講座詳細情報
申し込み締切日:2015-10-20 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:15B1611201
現代中国とその周辺を理解する
- 開催日
- 10月21日(水)、11月 4日(水)、11月18日(水)、12月 2日(水)、12月16日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
インディペンデント映画、観光、農村、香港・マカオ、華僑など、日ごろの中国関連講座ではあまり触れられない多様な切り口から、とかく一面的になりがちな現代中国を多面的に理解していく講座です。各回ともその分野を専門とする講師が解説をし、中国本土とその周辺領域について理解を深めることを目指します。講義だけでなく、質問&討議の時間を多めに設け、中国に関するさまざまな疑問をともに考えていきたいと思います。中国に詳しい方、中国に行ったことはないが中国に関心のある方、いずれも参加できるような内容にしていきます。昨年秋にも行いましたが、内容を一新しますので、引き続き受講頂く方も初めて受講される方も歓迎です。
【講座スケジュール】
第1回10月21日(水) 農村から見る中国と日中【麻生 晴一郎】
詳細:人口・面積の大半を占める農村を抜きに中国は語れません。中国の農村に焦点を当て、日本との違い、いま起きていること、日本観、また観光や市民活動の視点から日本人が関わる上での課題と現状を挙げ、今後の日中関係を考えるヒントにします。
第2回11月 4日(水) 戦後70 年 マカオ不占領の謎 ?――香港・マカオの隣に知られざる「植民地」があった【和仁 廉夫】
詳細:太平洋戦争開戦を機に日本軍はイギリス領香港を占領した。ところが、その香港からわずか数十キロのポルトガル領マカオは日本の敗戦まで占領を免れた。それはマカオが日本と友好的だったからではない。戦時下のマカオが果たした特殊な役割にふれ、海軍航空基地があった三?島(さんそうとう)占領の秘密に迫る。
第3回11月18日(水) 中国インディペンデント・ドキュメンタリー最前線【秋山 珠子】
詳細:今年、生誕25 周年を迎える中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画。検閲を通さない、生々しく瑞々しい映像表現は、中国のいまを大胆に切り取り、芸術表現の新たな可能性を切り拓くものとして世界的な注目を集めています。その、栄光と困難に満ちた最前線を紹介します。
第4回12月 2日(水) 観光から語る中国と日本【劉 莉生】
詳細:近年、中国人の日本観光客数が飛躍的に増えています。彼らはどういう人たちで、どのような思いで日本に来て、日本観光で何をしているのか。日本でのエピソードも交えながら語っていきます。また、ここ数年の中国観光の変貌ぶりも紹介します。
第5回12月16日(水) 華僑・華人の近現代史を歩く【村井 寛志】
詳細:近代以来、中国は移民の送り出し国であり、世界各地に華僑・華人のコミュニティが生まれた。東・東南アジア・欧米や中国沿岸部の華僑ゆかりの地を訪ねながら、中国と中国人の歴史の別の一面を考えたいと思います。
インディペンデント映画、観光、農村、香港・マカオ、華僑など、日ごろの中国関連講座ではあまり触れられない多様な切り口から、とかく一面的になりがちな現代中国を多面的に理解していく講座です。各回ともその分野を専門とする講師が解説をし、中国本土とその周辺領域について理解を深めることを目指します。講義だけでなく、質問&討議の時間を多めに設け、中国に関するさまざまな疑問をともに考えていきたいと思います。中国に詳しい方、中国に行ったことはないが中国に関心のある方、いずれも参加できるような内容にしていきます。昨年秋にも行いましたが、内容を一新しますので、引き続き受講頂く方も初めて受講される方も歓迎です。
【講座スケジュール】
第1回10月21日(水) 農村から見る中国と日中【麻生 晴一郎】
詳細:人口・面積の大半を占める農村を抜きに中国は語れません。中国の農村に焦点を当て、日本との違い、いま起きていること、日本観、また観光や市民活動の視点から日本人が関わる上での課題と現状を挙げ、今後の日中関係を考えるヒントにします。
第2回11月 4日(水) 戦後70 年 マカオ不占領の謎 ?――香港・マカオの隣に知られざる「植民地」があった【和仁 廉夫】
