講座詳細情報
申し込み締切日:2016-06-08 / その他教養 / 学内講座コード:16A1613501
アジアの視点 その9 激動するアジアの現状を分析する
- 開催日
- 6月 9日(木)、 6月16日(木)、 6月23日(木)、 6月30日(木)、 7月 7日(木)、 7月14日(木)、 7月21日(木)、 7月28日(木)、 8月 4日(木)
- 講座回数
- 9回
- 時間
- 16:00~17:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 14,000円
- 定員
- 50
- その他
- 12600(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
今日のアジアは、政治、経済の両面において激動している。まず経済面においては、多角的な経済連携協定の締結に見られるように、従来にもまして相互依存関係が深くなっているにもかかわらず、政治や軍事面では、アジア諸国間で一層先鋭な対立を示し、特に隣接する東北アジアの日韓中の三ヵ国間の関係はそうである。日本は価値観外交や積極的な平和主義の下で周辺諸国との外交を展開しているが、いまのところ、中韓との関係は、期待されているように展開されているとは言えない。そこには、どのような内外の要因があるのだろうか。
この講座では、こうしたアジア地域の拮抗する現実的状況を踏まえて、それぞれの分野における専門の研究者と実務家で構成された講師陣により、アジア地域が直面している問題に焦点を合わせて分析し、アジアの全体像を浮き彫りにしようとするものである。
■コーディネーター:郷田 正萬
【講座スケジュール】
第1回 6月 9日(木) 現在の日本経済の現状と今後の展望【比佐 章一】
第2回 6月16日(木) 日本政治と朝鮮半島問題【今西 光男】
第3回 6月23日(木) 36年ぶりの労働党大会と北朝鮮の政治・経済【小牧 輝夫】
第4回 6月30日(木) ミャンマー新政権の発足と今後の展望【長田 紀之】
第5回 7月 7日(木) プーチン大統領と日ロ関係【下斗米 伸夫】
第6回 7月14日(木) ベトナム共産党第12回党大会の結果と今後の行方【坪井 善明】
第7回 7月21日(木) グローバリゼーションに揺れるインドの内政と外交【竹中 千春】
第8回 7月28日(木) 中国の外交と伝統思想【天児 慧】
第9回 8月 4日(木) 韓国の総選挙と外交【郷田 正萬】
今日のアジアは、政治、経済の両面において激動している。まず経済面においては、多角的な経済連携協定の締結に見られるように、従来にもまして相互依存関係が深くなっているにもかかわらず、政治や軍事面では、アジア諸国間で一層先鋭な対立を示し、特に隣接する東北アジアの日韓中の三ヵ国間の関係はそうである。日本は価値観外交や積極的な平和主義の下で周辺諸国との外交を展開しているが、いまのところ、中韓との関係は、期待されているように展開されているとは言えない。そこには、どのような内外の要因があるのだろうか。
この講座では、こうしたアジア地域の拮抗する現実的状況を踏まえて、それぞれの分野における専門の研究者と実務家で構成された講師陣により、アジア地域が直面している問題に焦点を合わせて分析し、アジアの全体像を浮き彫りにしようとするものである。
■コーディネーター:郷田 正萬
【講座スケジュール】
第1回 6月 9日(木) 現在の日本経済の現状と今後の展望【比佐 章一】
第2回 6月16日(木) 日本政治と朝鮮半島問題【今西 光男】
第3回 6月23日(木) 36年ぶりの労働党大会と北朝鮮の政治・経済【小牧 輝夫】
第4回 6月30日(木) ミャンマー新政権の発足と今後の展望【長田 紀之】
第5回 7月 7日(木) プーチン大統領と日ロ関係【下斗米 伸夫】
第6回 7月14日(木) ベトナム共産党第12回党大会の結果と今後の行方【坪井 善明】
第7回 7月21日(木) グローバリゼーションに揺れるインドの内政と外交【竹中 千春】
第8回 7月28日(木) 中国の外交と伝統思想【天児 慧】
第9回 8月 4日(木) 韓国の総選挙と外交【郷田 正萬】
講師陣
名前 | 比佐 章一 |
---|---|
肩書き | 神奈川大学経済学部准教授 |
プロフィール | 1972年茨城県生まれ。2002年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。横浜市立大学准教授を経て2014年から現職。専攻は日本経済論、マクロ経済学、計量経済学。主要な著書・論文に『日本の医療改革――レセプトによる経済分析』(共著、東洋経済新報社)、「日本企業における設備投資行動の不安定性とその決定要因」(『日本経済研究』日本経済研究センター、2007年)など。 |
名前 | 今西 光男 |
---|---|
肩書き | 法政大学法学部講師、「メディアウオッチ100」代表 |
