講座詳細情報
申し込み締切日:2015-05-15 / その他教養 / 学内講座コード:15A1600100
連続講演会 未来への提言─希望のメッセージ─ (『神奈川大学評論』創刊80 号記念)
- 開催日
- 5月16日(土)、 5月30日(土)、 6月20日(土)、 7月11日(土)、 7月25日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,000円
- 定員
- 60
- その他
- 9000(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
社会に開かれた大学をめざして1987 年に創刊した『神奈川大学評論』が創刊80 号を迎える。その間、30 年近い現代史の激流は、ベルリンの壁の崩壊、湾岸戦争から「9.11」、アフガン・イラク戦争を経て、つかのまのアラブの春からイスラム国の紛争へと立ち至っている。日本でもバブル崩壊以後「失われた20 年」ともいわれる長い低迷期を抜け出せずに、少子高齢化や新たな格差問題、「3.11」による震災復興と原発問題などの困難の先端に立っている。このようなグローバル世界と日本の状況のなかで、いかに希望を見いだすか、各講演者からの未来への提言としてお届けする。
【講座スケジュール】
第1回 5月16日(土) ソーシャル・インクルージョンという希望【湯浅 誠】
第2回 5月30日(土) ほんものの地方創生とは【浅野 史郎】
第3回 6月20日(土) 神話の世界を脱して、リアルで等身大の科学技術理解をめざして【常石 敬一】
第4回 7月11日(土) 「ヤンキー文化」から個人主義へ【斎藤 環】
第5回 7月25日(土) 百人一首と現代をつなぐもの──「詩」の在処を探る【小池 昌代】
社会に開かれた大学をめざして1987 年に創刊した『神奈川大学評論』が創刊80 号を迎える。その間、30 年近い現代史の激流は、ベルリンの壁の崩壊、湾岸戦争から「9.11」、アフガン・イラク戦争を経て、つかのまのアラブの春からイスラム国の紛争へと立ち至っている。日本でもバブル崩壊以後「失われた20 年」ともいわれる長い低迷期を抜け出せずに、少子高齢化や新たな格差問題、「3.11」による震災復興と原発問題などの困難の先端に立っている。このようなグローバル世界と日本の状況のなかで、いかに希望を見いだすか、各講演者からの未来への提言としてお届けする。
【講座スケジュール】
第1回 5月16日(土) ソーシャル・インクルージョンという希望【湯浅 誠】
第2回 5月30日(土) ほんものの地方創生とは【浅野 史郎】
第3回 6月20日(土) 神話の世界を脱して、リアルで等身大の科学技術理解をめざして【常石 敬一】
第4回 7月11日(土) 「ヤンキー文化」から個人主義へ【斎藤 環】
第5回 7月25日(土) 百人一首と現代をつなぐもの──「詩」の在処を探る【小池 昌代】
備考
【備考】
この講座は5回コースですが1回ずつのお申し込みが可能です。
ご希望の日程を選び、以下よりお申し込みください。
1回の受講料は2,000円となります。
※5月16日(土) ソーシャル・インクルージョンという希望
※5月30日(土) ほんものの地方創生とは
※6月20日(土) 神話の世界を脱して、リアルで等身大の科学技術理解をめざして
※7月11日(土) 「ヤンキー文化」から個人主義へ
※7月25日(土) 百人一首と現代をつなぐもの──「詩」の在処を探る
この講座は5回コースですが1回ずつのお申し込みが可能です。
ご希望の日程を選び、以下よりお申し込みください。
1回の受講料は2,000円となります。
※5月16日(土) ソーシャル・インクルージョンという希望
※5月30日(土) ほんものの地方創生とは
※6月20日(土) 神話の世界を脱して、リアルで等身大の科学技術理解をめざして
※7月11日(土) 「ヤンキー文化」から個人主義へ
※7月25日(土) 百人一首と現代をつなぐもの──「詩」の在処を探る
講師陣
名前 | 湯浅 誠 |
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肩書き | 社会活動家・法政大学教授 |