詳細:太平洋戦争開戦を機に日本軍はイギリス領香港を占領した。ところが、その香港からわずか数十キロのポルトガル領マカオは日本の敗戦まで占領を免れた。それはマカオが日本と友好的だったからではない。戦時下のマカオが果たした特殊な役割にふれ、海軍航空基地があった三?島(さんそうとう)占領の秘密に迫る。
第3回11月18日(水) 中国インディペンデント・ドキュメンタリー最前線【秋山 珠子】
詳細:今年、生誕25 周年を迎える中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画。検閲を通さない、生々しく瑞々しい映像表現は、中国のいまを大胆に切り取り、芸術表現の新たな可能性を切り拓くものとして世界的な注目を集めています。その、栄光と困難に満ちた最前線を紹介します。
第4回12月 2日(水) 観光から語る中国と日本【劉 莉生】
詳細:近年、中国人の日本観光客数が飛躍的に増えています。彼らはどういう人たちで、どのような思いで日本に来て、日本観光で何をしているのか。日本でのエピソードも交えながら語っていきます。また、ここ数年の中国観光の変貌ぶりも紹介します。
第5回12月16日(水) 華僑・華人の近現代史を歩く【村井 寛志】
詳細:近代以来、中国は移民の送り出し国であり、世界各地に華僑・華人のコミュニティが生まれた。東・東南アジア・欧米や中国沿岸部の華僑ゆかりの地を訪ねながら、中国と中国人の歴史の別の一面を考えたいと思います。
講師陣
名前 | 麻生 晴一郎 |
---|---|
肩書き | ルポライター、NPO「AsiaCommons」運営 |
プロフィール | 1966 年生まれ。中国の草の根の動きを日本・香港メディアで伝えるほか、NPO「AsiaCommons」を運営し、中国などの市民活動家と交流。主な著書に『北京芸術村:抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)、『反日、暴動、バブル:新聞・テレビが報じない中国』(光文社新書)、『中国人は日本人を本当はどう見ているのか』(宝島社新書)、『変わる中国「草の根」の現場を訪ねて』(潮出版社)。 |
名前 | 和仁 廉夫 |
---|---|
肩書き | ジャーナリスト |
プロフィール | 1956 年東京生まれ。1990 年代から香港に通いつめ、香港、マカオ、広東の戦争史跡を掘り起こしてきた。著書に「歳月無聲~一個日本人追尋香港日占史跡~』(花千樹出版、2013年、中国語) がある。このほか、1973 年のミス香港に起源し、今や全世界の中華圏を席捲したミスコン文化にも造詣が深く、香港の邦字紙『香港ポスト』に「中国美女図鑑」を連載中。 |
名前 | 秋山 珠子 |
---|---|
肩書き | 立教大学教育講師 |
プロフィール | 字幕翻訳家、中国文化研究者。東京大学助手を経て、立教大学教育講師。思想・映画・美術がクロスオーバーする領域の研究を手掛けつつ、1990 年代初めより中国のアートシーンを担う映画監督、芸術家、キュレーターらと親交を結び、翻訳・通訳を通して、彼らの活動を積極的に支援する。字幕翻訳作品に、王兵監督『鉄西区』(2003)、同監督『鳳鳴――中国の記憶』(2008) ほか多数。 |
名前 | 劉 莉生 |
---|---|
肩書き | 株式会社アジア太平洋観光社 取締役社長 |
プロフィール | 1968 年福建省出身。厦門大学漢語言文学系、中国人民大学Art&Design 研究科(修士課程)を卒業。立教大学、東京大学に留学。90 年代に中国新聞社の日本特派員を務め、その後、中国新聞社編集委員兼ニュース写真センター主任、香港中国旅遊社副編集長を歴任。昨年12 月に東京・銀座に株式会社アジア太平洋観光社を設立。現在は同社取締役社長として中国人の日本観光や日本公演のコーディネート、日本人向けの中国観光PRなど双方向の観光促進に従事。 |
名前 | 村井 寛志 |
---|---|
肩書き | 神奈川大学外国語学部教授 |
プロフィール | 1971 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学、2005 年から神奈川大学勤務。2012 年4 月~ 13 年3 月まで香港大学人文社会研究所にて客員研究員。専門は中国近現代史。香港、華僑華人など、中華世界の周辺に広がるネットワークから歴史を考えている。主要著作に『中国と日本――未来と歴史の対話への招待』( 共著、御茶の水書房)、『中国の歴史を知るための60 章』( 共著、明石書店) など。 |