講座詳細情報
申し込み締切日:2015-01-22 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:14B1614001
研究とは、どんな知的作業なのか STAP 細胞研究ほかにみる
- 開催日
- 2月 5日(木)、 2月12日(木)、 2月19日(木)、 2月26日(木)、 3月 5日(木)、 3月12日(木)、 3月19日(木)、 3月26日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 12,500円
- 定員
- 30
- その他
- 11200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
自然科学のどんな分野における研究にあっても、研究の進展には終りとなる到達点は殆どなく、その進展の成果は、いうなれば、ひとつの通過点を刻むにすぎない。研究上で生じたある疑問が解決されると、そこに新たに研究すべき課題が生まれるのが常である。“終りなき前進”、これが科学研究には常について回る。この前進は常に正道を歩むのだろうか。
【講座スケジュール】
第1回 2月 5日(木) 最近あった不祥事から――研究者の焦慮がもたらすもの
詳細:現在では、国際的な競争の場に、研究者たちの殆ど全てが曝されている。新事実の発見にしても、新理論にしても、世界でトップに立たなければ、研究の成果は評価されない。不正行為の生まれる可能性が、そこにある。
第2回 2月12日(木) 科学(Science)とは、どんな学問か、その目的は
詳細:ここでは、自然科学(Natural Science)をとりあげるが、どんな研究対象であっても、その中に見つかる新事実、それを解釈する新理論のどちらも、研究の進展には不可欠である。
第3回 2月19日(木) 科学上の事実(fact)とは――究極の真理(final truth)を目指して
詳細:科学上の事実(fact)に、究極(final)と言えるものがあるだろうか。事実を説明する理論(theory)はどうか。いうなれば、研究とは“終りのない競争”なのである。
第4回 2月26日(木) 科学研究の世界は、一種の競争社会なのだ――誰もが“一番乗り”を目指す
詳細:研究の対象は万人に開かれている。見えない競争相手はどこにでもいる、と想定される。その中で、世界で最初の報告(report)を作り、発表する。これが、いうなれば、義務なのだ。
第5回 3月 5日(木) 科学は進歩する学問である――研究史から読みとる
詳細:科学と呼ばれる学問は、常に進歩を続けており、終局点は誰にも見えていない。宇宙線の起源についての回想からみる。
第6回 3月12日(木) 研究者間の争い――私の小さな体験から
詳細:競争者に常に曝されている研究者。他に先行しなければ、何の意味もない。そこに、研究者の間に醜い抗争が生まれる可能性がある。
第7回 3月19日(木) 科学の研究に公正さを取り戻すには――不正行為を生む心の隙間
詳細:研究論文の発表には“査読(peer review)”を通ら(pass)なければならない。査読の過程から、不正行為の生じる可能性を探る。
第8回 3月26日(木) 科学という学問が目指すこと――“終りなき道(Endless Passway)”とは
詳細:科学研究の成果には、これで終り(final)というものがない。“終りなき前進”の世界はあり続けるのだろうか。“Obokata論文”ほかを再考してみよう。
自然科学のどんな分野における研究にあっても、研究の進展には終りとなる到達点は殆どなく、その進展の成果は、いうなれば、ひとつの通過点を刻むにすぎない。研究上で生じたある疑問が解決されると、そこに新たに研究すべき課題が生まれるのが常である。“終りなき前進”、これが科学研究には常について回る。この前進は常に正道を歩むのだろうか。
【講座スケジュール】
第1回 2月 5日(木) 最近あった不祥事から――研究者の焦慮がもたらすもの
詳細:現在では、国際的な競争の場に、研究者たちの殆ど全てが曝されている。新事実の発見にしても、新理論にしても、世界でトップに立たなければ、研究の成果は評価されない。不正行為の生まれる可能性が、そこにある。
第2回 2月12日(木) 科学(Science)とは、どんな学問か、その目的は
詳細:ここでは、自然科学(Natural Science)をとりあげるが、どんな研究対象であっても、その中に見つかる新事実、それを解釈する新理論のどちらも、研究の進展には不可欠である。
第3回 2月19日(木) 科学上の事実(fact)とは――究極の真理(final truth)を目指して
詳細:科学上の事実(fact)に、究極(final)と言えるものがあるだろうか。事実を説明する理論(theory)はどうか。いうなれば、研究とは“終りのない競争”なのである。
第4回 2月26日(木) 科学研究の世界は、一種の競争社会なのだ――誰もが“一番乗り”を目指す
詳細:研究の対象は万人に開かれている。見えない競争相手はどこにでもいる、と想定される。その中で、世界で最初の報告(report)を作り、発表する。これが、いうなれば、義務なのだ。
第5回 3月 5日(木) 科学は進歩する学問である――研究史から読みとる
詳細:科学と呼ばれる学問は、常に進歩を続けており、終局点は誰にも見えていない。宇宙線の起源についての回想からみる。
第6回 3月12日(木) 研究者間の争い――私の小さな体験から
詳細:競争者に常に曝されている研究者。他に先行しなければ、何の意味もない。そこに、研究者の間に醜い抗争が生まれる可能性がある。
第7回 3月19日(木) 科学の研究に公正さを取り戻すには――不正行為を生む心の隙間
詳細:研究論文の発表には“査読(peer review)”を通ら(pass)なければならない。査読の過程から、不正行為の生じる可能性を探る。
第8回 3月26日(木) 科学という学問が目指すこと――“終りなき道(Endless Passway)”とは
詳細:科学研究の成果には、これで終り(final)というものがない。“終りなき前進”の世界はあり続けるのだろうか。“Obokata論文”ほかを再考してみよう。
講師陣
名前 | 桜井 邦朋 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員 |
プロフィール | 1956 年京都大学理学部卒業。理学博士。1968 年NASA ゴダード宇宙飛行センター上級研究員。神奈川大学では工学部長、学長を歴任、2004 年より現職。専門分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学、宇宙空間物理学。主要著書に『生命はどこからきたか――宇宙物理学からの視点』(御茶の水書房)、『天才たちの宇宙像』『夏が来なかった時代』(以上、吉川弘文館)、『宇宙物理学』(共立出版)、『日本語は本当に「非論理的」か』(祥伝社)、『新版 天文学史』( ちくま学芸文庫、筑摩書房)、『ニュートリノ論争はいかにして解決したか』(講談社)、『移り気な太陽――太陽活動と地球環境との関わり』(恒星社厚生閣)など。 |