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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-05 / その他教養 / 学内講座コード:17A1610301

星の一生の最期を彩る超新星爆発とはどんな現象か

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
7月 6日(木)、 7月13日(木)、 7月20日(木)、 7月27日(木)、 8月10日(木)、 8月24日(木)、 8月31日(木)、 9月 7日(木)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
12,500円
定員
50
その他
11200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
星々の一生は、それらが持つ質量によって大きく異なる。太陽の1.4 倍以上の質量の星々は、一生の終わりにそれ自身の重力により収縮を開始し、最終的には、その質量に応じて運命が異なる。超新星爆発を起こす星の質量は、太陽のそれの約3 倍以上なければならない。

【講座スケジュール】
第1回 7月 6日(木) 天の川銀河の星々の質量分布はどんなのだろうか
詳細:星々の多くは天の川銀河の赤道面に沿って分布し、銀河の中心に対し公転している。星々の質量は互いに異なっており、それによって明るさ(絶対等級)や進化の様相が異なる。星々には二つの種族(Population)があり、銀河空間内の分布が異なる。進化の仕方が異なるからである。

第2回 7月13日(木) 星々の寿命は質量によって異なる
詳細:星々にはいろいろな質量のものがあり、それにより進化の仕方や一生の長さが異なる。太陽は誕生後、約50 億年を経過したいわば壮年期の星である。

第3回 7月20日(木) 超新星爆発をひき起こす星々は
詳細:質量が太陽のそれの約3 倍以上の星々は一生の最期に大爆発を起こす。これが超新星爆発と呼ばれる現象である。この爆発の様式には、I型、II型と分類される二つのものがある。

第4回 7月27日(木) 超新星爆発が元素合成に果たす役割
詳細:大爆発により外部空間に放出されたガス物質は超高温に達し、その内部で鉄属元素より重い元素が急激に合成される。地球の元素の成り立ち(化学組成)は、これらの元素からもたらされた。

第5回 8月10日(木) 宇宙の高エネルギー現象を生み出す大爆発とは
詳細:大爆発に伴って周囲に広がる超高速のガス物質は衝撃波を形成して広がり、その過程で高エネルギー原子核群を創出する。宇宙線と呼ばれる高エネルギー粒子の誕生である。

第6回 8月24日(木) 宇宙ガンマ線と宇宙線の起源
詳細:高エネルギーに加速された原子核群は、種々の原子核反応を通じて、高エネルギーのガンマ線、エックス(X)線などの放射をひき起こす。加速された電子は強力な電波の放射源となる。

第7回 8月31日(木) 太陽の一生をたどる――白色矮星という終末
詳細:太陽の質量は超新星爆発を起こすには小さすぎ、最期には白色矮星と呼ばれる超高温の星となってその一生を終わり、消えて行く。

第8回 9月 7日(木) 宇宙における物質の輪廻――元素の起源をめぐって
詳細:インフレーションと呼ばれる大爆発で創造された宇宙は、いろいろな質量の星々を生みだした。大質量の星々は超新星爆発を通じて、現在知られている元素の成り立ちをもたらした。

講師陣

名前 桜井 邦朋
肩書き 神奈川大学名誉教授、早稲田大学理工学術院総合研究所招聘研究員
プロフィール 1956 年京都大学理学部卒業。理学博士。1968 年NASA ゴダード宇宙飛行センター上級研究員。神奈川大学では工学部長、学長を歴任、2004 年より現職。専門分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学、宇宙空間物理学。主要著書に『生命はどこからきたか――宇宙物理学からの視点』(御茶の水書房)、『天才たちの宇宙像』『夏が来なかった時代』(以上、吉川弘文館)、『宇宙物理学』(共立出版)、『日本語は本当に「非論理的」か』(祥伝社)、『新版 天文学史』(ちくま学芸文庫、筑摩書房)、『ニュートリノ論争はいかにして解決したか』(講談社)、『移り気な太陽――太陽活動と地球環境との関わり』(恒星社厚生閣)など。
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