講座詳細情報
申し込み締切日:2016-05-12 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:16A1612901
『カール・マルクス 1818-1848』を書く
- 開催日
- 5月13日(金)、 5月20日(金)、 5月27日(金)、 6月 3日(金)、 6月10日(金)、 6月17日(金)、 6月24日(金)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 30
- その他
- 9900(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
2年後の2018年はマルクス生誕200年にあたります。私は目下それに向けて、マルクスの生涯と作品を総括する作品を書こうとしています。今のところ全部で三巻になる予定です。とりあえず2018年に第一巻を上梓する予定でいますが、その第一巻が今回の講義のテーマです。講義は春と秋の二回に分けて行う予定です。前期はマルクスの1848年までの生活とその歴史的環境、後期はマルクスの作品を中心としたマルクスの1848年までの思想の話です。(注意―前期は生活、後期は思想と内容が違いますので、必ずしも連続してお取りいただく必要はありません)
【講座スケジュール】
第1回 5月13日(金) 作品『マルクス』。どうマルクスを総体的に描くか。
詳細:これまでマルクスはどう語られて来たか。研究の総括と私の研究の視点を提示。
第2回 5月20日(金) 19世紀という時代 歴史、文化(総論)。
詳細:近代合理主義が生み出した産業革命と人権。19世紀の抱えた問題をどう理解するか。
第3回 5月27日(金) ユダヤ人としての家系とその伝統的思想(祖先の歴史)。
詳細:ユダヤ人の思想と歴史、そしてラビの名家マルクス家の伝統、そして彼の思想への影響。
第4回 6月 3日(金) プロテスタントへの改宗と彼のプロテスタント性(1824年以後)。
詳細:プロテスタントマルクス、プロイセン人としてのマルクスの教育過程、ユダヤ教とプロテスタントとの二重性。
第5回 6月10日(金) 生まれ故郷トリーアの歴史(ローマ帝国時代から)。
詳細:ドイツ、フランス、ベネルクス三国との国境の町の特殊性。選定侯国、フランス革命の影響と併合、ナポレオン、そしてプロイセンへの併合の歴史。
第6回 6月17日(金) 哲学という問題(ボン、ベルリン、ケルン)(1835-1848)
詳細:詩人、そして弁護士志望から哲学者へ、大学生活の6年間、父の死、病、青春の蹉跌。
第7回 6月24日(金) 経済学という問題(パリ、ブリュッセル)(1843-1848)。
詳細:亡命と経済学との遭遇。プルードン、社会主義運動、共産主義運動。
2年後の2018年はマルクス生誕200年にあたります。私は目下それに向けて、マルクスの生涯と作品を総括する作品を書こうとしています。今のところ全部で三巻になる予定です。とりあえず2018年に第一巻を上梓する予定でいますが、その第一巻が今回の講義のテーマです。講義は春と秋の二回に分けて行う予定です。前期はマルクスの1848年までの生活とその歴史的環境、後期はマルクスの作品を中心としたマルクスの1848年までの思想の話です。(注意―前期は生活、後期は思想と内容が違いますので、必ずしも連続してお取りいただく必要はありません)
【講座スケジュール】
第1回 5月13日(金) 作品『マルクス』。どうマルクスを総体的に描くか。
詳細:これまでマルクスはどう語られて来たか。研究の総括と私の研究の視点を提示。
第2回 5月20日(金) 19世紀という時代 歴史、文化(総論)。
詳細:近代合理主義が生み出した産業革命と人権。19世紀の抱えた問題をどう理解するか。
第3回 5月27日(金) ユダヤ人としての家系とその伝統的思想(祖先の歴史)。
詳細:ユダヤ人の思想と歴史、そしてラビの名家マルクス家の伝統、そして彼の思想への影響。
第4回 6月 3日(金) プロテスタントへの改宗と彼のプロテスタント性(1824年以後)。
詳細:プロテスタントマルクス、プロイセン人としてのマルクスの教育過程、ユダヤ教とプロテスタントとの二重性。
第5回 6月10日(金) 生まれ故郷トリーアの歴史(ローマ帝国時代から)。
詳細:ドイツ、フランス、ベネルクス三国との国境の町の特殊性。選定侯国、フランス革命の影響と併合、ナポレオン、そしてプロイセンへの併合の歴史。
第6回 6月17日(金) 哲学という問題(ボン、ベルリン、ケルン)(1835-1848)
詳細:詩人、そして弁護士志望から哲学者へ、大学生活の6年間、父の死、病、青春の蹉跌。
第7回 6月24日(金) 経済学という問題(パリ、ブリュッセル)(1843-1848)。
詳細:亡命と経済学との遭遇。プルードン、社会主義運動、共産主義運動。
備考
【備考】
※参考図書として、ジャック・アタリ『世界精神マルクス』(的場昭弘訳、藤原書店、2014年)あるいは的場昭弘『21世紀から見る資本論』(NHKブックス、2011年)をお読みいただけると幸いです。
※参考図書として、ジャック・アタリ『世界精神マルクス』(的場昭弘訳、藤原書店、2014年)あるいは的場昭弘『21世紀から見る資本論』(NHKブックス、2011年)をお読みいただけると幸いです。
講師陣
名前 | 的場 昭弘 |
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肩書き | 神奈川大学教授 |
プロフィール | 1952年生まれ。慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。 専門は社会思想史、とりわけマルクス。主要著書に『一週間de資本論』『21世紀から見る「資本論」』(以上、NHK出版)、『超訳「資本論」』(全三巻、祥伝社新書)、『マルクスだったらこう考える』『ネオ共産主義論』(以上、光文社新書)、『とっさのマルクス』(幻冬舎)、『新訳 共産党宣言』(作品社)など。 |