講座詳細情報
申し込み締切日:2014-05-29 / その他教養 / 学内講座コード:14A1612601
アジアの視点 その5 激動するアジアの現状を分析する
- 開催日
- 6月12日(木)、 6月19日(木)、 6月26日(木)、 7月 3日(木)、 7月10日(木)、 7月17日(木)、 7月24日(木)
- 講座回数
- 7回
- 時間
- 16:00~17:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 50
- その他
- 9900(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
今日のアジアは、政治、経済の両面において激動している。まず経済面においては、多角的な経済連携協定の締結に見られるように、従来にもまして相互依存関係が深くなっているにも拘らず、政治や軍事面では、アジア諸国間で一層先鋭な対立を示し、特に隣接する東北アジアの日韓中の三ヵ国間の関係はそうである。日本は価値観外交や積極的な平和主義の下で周辺諸国との外交を展開しているが、いまのところ、中韓との関係は、期待されているように展開されているとは言えない。そこには、どのような内外の要因があるのだろうか。
この講座では、こうしたアジア地域の拮抗する現実的状況を踏まえて、それぞれの分野における専門の研究者と実務家で構成された講師陣により、アジア地域が直面している問題に焦点を合わせて分析し、アジアの全体像を浮き彫りにしようとするものである。
■コーディネーター:郷田 正萬
【講座スケジュール】
第1回 6月12日(木) 野田内閣・アジア外交を振り返る【齋藤 勁】
第2回 6月19日(木) 安倍政権・終りの始まり【今西 光男】
第3回 6月26日(木) 環境問題から見るアジアの原子力【小沼 通二】
第4回 7月 3日(木) 中国政治と日中関係【天児 慧】
第5回 7月10日(木) 成長するインドの民主主義――グローバルとローカルの間【竹中 千春】
第6回 7月17日(木) 進展する日ロ関係【下斗米 伸夫】
第7回 7月24日(木) 朴槿惠政権の内政と外交【郷田 正萬】
今日のアジアは、政治、経済の両面において激動している。まず経済面においては、多角的な経済連携協定の締結に見られるように、従来にもまして相互依存関係が深くなっているにも拘らず、政治や軍事面では、アジア諸国間で一層先鋭な対立を示し、特に隣接する東北アジアの日韓中の三ヵ国間の関係はそうである。日本は価値観外交や積極的な平和主義の下で周辺諸国との外交を展開しているが、いまのところ、中韓との関係は、期待されているように展開されているとは言えない。そこには、どのような内外の要因があるのだろうか。
この講座では、こうしたアジア地域の拮抗する現実的状況を踏まえて、それぞれの分野における専門の研究者と実務家で構成された講師陣により、アジア地域が直面している問題に焦点を合わせて分析し、アジアの全体像を浮き彫りにしようとするものである。
■コーディネーター:郷田 正萬
【講座スケジュール】
第1回 6月12日(木) 野田内閣・アジア外交を振り返る【齋藤 勁】
第2回 6月19日(木) 安倍政権・終りの始まり【今西 光男】
第3回 6月26日(木) 環境問題から見るアジアの原子力【小沼 通二】
第4回 7月 3日(木) 中国政治と日中関係【天児 慧】
第5回 7月10日(木) 成長するインドの民主主義――グローバルとローカルの間【竹中 千春】
第6回 7月17日(木) 進展する日ロ関係【下斗米 伸夫】
第7回 7月24日(木) 朴槿惠政権の内政と外交【郷田 正萬】
講師陣
| 名前 | 齋藤 勁 |
|---|---|
| 肩書き | 法政大学大学院客員教授・前内閣官房副長官 |
