講座詳細情報
申し込み締切日:2014-11-11 / 心理:その他教養 / 学内講座コード:14B1611401
現代中国を理解する
- 開催日
- 11月12日(水)、11月19日(水)、11月26日(水)、12月 3日(水)、12月10日(水)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
第一線で活動する研究者、ジャーナリスト、市民活動家が現地の情報を交えつつ現代の中国を解説していきます。環境汚染、周辺国との衝突、国内事件など中国関連のニュースが連日のように報じられています。日中関係もなかなか改善しないように見えますが、隣国との関係はしっかりしておきたいもの。今後否応なく関わりが増えそうな中国を知り、いかにつき合うかを考えていくための講座です。仕事で中国と関わる人や何となく中国を知ってみたい人のどちらをも想定し、政治・ビジネス・旅・社会・周辺地域など幅広いテーマを扱います。昨年秋にも行いましたが、内容を一新しますので、引き続き受講頂く方も初めて受講される方も歓迎です。
【講座スケジュール】
第1回11月12日(水) 庶民にとっての日本と日中関係【麻生 晴一郎】
詳細:「反日」デモの記憶が新しい一方、若い人の間で日本の文化が親しまれるなど、中国人の日本観は複雑です。主に中国の地方の庶民を念頭に置き、日本をどう見ているのかを現地の声から紹介し、日本からの関わり方も考えていきたいと思います。
第2回11月19日(水) 中国における東西、南北の人と物の移動と文化の伝播【中村 達雄】
詳細:中国大陸を西から東に流れる主要河川、それらを補って南北に開削された京杭大運河、農業遊牧境域地帯を走る万里の長城の機能などを俯瞰しながら、中国における人と物の移動、文化の伝播、そして現代のビジネス環境までを考えていきます。
第3回11月26日(水) 法、社会秩序、国家感覚――中華圏を読み解く3つのキーワード【本田 親史】
詳細:日本から中国を見る時、ついつい自画像を投影し結果的に“誤読”しがちです。そうした“誤読”を避けるために、中華社会を具体例により法と社会秩序、国家感覚から読み解き、日本から中国を眼差す視点を相対化したいと思います。
第4回12月 3日(水) 学生運動を通じて考える台湾【本田 善彦】
詳細:2014年3月に台北で発生した学生運動を通して、最近の台湾情勢を考察してみます。また四十数年前、沖縄返還を控え発生した「保釣(釣魚台防衛)運動」など折々の学生運動にも触れ、民主化の軌跡と課題にも言及を試みます。
第5回12月10日(水) 日本から眺めた天安門【安田 峰俊】
詳細:天安門事件発生から二五年目となった今年。国内外では様々な集会が開かれ、多くの報道がなされました。ところで、日本において天安門事件はいかなる捉え方をされているのか。過去の新聞社説などをもとに、考えていきたいと思います。
第一線で活動する研究者、ジャーナリスト、市民活動家が現地の情報を交えつつ現代の中国を解説していきます。環境汚染、周辺国との衝突、国内事件など中国関連のニュースが連日のように報じられています。日中関係もなかなか改善しないように見えますが、隣国との関係はしっかりしておきたいもの。今後否応なく関わりが増えそうな中国を知り、いかにつき合うかを考えていくための講座です。仕事で中国と関わる人や何となく中国を知ってみたい人のどちらをも想定し、政治・ビジネス・旅・社会・周辺地域など幅広いテーマを扱います。昨年秋にも行いましたが、内容を一新しますので、引き続き受講頂く方も初めて受講される方も歓迎です。
【講座スケジュール】
第1回11月12日(水) 庶民にとっての日本と日中関係【麻生 晴一郎】
詳細:「反日」デモの記憶が新しい一方、若い人の間で日本の文化が親しまれるなど、中国人の日本観は複雑です。主に中国の地方の庶民を念頭に置き、日本をどう見ているのかを現地の声から紹介し、日本からの関わり方も考えていきたいと思います。
第2回11月19日(水) 中国における東西、南北の人と物の移動と文化の伝播【中村 達雄】
詳細:中国大陸を西から東に流れる主要河川、それらを補って南北に開削された京杭大運河、農業遊牧境域地帯を走る万里の長城の機能などを俯瞰しながら、中国における人と物の移動、文化の伝播、そして現代のビジネス環境までを考えていきます。
第3回11月26日(水) 法、社会秩序、国家感覚――中華圏を読み解く3つのキーワード【本田 親史】
