大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
本講座では、いにしえの人々の心の軌跡をたどり、霊地の歴史や文化を紹介してゆきます。仏教は、慈悲の教えを基としています。けれども、多くの人々を正しい道に導くためには、分かりやすく教えを説くことが大切でした。そのために、お寺では縁起、物語、絵画や彫刻と様々な工夫が見られます。本講座では、西国三十三箇所のお寺を紹介して、観音様にまつわるお話から仏教の世界観に触れてゆきます。美しい仏様と霊地にまつわる説話や縁起には、御利益はもちろん、不思議あり、ユーモアありです。ひととき日常を離れて、美しい観音様とお寺、そして信仰にまつわる歴史や物語をご一緒に学んでみませんか。

【講座スケジュール】
第1回 7月12日(火) 京都の庶民信仰――花の寺・鹿の寺
詳細：第18番 紫雲山 頂法寺(六角堂)
第19番 霊麀(ゆう)山 行願寺(革堂)

第2回 7月19日(火) 京都の名刹――天台宗
詳細：第20番 西山 善峯寺
第21番 菩提山 穴太寺

第3回 7月26日(火) 大阪の名刹――真言宗
詳細：第22番 補陀洛山 総持寺
第23番 応頂山 勝尾寺

【教材】
※テキスト『西国三十三所をめぐる本』(京阪神エルマガジン社)の購入(受講料には含まれません)については講座開始前にご案内します。
この他、参考プリントや映像を用意します。

名前	清水 眞澄
肩書き	聖徳大学講師
プロフィール	青山学院女子短期大学、聖徳大学通信教育学部非常勤講師。青山学院大学大学院修了、博士(文学)。専門は音声表現思想史、中世文学。著書に『読経の世界』(吉川弘文館)、『源氏将軍神話の誕生』(NHK ブックス)他。