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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-05-27 / その他教養 / 学内講座コード:14A1611301

昭和の民衆史を歩く (神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座1)

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
5月28日(水)、 6月 4日(水)、 6月11日(水)、 6月18日(水)、 6月25日(水)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
50
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
今回の講座では、近現代日本歴史のいくつかのトピックを中心に、その歴史的意味を考えることにする。そこでは、いまなお現代の日本にも影を落としている問題の起源をあらためてふり返り、その構造を検討することに重点をおきたい。具体的には、昭和初年の「昭和維新」運動、戦時下の大衆文化、米軍占領期の「生活」と文化、そして明治から沖縄戦にいたる日本と沖縄の関係を取り上げる。またそうした問題群へ接近する方法としては、それぞれの時代を生きた人びとが、何を感じどのように生きたかという「民衆史」的な考え方に焦点をおきたいと考えている。そうしたテーマを通して、それぞれの時代像とそのなかを生きた人びとの実像に触れることができるだろう。

【講座スケジュール】
第1回 5月28日(水) 民衆史という考え方
詳細:明治以降の歴史学・民俗学の流れを見渡しながら、「民間学」(民衆史)という考え方の特徴とその現代的意味について考える。

第2回 6月 4日(水) 昭和民衆史の曲り角――1930年前後
詳細:五・一五事件から二・二六事件前後の、いわゆる「ファシズム」の時代に焦点をあて、国家改造運動と民衆の意識との関わりを、その構造に即して検討する。

第3回 6月11日(水) 戦時期大衆文化とメディア
詳細:昭和初年から敗戦までの大衆文化について、漫画・映画・流行歌などを素材に、戦争に巻き込まれていく時代の諸相を描く。

第4回 6月18日(水) 戦後日本にとってアメリカとは何であったか
詳細:1920年代のモダン文化にも触れながら、占領期(1945-52)を中心に、同時代を生きた人びとにとっての「アメリカ」を、生活・思想・風俗から分析する。

第5回 6月25日(水) 境界としての沖縄
詳細:いわゆる「琉球処分」から沖縄戦までを中心に、同化と異化の相克に焦点をあて、近代日本と沖縄との関係のなかにある植民地主義的な特徴を考える。

講師陣

名前 安田 常雄
肩書き 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科特任教授
プロフィール 1946年東京都生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。経済学博士。専攻は日本近現代思想史。近年は、戦後日本の同時代を生きた人びとの経験をベースに、文化運動や住民運動とその基底にある社会・生活意識を研究。また新しい歴史学の方法として「オーラルヒストリー」に関心をもつ。近著に安田常雄編『近現代日本社会の歴史』(全4巻、岩波書店、2012-13)、共編著に『東アジアの知識人』(全5巻、有志舎、2013-14)。
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