| プロフィール | 1945年横浜市生まれ。中学卒業後、横浜市役所に就職。働きながら市立横浜商業高校定時制、神奈川大学第二法学部を卒業。1987年横浜市議会議員に当選。1995年参議院議員(神奈川選出)当選、2001年に再選。10年間の国会活動では分権・平和・税制などの分野で活躍。2009年第45回総選挙にて比例南関東ブロックより衆議院議員に当選、4年ぶりに国政に復帰。2010年国対委員長代理、2011年9月野田内閣の内閣官房副長官に就任。2013年3月に政界を引退。著書に『とことん分権、とことん平和――かながわ発、日本改革宣言』(有隣堂)。 |
| 名前 | 今西 光男 |
|---|---|
| 肩書き | 法政大学法学部講師、「メディアウオッチ100」代表 |
| プロフィール | 1948年埼玉県川越市生まれ。東京大学法学部卒業。71年朝日新聞社に入社。大津、京都両支局、大阪社会部、東京政治部、西部社会部次長、東京政治部次長、電々メディア局ニュースセクションエディター、総合研究本部(現・ジャーナリスト学校)主任研究員などを経て、2008年1月定年退職。著書に『占領期の朝日新聞と戦争責任』(朝日新聞出版)など。 |
| 名前 | 小沼 通二 |
|---|---|
| 肩書き | 神奈川歯科大学理事、慶應義塾大学名誉教授、武蔵工業大学(現東京都市大学)名誉教授 |
| プロフィール | 1931年東京生まれ。東京大学大学院修了、理学博士。専攻は物理学、科学と社会。日本学術会議原子核特別委員会委員長、日本物理学会会長、アジア太平洋物理学会連合会長、パグウォッシュ会議評議員などを歴任。現在、明治学院大学国際平和研究所研究員、世界平和アピール七人委員会委員。著作に『エネルギーを考える――学の融合と拡散』(共著、作品社)など。 |
| 名前 | 天児 慧 |
|---|---|
| 肩書き | 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、現代中国研究所長 |
| プロフィール | ここ10年近く、自分の本来の研究対象である現代中国政治よりも、アジア地域統合、その中でも日中関係、日本とアジアなどを考え、まとめ、発信してきた。その成果として、『中国・アジア・日本』(筑摩新書)、『日本再生の戦略』(講談社新書)、『アジア連合への道』(筑摩書房)、『膨張する中国と対外関係』『アジアの非伝統的安全保障』(以上、剄草書房)、『日中対立』(ちくま新書)、『中華人民共和国史 新版』(岩波新書)などを出版。 |
| 名前 | 竹中 千春 |
|---|---|
| 肩書き | 立教大学法学部教授 |
| プロフィール | 1957年東京生まれ。東京大学法学部卒業。専門はインドの現代政治や国際政治。東京大学法学部助手、同東洋文化研究所助手、明治学院大学国際学部教授等を経て現職。主要著書に『盗賊のインド史――帝国・国家・無法者』(有志舎)、『千春先生の平和授業/2011~2012/未来は子どもたちがつくる』(朝日学生新聞社、2012年)、『世界はなぜ仲良くできないの?――暴力の連鎖を解くために』(阪急コミュニケーションズ)など。 |
| 名前 | 下斗米 伸夫 |
|---|---|
| 肩書き | 法政大学法学部教授 |
| プロフィール | 1948年札幌生まれ。1978年に東京大学大学院法学政治学研究科で博士号授与。専攻は比較政治学、冷戦史、ロシア政治。成蹊大学法学部教授を経て1988年から現職。著作に『図説ソ連の歴史』(河出書房新社)、『日本冷戦史(1945~56年)』(岩波書店)など。 |
| 名前 | 郷田 正萬 |
|---|---|
| 肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
| プロフィール | 東京大学大学院法学政治学研究科修了(法学博士)。神奈川大学助教授、教授、神奈川大学法学研究所所長、神奈川大学アジア問題研究所所長を歴任。国際政治学、アジア政治外交史を専門とし、政治・経済・法律など幅広く研究。カリフォルニア大学(Berkeley/米国)・慶南大学(韓国)・復旦大学(上海/中国)の客員および招聘教授。従来は冷戦期における国際機構を中心に据えて研究し『国連の政治過程』を出版したが、現在は、朝鮮半島に焦点を置き、アジアの地域統合について研究している。 |
