妄念ヲ止メタル事
第4回 6月 6日(水) 第十話 浄土宗ノ人 神明ヲ軽ムヘカラサル事(前半)
第5回 6月13日(水) 第十話 浄土宗ノ人 神明ヲ軽ムヘカラサル事(後半)
講師陣
名前 | 平沢 卓也 |
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肩書き | 早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員 |
プロフィール | 1967 年東京都生まれ。國學院大學卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は神道思想史、神仏習合史。論文に「山王の受戒―中古天台における神祇観の一斑―」(『東洋の思想と宗教』22)、「〈和光同塵灌頂〉考」(伊藤聡編『中世神話と神祇・神道世界』竹林舎)、「変容する神仏関係―寛文・延宝期の伊勢神宮―」(『説話文学研究』49)などがある。 |