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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-11-06 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:17B1611701

人の移動から見る20世紀 エピソード2:岩倉使節団の世界周航ルートにたどる近代移民の足跡

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月 7日(火)、11月14日(火)、11月21日(火)、11月28日(火)、12月 5日(火)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
30
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
1871 年12 月23 日、明治維新政府が派遣した岩倉使節団は横浜港を出発、サンフランシスコから大陸横断鉄道でアメリカ東海岸に至り、大西洋を横断してヨーロッパを巡歴したのち、帰路はスエズ運河から紅海・インド洋に入り、東南アジアを経て、1873 年9 月13 日に横浜に帰着しました。1 年10 ヶ月におよぶ世界遍歴でした。使節団が遍歴から得た最先端の知識が維新日本の輝かしい発展の土台となったことはよく知られています。
ところで1870 年代初頭の使節団のルートを地図でたどると、当時の人の流れをちょうど東に(右に)逆走したことになります。というのも、この頃、ヨーロッパ人移民は大西洋を渡ってアメリカ東海岸に押し寄せていただけでなく、西部開拓を経てさらにアメリカ西海岸に至り、その結果、アメリカ人の目が大西洋から太平洋へと向かい、ペリー艦隊の来訪や日本開国もこの人の流れのなかに位置づけられるからです。
右に逆走した使節団のルートをたどりながら近代世界移民の足跡を見る、これが本講座の目的です。

【講座スケジュール】
第1回11月 7日(火) 横浜からサンフランシスコへ ― 外輪船の中国人移民たち
第2回11月14日(火) ニューヨークへ ― 西部開拓と大陸横断鉄道
第3回11月21日(火) リバプールへ ― イングランド移民/スコットランド移民/アイルランド移民
第4回11月28日(火) スエズ運河からインド洋へ ― インド人移民と東南アジア
第5回12月 5日(火) 「80 日間世界一周」ルート/参考書の紹介

講師陣

名前 藤村 是清
肩書き 神奈川大学非常勤講師
プロフィール 専門は移動・移民研究。大学中退。横浜の造船所で電気溶接工として14 年間勤めたのち勉強を再開、英国に留学し修士号取得(1991 年MA、ケント大学)。主要論考に「還流的労働移動の社会的条件」(『近代世界の歴史像』世界書院)、「華僑送出4 港の旅客統計分析に基づく中国人移民サイクルの再検討」(前後篇、『華僑華人研究』9-10号)、「19 世紀後半中国南部・イギリス諸島移民統計に見る出入国パターン」(『神奈川大学アジアレビュー』Vol. 4)、「華僑送出港の旅客統計にみる移民サイクル」(『華僑華人の事典』丸善出版、近刊)。
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