プロフィール | 1948年埼玉県川越市生まれ。東京大学法学部卒業。71年朝日新聞社に入社。大津、京都両支局、大阪社会部、東京政治部、西部社会部次長、東京政治部次長、電々メディア局ニュースセクションエディター、総合研究本部(現・ジャーナリスト学校)主任研究員などを経て、2008年1月定年退職。著書に『占領期の朝日新聞と戦争責任』(朝日新聞出版)など。 |
名前 | 小牧 輝夫 |
---|---|
肩書き | 大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授 |
プロフィール | 1940年神戸生まれ。大阪市立大学経済学部卒業。アジア経済研究所に入所、部長、研究主幹などを務め、その後、国士舘大学21世紀アジア学部教授、学部長などを歴任。アジア経済研究所名誉研究員。主要著書に『朝鮮半島――開放化する東アジアと南北対話』(編著)、『苦難の行進――金正日時代の政治経済展望』(共編著)、『経済から見た北朝鮮』(共編著)など。 |
名前 | 長田 紀之 |
---|---|
肩書き | 日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター研究員 |
プロフィール | 1980年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。歴史学、ミャンマー地域研究を専攻。博士論文「インド人移民の都市からビルマの首都へ:植民地港湾都市ラングーンにおけるビルマ国家枠組みの生成」(2013)が第14回アジア太平洋研究賞受賞。共著書に『ミャンマーを知るための60章』(明石書店)、『アジア動向年報2015』(アジア経済研究所)など。 |
名前 | 下斗米 伸夫 |
---|---|
肩書き | 法政大学法学部教授 |
プロフィール | 1948年札幌生まれ。1978年東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。専攻は比較政治学、冷戦史、ロシア政治。成蹊大学法学部教授を経て1988年から現職。著書に『図説ソ連の歴史』(河出書房新社)、『日本冷戦史(1945~56年)』(岩波書店)など。 |
名前 | 坪井 善明 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学政治経済学術院教授 |
プロフィール | 1948年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。フランスパリ大学社会科学高等研究院社会学博士号取得。北海道大学法学部教授を経て、1997年より現職。ベトナム政治史・ベトナム現代政治専攻。「L'Empire vietnamien face a la France et a la Chine(1847-1885)」(L'Harmattan, Paris,1984)で渋沢クローデル賞『、ヴェトナム「 豊かさ」への夜明け』(岩波新書、1992)でアジア・太平洋賞特別賞受賞。『ヴェトナム現代政治』(東京大学出版会)、『ヴェトナム新時代、「豊かさ」への模索』(岩波新書)等、著作多数。 |
名前 | 竹中 千春 |
---|---|
肩書き | 立教大学法学部教授 |
プロフィール | 1957年東京生まれ。東京大学法学部卒業。専門はインドの現代政治や国際政治。東京大学法学部助手、同東洋文化研究所助手、明治学院大学国際学部教授等を経て現職。主要著書に『盗賊のインド史――帝国・国家・無法者』(有志舎)、『千春先生の平和授業/2011~2012/未来は子どもたちがつくる』(朝日学生新聞社)、『世界はなぜ仲良くできないの?――暴力の連鎖を解くために』(阪急コミュニケーションズ)など。 |
名前 | 天児 慧 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、現代中国研究所長 |
プロフィール | ここ10年近く、自分の本来の研究対象である現代中国政治よりも、アジア地域統合、その中でも日中関係、日本とアジアなどを考え、まとめ、発信してきた。その成果として、『中国・アジア・日本』(筑摩新書)、『日本再生の戦略』(講談社新書)、『アジア連合への道』(筑摩書房)、『膨張する中国と対外関係』『アジアの非伝統的安全保障』(以上、剄草書房)、『日中対立』(ちくま新書)、『中華人民共和国史 新版』(岩波新書)などを出版。 |
名前 | 郷田 正萬 |
---|---|
肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。神奈川大学助教授、教授、法学研究所所長、アジア問題研究所所長を歴任。専門は国際政治学、アジア政治外交史。カリフォルニア大学(Berkeley/米国)・慶南大学(韓国)・復旦大学(上海/中国)の客員および招聘教授。従来は冷戦期における国際機構を中心に据えて研究し『国連の政治過程』を出版したが、現在は、朝鮮半島に焦点を置きアジアの地域統合について研究している。 |