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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-08-01 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:15A1612401

世界記憶遺産『御堂関白記』を覗いてみる 藤原道長の自筆の日記への案内

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
8月 2日(日)、 8月 9日(日)、 8月30日(日)、 9月 6日(日)、 9月13日(日)、 9月20日(日)
講座回数
6回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
長徳(ちょうとく)元年(995)に初めて政権担当者となった藤原道長(ふじわらのみちなが)は、その長徳元年から出家した後の治安(じあん)元年(1021)に至るまで、断続的にではあれ、日記を書き続けていました。そして、『御堂関白記(みどうかんぱくき)』という名称で広く知られている道長の日記は、そのかなりの部分が、あるいは道長によって書かれたままに、あるいは後世に書き写された写本として、この現代にまで伝わっています。そうです、王朝時代に「この世をばわが世とぞ思ふ」と豪語するほどの栄華を極めた人物の自筆の日記が、ずいぶんな文量をともなって、今に残されているのです。
そこで、この講座では、藤原道長自筆の『御堂関白記』の影印本(えいいんぼん)(写真撮影して印刷した出版物)を用いて、道長の個性的(?)な筆跡を味わいつつ、王朝時代の貴族社会に君臨した人物の暮らしぶりを覗いてみたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 8月 2日(日) 皇子(おうじ)の外祖父(がいそふ)になる
詳細:「悩み暗し給ふ」/敦成親王(あつひらしんのう)誕生/産養(うぶやしない)/「行幸(ぎょうこう)有るべし」/「上も抱き奉り給ふ」/五十日儀(いかのぎ)

第2回 8月 9日(日) 日記を書きはじめる
詳細:今に伝わる藤原道長の最も古い記録/日記をさぼる/読み書きが苦手な御堂関白(みどうかんぱく)/日記を塗り潰す/平穏な一日/ゆとり教育の弊害

第3回 8月30日(日) さまざまな人々と交流する
詳細:「由木」の朝/花山(かざん)法皇/帥宮敦道(そちのみやあつみち)親王/藤原行成(ゆきなり)の書いた習字の手本/陰陽師(おんみょうじ)安倍晴明(あべのせいめい)の忠告/恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)/法会(ほうえ)に集う公卿(くぎょう)たち/出迎えの人々/気まずい顔合わせ

第4回 9月 6日(日) 時代の変わり目に立ち合う
詳細:御堂関白の気前のよさ/敦良(あつなが)親王誕生/日記の廃棄を望む御堂関白/一つの時代が終わるとき/「太波事」を口にする上皇/一条上皇の辞世/「萌え給ふ」

第5回 9月13日(日) 貴族社会に君臨する
詳細:いや増す御堂関白の威光/井戸の底の呪物(じゅぶつ)/炙(あぶ)り出(だ)される反道長勢力/阿諛追従(あゆついしょう)に励む公卿たち/三条天皇との決裂の回避に努める御堂関白記

第6回 9月20日(日) 来世を見据(みす)える
詳細:和泉式部/紫式部の父親/「口に河を懸く」/信仰心ゆえのジレンマ/臨終の場を整える/無量寿院(むりょうじゅいん)参詣を日課とする/法成寺(ほうじょうじ)の拡張に意を尽くす

講師陣

名前 繁田 信一
肩書き 神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師
プロフィール 1968年東京都生まれ。1991年東北大学卒業。1993年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記 藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
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