プロフィール | 1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。2008年末の年越し派遣村村長を経て、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。現在、NHK「ハートネットTV」レギュラーコメンテーター、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」レギュラーコメンテーター、朝日新聞紙面審議委員、日本弁護士連合会市民会議委員。著書に『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日新聞出版、第8回大佛次郎論壇賞)、『反貧困』(岩波新書、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞)『岩盤を穿つ』(文藝春秋)、『貧困についてとことん考えてみた』(茂木健一郎と共著、NHK出版)など多数。 |
名前 | 浅野 史郎 |
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肩書き | 神奈川大学特別招聘教授 |
プロフィール | 1948年2月8日生まれ。仙台市出身。東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)入省。児童家庭局障害福祉課長、生活衛生局企画課長などを歴任。1993年11月宮城県知事に当選。2005年11月まで3期12年務める。2006年4月から慶應義塾大学総合政策学部教授。2009年5月ATL(成人T細胞白血病)を発症し大学を休職。その後、骨髄移植を受け病気から回復し、2011年5月慶應義塾大学に復帰。2013年3月慶應義塾大学を定年退職。主な著書に『豊かな福祉社会への助走1、2』(ぶどう社)、『誰のための福祉か』(岩波同時代ライブラリー)、『疾走12年 アサノ知事の改革白書』『運命を生きる――闘病が開けた人生の扉』(以上、岩波書店)などがある。 |
名前 | 常石 敬一 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 1943年東京生まれ。1966年、今はなき東京都立大学理学部物理学科卒業。専門は科学史。関心の変遷を自著でたどると、『消えた細菌戦部隊』(海鳴社、1981年)と『医学者たちの組織犯罪』(朝日新聞社、1994年)のころまで旧日本軍の生物兵器部隊について研究した。『化学兵器犯罪』(講談社、2003年)の前後は旧日本軍の老朽化した化学兵器および遺棄化学兵器の廃棄処理に関わった。21世紀に入り、STS(科学・技術・社会)のケーススタディとして『原発とプルトニウム』(PHP新書、2010年)や『結核と日本人』(岩波書店、2011年)などで科学技術と人間の関係を考えてきた。3.11以降は、原発安全神話および地震予知が可能という神話の形成とその崩壊の研究を通じて、リアルで等身大の科学技術理解の浸透の道をさぐっている。 |
名前 | 斎藤 環 |
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肩書き | 精神科医・筑波大学大学院教授 |
プロフィール | 1961年岩手県生まれ。1986年筑波大学医学専門学群(環境生態学専攻)卒業。1990年筑波大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。1987年より爽風会佐々木病院に勤務、同病院診療部長などを務め、2013年4月より筑波大学大学院人間科学総合研究科教授(ヒューマンケア科学専攻社会精神保健学分野)。専門は思春期・青年期の精神病理学・病跡学。著書に『社会的ひきこもり』(PHP研究所)、『「負けた」教の信者たち』(中央公論ラクレ新書)、『家庭の痕跡』(筑摩書房)、『被災した時間――3.11が問いかけているもの』(中公新書)、『承認をめぐる病』(日本評論社)など。2013年『世界が土曜の夜の夢なら――ヤンキーと精神分析』(角川書店)で角川財団学芸賞受賞。 |
名前 | 小池 昌代 |
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肩書き | 詩人 |
プロフィール | 1959年東京都生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。1997年詩集『永遠に来ないバス』(思潮社)で現代詩花椿賞、2000年詩集『もっとも官能的な部屋』(書肆山田)で高見順賞を受賞。2001年に初のエッセイ集『屋上への誘惑』(岩波書店)で講談社エッセイ賞、2007年短篇「タタド」(『タタド』新潮社)で川端康成文学賞、2008年詩集『ババ、バサラ、サラバ』(本阿弥書店)で小野十三郎賞を受賞。著書に『絵本かがやけ・詩』(5点セット、あかね書房)、『ことば汁』(中央公論新社)、『やさしい現代詩』『生きのびろ、ことば』(編著、三省堂)、『コルカタ』(思潮社、萩原朔太郎賞)他多数。近著に『たまもの』(講談社、泉鏡花文学賞)、『悪事』(扶桑社)、『詩についての小さなスケッチ』(五柳書院)。 |