詳細:日本から中国を見る時、ついつい自画像を投影し結果的に“誤読”しがちです。そうした“誤読”を避けるために、中華社会を具体例により法と社会秩序、国家感覚から読み解き、日本から中国を眼差す視点を相対化したいと思います。
第4回12月 3日(水) 学生運動を通じて考える台湾【本田 善彦】
詳細:2014年3月に台北で発生した学生運動を通して、最近の台湾情勢を考察してみます。また四十数年前、沖縄返還を控え発生した「保釣(釣魚台防衛)運動」など折々の学生運動にも触れ、民主化の軌跡と課題にも言及を試みます。
第5回12月10日(水) 日本から眺めた天安門【安田 峰俊】
詳細:天安門事件発生から二五年目となった今年。国内外では様々な集会が開かれ、多くの報道がなされました。ところで、日本において天安門事件はいかなる捉え方をされているのか。過去の新聞社説などをもとに、考えていきたいと思います。
講師陣
名前 | 麻生 晴一郎 |
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肩書き | ルポライター、NPO「AsiaCommons」運営 |
プロフィール | 1966年生まれ。中国の草の根の動きを伝えるほか、NPO「AsiaCommons」を運営し、中国などの市民活動家と交流。主な著書に『北京芸術村:抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)、『反日、暴動、バブル:新聞・テレビが報じない中国』(光文社新書)、『中国人は日本人を本当はどう見ているのか』(宝島社新書)、『変わる中国「草の根」の現場を訪ねて』(潮出版社)。 |
名前 | 中村 達雄 |
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肩書き | 明治大学講師、フリーライター |
プロフィール | 1954年生まれ。横浜市立大学国際文化研究科博士後期課程修了。北京語言学院、香港大学留学、ラジオペキン、博報堂の中国業務などで北京、香港、上海、広州に16年間駐在する。著書に『「中国」の練習』(NHK生活人新書、2002年)、訳書に『基本法と香港未来像』(パソナプレス香港、1993年)などがある。専攻は比較文化、東アジア近現代史。 |
名前 | 本田 親史 |
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肩書き | 神奈川大学等講師 |
プロフィール | 1966年生まれ。1990年東京外国語大学中国語学科卒業後、報道機関、私立大学大学院を経て現在、神奈川大学・明治大学等講師。中国の現代的諸状況について内部からだけではなく、内と外、時間と空間のリンケージから読み解く作業を続けている。最近の論文に「メディア公共圏への中台当局対応比較」(蒼蒼社『習近平政権の言論統制』所収、2014年5月)がある。そのほか福岡の出版社「集広舎」ホームページにて「転移・変容する中国語」連載中。 |
名前 | 本田 善彦 |
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肩書き | ノンフィクション作家 |
プロフィール | 1966年神戸市出身。1991年以降台北在住。中国広播公司(BCC中国ラジオ放送社)の国際放送「自由中国之声」記者兼アナウンサーなどを経てフリーに。主な著書に『台湾総統列伝』(中公新書ラクレ)、『日・中・台視えざる絆――中国首脳通訳のみた外交秘録』(日本経済新聞社)、『人民解放軍は何を考えているのか――軍事ドラマで分析する中国』(光文社新書)、『中国転換期の対話――オピニオンリーダー24人が語る』(岩波書店)。 |
名前 | 安田 峰俊 |
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肩書き | ノンフィクション作家、多摩大学非常勤講師 |
プロフィール | 1982年滋賀県出身。広島大学大学院文学研究科修士課程修了。ノンフィクション作家、多摩大学経営情報学部非常勤講師。著書に『独裁者の教養』(星海社)、『中国・電脳大国の嘘』(文藝春秋)、『和僑』(角川書店)など。講談社『COURRiERJapon』誌での連載「ダダ漏れチャイニーズ」のほか、『週刊プレイボーイ』(集英社)など週刊誌での寄稿も多い。 |