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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-05-28 / その他教養 / 学内講座コード:18A1610801

大転換期のヨーロッパ その3 かながわ大学生涯学習推進協議会共同公開講座

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月29日(火)、 6月 5日(火)、 6月12日(火)、 6月19日(火)、 6月26日(火)、 7月 3日(火)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
50
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
先進国危機の時代の欧州にスポットを当て英国EU 離脱、トランプ米大統領政策、多数の移民難民の流入、それに伴う右翼の台頭など欧州が直面する危機を解明する。次いで移民難民問題の内実に迫る。2017 年、EU 主導の仏独両国で国政選挙があり、フランスの大統領選挙で、EU 改革を掲げる39 歳のマクロン中道候補が圧勝、右翼ルペン候補を退けた。ドイツの総選挙ではメルケル率いるCDU・CSU は第一党の座を確保したが大幅に後退。難民移民受け入れが裏目に。ところで、ドイツは統一後、構造改革、ユーロ導入、好調な輸出で経済停滞から立ち直り、ユーロ圏ではドイツ一人勝ち。マクロン大統領はユーロ圏財務相創設という大胆な改革案を提案したが、ドイツはどう応えるか。独仏新体制によるEU 再構築が始動。

【講座スケジュール】
第1回 5月29日(火) 先進国危機(パワートランジション)とEU【羽場久美子】
詳細:欧州は歴史的転換の時代を迎えている。イギリスのEU 離脱、トランプ大統領、欧州での右派の成長、移民難民の流入にどう対処すべきか。先進国危機の時代の、欧州の国際関係を検討する。

第2回 6月 5日(火) 移民難民問題とEU【羽場久美子】
詳細:2015―16 年にかけて100 万人流入した難民問題、現在3500 万人に及ぶ移民難民問題は、欧州社会に影を落としている。フランス、ドイツ、ベルギー、スペインでのテロ、カタルーニャの独立の動きなど、多様化に揺れる欧州の内実を分析する。

第3回 6月12日(火) 仏独新体制がEU 再生に挑む【石井 伸一】
詳細:フランス、ドイツで国政選挙があり、フランスでは親EU 路線を前面に掲げる39 歳のエマニュエル・マクロン中道候補が圧勝、大統領に就任、一方、ドイツの総選挙でメルケル首相率いるCDU.CSU は辛勝ながら第一党の座を確保。この新独仏体制の主導でEU 再構築に挑む。

第4回 6月19日(火) フランスに現代の政治革命の旋風が巻き起こった【石井 伸一】
詳細:フランスの大統領選挙で、政界では無名のマクロン中道候補が得票率で66%、国民戦線党首マリーヌ・ルペンの33.9% を大幅に上回り圧勝。淀みのないアピールに有権者は新時代の息吹を感じたとみられる。二大既成政党は大敗した。ドゴール、ミッテランに次ぐリーダーが誕生。

第5回 6月26日(火) ドイツとユーロ―ユーロ圏でのドイツの一人勝ちと今後【田中 素香】
詳細:東西ドイツの統一でドイツ経済は停滞したが、労働市場改革、ユーロ導入、中国への好調な輸出で立ち直り、リーマンショック後ユーロ圏でドイツ一人勝ちとなった。一人勝ちは今日も続いているのか。ドイツが進める技術革命「インダストリー4.0」は将来の一人勝ちとどう関わるのだろうか。

第6回 7月 3日(火) ユーロの制度改革とそのゆくえ―フランスのマクロン大統領の構想を中心に【田中 素香】
詳細:世界初の統一通貨ユーロは12 年間の危機でユーロ崩壊と騒がれたが、フランスのマクロン大統領はユーロ圏財務相の創設といった大胆な改革を提案した。EU でもユーロ圏の大改革を進めている。ドイツはどう応えるのかなど、広範に検討する。

講師陣

名前 羽場 久美子
肩書き 青山学院大学国際政治経済学部教授
プロフィール 国際関係学博士、津田塾大学大学院博士課程修了。ハーバード大学、ロンドン大学、パリ大学客員研究員。専門は国際政治学、欧州の分断と統合、ナショナリズムとデモクラシー。世界国際関係学会(ISA)副会長、国際フォーラム参与、東アジア共同体評議会副議長。著書に『ヨーロッパの分断と統合』(中央公論新社)『グローバル時代のアジア地域統合』(岩波書店)『EU を知る63 章』、『アジアの地域統合を考えるー戦争をさけるために』(2 冊明石書店)ほか多数。
名前 田中 素香
肩書き 東北大学名誉教授、経済学博士
プロフィール 九州大学大学院経済学研究科修士課程修了。東北大学教授、中央大学教授を経て、2015 年4 月より中央大学経済研究書客員研究員。16 年4 月より国際貿易投資研究所(ITI)客員研究員。ドイツのケルン大学・ボン大学、イタリアEU 大学院にて客員研究員。日本EU 学会理事長、日本国際経済学会会長を歴任。著書に『ユーロ危機とギリシャ反乱』(岩波新書、2016 年)など多数。
名前 石井 伸一
肩書き ヨーロッパ問題研究者
プロフィール 1959 年早稲田大学商学部卒業。NHK 入局。ヨーロッパ総局(パリ)特派員(ドゴール外交中心に取材、報道)、ローマ支局長。1995 年神奈川大学特任教授、ヨーロッパ経済論、EU 論を担当。2005 年退職後、欧州政治、経済を中心に研究。主要著書に『現代欧州統合論』(白桃書房)、『新EU論(初版、改訂版、増補改訂版)』(共著、新評論)。他に訳書などがある。
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