講座詳細情報
申し込み締切日:2016-07-11 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:16A1611901
近世の奄美・沖縄の世界 『絵引』からみえる歴史と人々の生活(神奈川大学非文字資料研究センター主催講座)
- 開催日
- 7月12日(火)、 7月19日(火)、 7月26日(火)、 8月 2日(火)、 8月 9日(火)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
非文字資料研究センターでは、『日本近世生活絵引』の研究を継続的に行なってきました。その研究は、近世に描かれた絵画を題材として、そこに描かれた人々のしぐさやモノに対してその名称を記すだけでなく、当時の庶民の生活を歴史的にも、民俗的にも生き生きと描き出そうという趣旨の研究です。
そのなかで、今回は『日本近世生活絵引 奄美・沖縄編』をとりあげて、絵引とはどのようなものか、そしてそこに描かれた絵画から近世の奄美・沖縄の人々の生活についてさらに深い歴史的・民俗的意味について解説します。
【講座スケジュール】
第1回 7月12日(火) 絵引研究とは何か【富澤 達三】
第2回 7月19日(火) 琉球交易港図屏風からみる琉球の世界【渡辺 美季】
第3回 7月26日(火) 八重山蔵元絵師画稿からみる八重山の世界【得能 壽美】
第4回 8月 2日(火) 琉球嶌真景からみる奄美の世界【川野 和昭】
第5回 8月 9日(火) 絵引からみる沖縄・奄美の民俗の世界【小熊 誠】
非文字資料研究センターでは、『日本近世生活絵引』の研究を継続的に行なってきました。その研究は、近世に描かれた絵画を題材として、そこに描かれた人々のしぐさやモノに対してその名称を記すだけでなく、当時の庶民の生活を歴史的にも、民俗的にも生き生きと描き出そうという趣旨の研究です。
そのなかで、今回は『日本近世生活絵引 奄美・沖縄編』をとりあげて、絵引とはどのようなものか、そしてそこに描かれた絵画から近世の奄美・沖縄の人々の生活についてさらに深い歴史的・民俗的意味について解説します。
【講座スケジュール】
第1回 7月12日(火) 絵引研究とは何か【富澤 達三】
第2回 7月19日(火) 琉球交易港図屏風からみる琉球の世界【渡辺 美季】
第3回 7月26日(火) 八重山蔵元絵師画稿からみる八重山の世界【得能 壽美】
第4回 8月 2日(火) 琉球嶌真景からみる奄美の世界【川野 和昭】
第5回 8月 9日(火) 絵引からみる沖縄・奄美の民俗の世界【小熊 誠】
講師陣
名前 | 富澤 達三 |
---|---|
肩書き | 松戸市立博物館学芸員 |
プロフィール | 1967年生まれ。埼玉県出身。1993年慶応義塾大学文学部卒業、1995年明治大学大学院文学研究科博士前期課程修了、1996年東京大学社会情報研究所教育部修了。1999年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。専門は日本近世史、歴史民俗資料学。非文字資料として、浮世絵・村絵図・漫画などの図像を研究している。主著に『錦絵のちから 時事的錦絵とかわら版』(文生書院)、『文明開化の錦絵新聞――東京日々新聞・郵便報知新聞全作品』(国書刊行会)、「錦絵のなかの民間信仰」(矢島新編『日本仏教美術論集8近世の宗教美術』、有志社)など。 |
名前 | 渡辺 美季 |
---|---|
肩書き | 東京大学大学院総合文化研究科准教授 |
プロフィール | 1975年生まれ。東京都出身。2005年東京大学大学院人文社会研究科博士課程単位取得。2008年東京大学博士学位(文学)取得。日本学術振興会特別研究員、東京大学助教、神奈川大学准教授を経て現職。専門は歴史学(東洋史)。琉球王国を中心とした近世東アジア国際関係史の研究を行う。主著に『近世琉球と中日関係』(吉川弘文館)、主要論文に「東アジア世界のなかの琉球」(藤井譲治ほか編『岩波講座 日本歴史』第12巻、岩波書店)など。 |
名前 | 得能 壽美 |
---|---|
肩書き | 法政大学沖縄文化研究所兼任所員 |
プロフィール | 1957年生まれ。静岡県出身。1983年日本大学大学院文学研究科修士課程(史学専攻)修了。著書に『近世八重山の民衆生活史』(榕樹書林)、共著に『八重山の歴史と文化・自然』(石垣市教育委員会)、論文に「近世琉球の生業と島産品」(『琉球弧 海洋をめぐるモノ・人、文化』岩田書店)、「琉球・八重山における猪対策―近世における文書の公的世界と絵画の私的世界―」(『年報 非文字資料研究』10、2014年)など。 |
名前 | 川野 和昭 |
---|---|
肩書き | 南方民俗文化研究所主宰 |
プロフィール | 1949年生まれ。志布志市出身。1973年國學院大學文学部2部文学科卒業。鹿児島県立高校教諭、鹿児島県歴史資料センター黎明館学芸課長、人間文化研究機構総合地球環境学研究所共同研究員、神奈川大学国際常民文化研究機構共同研究員等歴任。主要著書・論文に「『琉球嶌眞景』にみる奄美の民俗文化――『大嶋古図』・『南投雑話』・東南アジア大陸部北部少数民族の民俗文化との比較から」(『鹿児島県歴史資料センター黎明館調査研究報告』第19集)、『焼畑の環境学――いま焼畑とは』(佐藤洋一郎監修、共著、思文閣出版)など。 |
名前 | 小熊 誠 |
---|---|
肩書き | 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授 |
プロフィール | 1954年生まれ。横浜市出身。1985年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得修了。共著に『南島の暮らし』(吉川弘文館)。論文に「綱引き行事の消滅と復活からみた歴史と民俗――沖縄県宜野湾市の事例から」(『歴史と民俗』29、2013年)、「“間”の民俗――養子制度から沖縄の門中を再検討する」(『歴史と民俗』30、2014年)、「民俗と沖縄戦――沖縄の人びとの生活と普天間基地」(『神奈川大学評論』82、2015年)など。 |