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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-06-22 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:16A1612501

藤原道長の王朝貴族社会 長保元年の『御堂関白記』を読む

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
6月23日(木)、 6月30日(木)、 7月 7日(木)、 7月14日(木)、 7月21日(木)、 7月28日(木)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
王朝時代の貴族社会について知るうえでは、かの藤原道長(みちなが)の日記を手がかりにすることができます。
藤原道長といえば、二人の天皇の叔父(おじ)であった人物であり、二人の天皇の祖父となった人物であり、そして、当時の貴族社会において絶大な影響力を持っていた人物に他なりません。その道長が残した日記は、一般に『御堂関白記(みどうかんぱくき)』の名称で知られていますが、われわれは、その『御堂関白記』を通して、王朝貴族社会のありのままの姿を見ることができるのです。
もし、ある時代において社会の中心にあった人物が日記を残していたとしたら、その時代の社会のあり方を学ぶうえで、これに勝る手がかりはないはずです。それは、その社会のさまざまな出来事に最も大きな影響を及ぼした当の本人の日記なわけですから、そこには、さまざまな裏事情までが、ときには詳細に記されていたりもすることでしょう。
そこで、この講座では、千年の時を超えて今に伝わる『御堂関白記』の序盤にあたる長保(ちょうほ)元年(999)の記事を読み解くことで、道長が権力を掌握して程ない頃の王朝貴族社会の様子を探ってみたいと思います。
なお、藤原道長の『御堂関白記』は、先年、ユネスコの世界記憶遺産に登録されました。

【講座スケジュール】
第1回 6月23日(木) 長保元年二月 古写本
詳細:従三位(じゅさんみ)藤原彰子(あきこ)/競馬(くらべうま)/夫婦での春日社参詣(かすがしゃさんけい)

第2回 6月30日(木) 長保元年三月 古写本
詳細:空(そら)から降(ふ) った米/東三条院(ひがしさんじょういん)藤原詮子(あきこ)の発病/石清水臨時祭(いわしみずりんじさい)

第3回 7月 7日(木) 長保元年閏(うるう)三月・四月 古写本
詳細:皇子(おうじ)の「負態(まけわざ)」/天皇の物忌(ものいみ)/左大臣(さだいじん)道長の「負態」

第4回 7月14日(木) 長保元年五月・六月 古写本
詳細:漢詩を作る道長/陸奥国(むつのくに)から貢献(こうけん)された名馬(めいば)/庚申(こうしん)の夜

第5回 7月21日(木) 長保元年七月・八月・九月 自筆本
詳細:「田鶴丸(たづまる)」の清水寺参詣(きよみずでらさんけい)/東三条院詮子の慈徳寺供養(じとくじくよう)/内裏(だいり)の穢(けがれ)

第6回 7月28日(木) 長保元年十月・十一月・十二月 自筆本
詳細:道長に名馬を贈(おく)る受領国司(ずりょうこくし)たち/屏風(びょうぶ)のための和歌/長女の入内(じゅだい)

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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