講座詳細情報
申し込み締切日:2016-11-04 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:16B1610101
連続講演会 暮らしの中のサイエンス 暮らしと社会の情報・エネルギー革新最前線 (神奈川大学工学研究所・大学院工学研究科共催)
- 開催日
- 11月 5日(土)、11月19日(土)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 13:30~16:50
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 3,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
人類と文明の進化と変遷は、「情報」と「エネルギー」の発展の歴史を語ることに等しい、といっても過言ではありません。火の使用・言語発生・農耕・牧畜・文字の発明・印刷・産業革命・新聞・電信・電話・TV・コンピュータ…人類史の変革点は情報・エネルギーの革新と常にリンクしてきました。現在、各個人が電子端末で膨大な情報をやり取りし、また移動や生活、仕事のために莫大なエネルギーを消費することによってその便利さを享受しています。一方、情報処理の中核を担う集積回路の能力は物理的な発展の限界点を迎えようとしており、またエネルギー不足問題・環境問題も深刻な状況となっています。本講座では、現在の情報・エネルギーが抱える課題を克服するた
めにどのような革新が行われているか、その動向について基本から最前線までをわかりやすく解説し、俯瞰していきます。
【講座スケジュール】
第1回11月 5日(土)
詳細:◆メディアの第3革命――テレビジョンの歴史とテクノロジー【桜井 優】
「テレビ」は新聞・ラジオに続く第3 のメディア革命でした。先人たちが実現しようとしてきたリアルな映像を遠隔地へ伝達する技術について、その原理・歴史を追いながら、他分野への技術波及効果とこれからのテレビの方向性についても考察します。
◆「ムーア」を超えよ!――次世代情報材料を如何に産み出すか【知京 豊裕】
現在市販の携帯端末に搭載されている集積回路は、いまや、アポロの月着陸計画で使われた大型計算機をはるかに凌駕する能力を持っています。しかし、その進化はもはや物理法則での限界点に近づいているのです。いかにして次世代の情報材料を開発するのか―その最新技術について解説します。
第2回11月19日(土)
詳細:◆天から降り注ぐクリーンエネルギー ――太陽光発電の最前線【磯村 雅夫】
日本の総発電量における再生可能エネルギーの割合は、年平均10%(原発9基分)を超えるようになり、太陽光発電量はそのうちの2割を占めるようになるまで成長しました。現在も年17% もの導入増加率を示す太陽光発電について、その仕組み・製造技術・設置の実際などについて紹介します。
◆スマートエネルギーとスマートグリッド――「スマート」社会とは【佐々木 三郎】
最近、「スマートフォン」などのように「スマート○○」という言葉を良く耳にすると思います。いま、情報通信技術によって省エネや電力供給の安定化を行う「スマート社会」が始まりつつあります。「情報」と「エネルギー」が不可分となる、新しい時代の幕開けを担う技術について概説します。
人類と文明の進化と変遷は、「情報」と「エネルギー」の発展の歴史を語ることに等しい、といっても過言ではありません。火の使用・言語発生・農耕・牧畜・文字の発明・印刷・産業革命・新聞・電信・電話・TV・コンピュータ…人類史の変革点は情報・エネルギーの革新と常にリンクしてきました。現在、各個人が電子端末で膨大な情報をやり取りし、また移動や生活、仕事のために莫大なエネルギーを消費することによってその便利さを享受しています。一方、情報処理の中核を担う集積回路の能力は物理的な発展の限界点を迎えようとしており、またエネルギー不足問題・環境問題も深刻な状況となっています。本講座では、現在の情報・エネルギーが抱える課題を克服するた
めにどのような革新が行われているか、その動向について基本から最前線までをわかりやすく解説し、俯瞰していきます。
【講座スケジュール】
第1回11月 5日(土)
詳細:◆メディアの第3革命――テレビジョンの歴史とテクノロジー【桜井 優】
「テレビ」は新聞・ラジオに続く第3 のメディア革命でした。先人たちが実現しようとしてきたリアルな映像を遠隔地へ伝達する技術について、その原理・歴史を追いながら、他分野への技術波及効果とこれからのテレビの方向性についても考察します。
◆「ムーア」を超えよ!――次世代情報材料を如何に産み出すか【知京 豊裕】
現在市販の携帯端末に搭載されている集積回路は、いまや、アポロの月着陸計画で使われた大型計算機をはるかに凌駕する能力を持っています。しかし、その進化はもはや物理法則での限界点に近づいているのです。いかにして次世代の情報材料を開発するのか―その最新技術について解説します。
第2回11月19日(土)
詳細:◆天から降り注ぐクリーンエネルギー ――太陽光発電の最前線【磯村 雅夫】
日本の総発電量における再生可能エネルギーの割合は、年平均10%(原発9基分)を超えるようになり、太陽光発電量はそのうちの2割を占めるようになるまで成長しました。現在も年17% もの導入増加率を示す太陽光発電について、その仕組み・製造技術・設置の実際などについて紹介します。
◆スマートエネルギーとスマートグリッド――「スマート」社会とは【佐々木 三郎】
最近、「スマートフォン」などのように「スマート○○」という言葉を良く耳にすると思います。いま、情報通信技術によって省エネや電力供給の安定化を行う「スマート社会」が始まりつつあります。「情報」と「エネルギー」が不可分となる、新しい時代の幕開けを担う技術について概説します。
備考
【備考】
※学生は無料
※講演は各90分
※学生は無料
※講演は各90分
講師陣
名前 | 桜井 優 |
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肩書き | 神奈川大学工学研究所客員教授 |
プロフィール | 1951 年生まれ。1975 年東京工業大学大学院修士課程修了。同年株式会社東芝入社。工学博士。2006 年名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻教授。2016 年より現職。著書に、ハイビジョンディスプレイ技術(コロナ社)、電子回路(オーム社)など。 |
名前 | 知京 豊裕 |
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肩書き | - |
プロフィール | 物質・材料研究機構半導体デバイス材料グループグループリーダー 早稲田大学大学院ナノ理工学専攻客員教授、ワシントン大学材料工学科客員教授 1959年生まれ。1987年早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻博士後期課程中退。1989年工学博士。1989年科学技術庁金属材料技術研究所(現・(国)物質・材料研究機構) 入所。2016年より現職。専門分野は半導体材料、ハイスループット材料開発、マテリアルズインフォマティクスなど。 |
名前 | 磯村 雅夫 |
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肩書き | 東海大学工学部電気電子工学科教授 |
プロフィール | 1959年生まれ。1983年大阪大学大学院基礎工学部電気工学科卒業。工学博士。1983 年三洋電機中央研究所入所。同社ニューマテリアル研究所主任研究員、プリンストン大客員研究員、通産省電子技術総合研究所ラボリーダー(兼任)を経て2003年東海大学電子情報学部電気電子工学科助教授。2007年より現職。専門分野は薄膜材料、太陽電池。 |
名前 | 佐々木 三郎 |
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肩書き | 東京都市大学工学部電気電子工学科特任教授 |
プロフィール | 1946年生まれ。1971年大阪大学大学院工学研究科博士前期課程修了。工学博士。1971年電力中央研究所入所。マニトバ大学招聘研究員、東京工業大学客員教授を経て、2003年電力中央研究所理事。2014年より現職。専門分野は電力工学。著書に電力工学ハンドブック(朝倉書店)、高電圧電力工学(電気書院)、新送電技術(オーム社)など。 |