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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-05-30 / その他教養 / 学内講座コード:14A1612101

江戸のコミック・マンガ黄表紙を読み江戸の経済を知る

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
6月13日(金)、 6月20日(金)、 6月27日(金)、 7月11日(金)、 7月18日(金)、 7月25日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
江戸時代の戯作の代表であり、大人のコミック・マンガでもある黄表紙(安永・天明・寛政・文化年間〈1775~1803〉に刊行)を中心に読み解いていく。大人のコミック・マンガであるから当然、当時の社会風潮や時の経済状況も描かれているわけで、政治諷刺、その背景となる幕府の経済政策への諷刺皮肉などがふんだんに含まれている。それを読み解くために、必要な江戸時代の経済に関して概説しなければ理解がかなわないことが多い。そこで今回は、前半に江戸時代全般の経済の基礎的な様相も解説しながら、井原西鶴の経済小説である浮世草子と合わせて黄表紙を読み解いてゆく。後半は、黄表紙の代表的な作家山東京伝の黄表紙と洒落本類を鑑賞しながら、大人のコミック・マンガである黄表紙が庶民に支持されてゆく過程も概観する。

【講座スケジュール】
第1回 6月13日(金) 黄表紙の嚆矢『金々先生栄花夢』が登場するまで
詳細:上方経済の衰退から江戸の経済隆盛で生まれた大人のコミック・マンガ。

第2回 6月20日(金) 黄表紙が誕生した田沼意次の江戸の経済環境
詳細:17世紀後半の江戸経済が出版界に与えた影響で生まれた黄表紙。

第3回 6月27日(金) 山東京伝が登場するまでの江戸の経済的背景と文壇状況
詳細:100万人都市となった江戸のバブル経済と「江戸っ子」戯作者の登場。

第4回 7月11日(金) 山東京伝と愉快な仲間たち――大名など、京伝のパトロンたち
詳細:戯作界の第一人者山東京伝となる出発点の『手拭合』の魅力を読む。

第5回 7月18日(金) 寛政の改革と黄表紙数種
詳細:田沼政治の終焉から松平定信登場の世相を描く黄表紙を絵解きする。

第6回 7月25日(金) 世相諷刺を遺棄して教訓物に転向する黄表紙時代
詳細:寛政の改革後、教訓物に活路を拓く黄表紙の作品群を概観してゆく。

講師陣

名前 棚橋 正博
肩書き 早稲田大学大学院講師
プロフィール 秋田県生まれ。早稲田大学大学院修了。文学博士(早稲田大学)。著書に『江戸の戯作絵本~黄表紙~』(社会思想社)、『黄表紙総覧』(青裳堂)、『山東京伝全集』『山東京伝の黄表紙を読む~江戸の経済と社会風俗~』(以上、ぺりかん社)、『笑いの戯作者十返舎一九』(新典社)、『江戸の道楽』(講談社)、『新編日本古典文学全集 黄表紙・川柳・狂歌』『捏造されたヒーロー遠山金四郎』(以上、小学館)、『江戸のくらし風俗大事典』(柏書房)など。
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