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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-08-01 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:17A1611701

日本甲冑史―古代と中世の甲冑

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
8月 2日(水)、 8月 9日(水)、 8月23日(水)、 8月30日(水)、 9月13日(水)、 9月20日(水)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
武具には攻撃具と防御具がある。このうち防御具の代表が甲冑、つまり「よろい」と「かぶと」である。世界各国でそれぞれの国や地域に応じた甲冑がある。日本の甲冑もまた、古代・中世・近世に渡って独自の発展を遂げ、各時代に特徴ある甲冑が存在するが、その基本構造や様式は、古代から近世に渡って断絶なく引き継がれている。また、日本の甲冑のうち、伝世品が多く現存する中世・近世の甲冑は、様々な工芸技術を結集して製作されており、現在では美術品としての価値も高く、国宝や重要文化財に指定されている遺品も多い。そうした日本の甲冑のうち、今回は、まずは古代の甲冑について講義し、ついで様々な面で日本甲冑の主体といえる中世の甲冑について、細部の構造を含めて詳しく講義する。古代から中世に到る日本甲冑史を体系的に学べるはずである。

【講座スケジュール】
第1回 8月 2日(水) 日本甲冑を考えるための基礎事項
詳細:日本甲冑には時代を超えて共通する構造や様式がある。そこで、日本甲冑を考えるための基礎事項として、時代を超えて共通する部分と、逆に相違する部分の要点をまとめる。

第2回 8月 9日(水) 日本古代の甲冑
詳細:日本の甲冑史、特に金属製甲冑の歴史は、3世紀頃から始まる。その後、5世紀を変革期として、6世紀には新しい様式となる。それが7世紀以降の律令制下に引き継がれていく。こうした古代の甲冑の変遷について概観する。

第3回 8月23日(水) 日本中世の甲冑―大鎧(1)
詳細:日本甲冑史のうち中核となるのは中世の甲冑である。中世の甲冑は律令制下の甲冑を基礎として10世紀を画期として成立する。そのうち中世甲冑さらには日本甲冑の中核というべき存在は大鎧という騎兵用の甲である。そうした大鎧について2回に分けて講義する。

第4回 8月30日(水) 日本中世の甲冑―大鎧(2)

第5回 9月13日(水) 日本中世の甲冑―星冑と筋冑
詳細:日本中世の冑は星冑と筋冑の二種類である。このうち大鎧に付属する冑が星冑であり、星冑から筋冑が成立し、筋冑が近世の冑につながる。そうした星冑と筋冑について講義する。

第6回 9月20日(水) 日本中世の甲冑―腹巻・腹巻鎧・胴丸・腹当
詳細:日本中世の甲には、大鎧のほかに腹巻・腹巻鎧・胴丸・腹当という種類がある。このうち腹巻鎧は大鎧に類似するが類例は少なく、腹巻・胴丸・腹当は大鎧に比較すれば簡略な甲である。しかし、中世後期の14世紀以降には、腹巻が大鎧に替わって甲の中核となり、その要素は近世の甲にも継承される。そうした腹巻を主体に大鎧以外の中世の甲すべてについて講義する。

講師陣

名前 近藤 好和
肩書き 國學院大学大学院・和洋女子大学非常勤講師、千葉県刀剣登録審査委員
プロフィール 1957 年神奈川県生まれ。1987 年國學院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学・広島大学)。著書に『弓矢と刀剣』『中世的武具の成立と武士』『騎兵と歩兵の中世史』(以上、吉川弘文館)、『源義経』(ミネルヴァ書房)、『装束の日本史』『武具の日本史』(以上、平凡社新書)、『日本古代の武具 『国家珍宝帳』と正倉院の器仗』(思文閣出版)などがある。
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