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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-06 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:17B1611601

考古学が描きだすヤマタイ国時代の列島の姿 最新発掘情報による古代史像再考

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月21日(土)、10月28日(土)、11月 4日(土)、11月11日(土)、11月18日(土)
講座回数
5回
時間
14:00~15:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
30
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
日本列島の弥生時代の後期(紀元2~3 世紀頃)の様子を記した『魏志倭人伝』には、邪馬台国の女王・卑弥呼の存在、「倭国大乱」の記載、中国王朝との交渉や隣国・狗奴国との対立の様子などが記されている。続く4 世紀には奈良盆地を中心に巨大な前方後円墳の築造が開始され、ほどなく列島各地に波及する。この間の歴史の動きは、国家形成という重要な事柄にかかわるもので、いわゆるヤマタイ国論争・ヤマト政権成立にかかる議論は多くのひとの興味関心を惹きつけている。しかし文字史料としての限界もあり、なかなか難しい問題である。近年、全国で大規模な遺跡調査が進展し、その成果は膨大なものがある。遺跡発掘調査の成果は、新聞やテレビを賑やかす様な「発見」にとどまらず、たくわえられた膨大な発掘資料から解明されつつあることも数多い。本講座では新進気鋭の研究者により、最新の研究成果や分析法によって新たな列島史を平易に述べるとともに、「常識的」に解釈されてきた歴史像にも再考を迫るものである。

【講座スケジュール】
第1回10月21日(土) 世界史の地平からみた弥生・古墳時代のすがた【松木武彦】
詳細:弥生時代から古墳時代への変遷は、世界史のビジョンではどうとらえられるのだろうか、日本の古墳がなぜ巨大なのかといった問題にも触れながら、日本の原始・古代史を国際的視点で展望してみたい。
第2回10月28日(土) 北方からみた弥生・古墳時代の列島の姿【瀬川拓郎】
詳細:弥生・古墳時代の北海道に本州の文物と情報をもたらしていた海民の足跡をたどり、非農耕民の交流という視点から、日本列島のもうひとつの歴史を明らかにしてみたい。
第3回11月 4日(土) 鉄がもたらした新たな社会―その受容と変動―【杉山和徳】
詳細:鉄器の出現と普及は、地域間の情報や物資の伝達といった相互交流によってもたらされた賜物であったと考えられる。鉄器が日本列島各地に受容されていくまでを、主に流通に焦点を当てて考察する。
第4回11月11日(土) 鏡が映し出す倭人社会―ヒミコを映した鏡とは―【新井 悟】
詳細:中国鏡を模倣して、倭人が倭人社会の必要を満たすために製作した倭鏡の紋様を、考古学と神話学から読み解く試みを提示する。
第5回11月18日(土) 古墳時代開始期の考古学―考古資料の描く列島史―【西川修一】
詳細:各地の遺跡発掘情報からもたらされた新知見をもとに、最新の考古学事情について概説するとともに、文化財保護の実情とその未来像について展望する。

講師陣

名前 松木 武彦
肩書き 国立歴史民族博物館教授
プロフィール
名前 瀬川 拓郎
肩書き 旭川市博物館館長
プロフィール
名前 杉山 和?
肩書き 埼玉県白岡市教育委員会
プロフィール
名前 新井 悟
肩書き 川崎市教育委員会
プロフィール
名前 西川 修一
肩書き 日本考古学協会員
プロフィール
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