講座詳細情報
申し込み締切日:2013-10-17 / その他教養 / 学内講座コード:13B1611101
これからの中国 知っておくべきこと
- 開催日
- 10月18日(金)、10月25日(金)、11月 1日(金)、
11月 8日(金)、11月15日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 19:00~20:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講座内容】
中国国内、日中関係、世界の中の中国の位置。これらがいずれも激変する中、中国に関して知るべき情報や中国といかに付き合っていくかを考え直し、その上で中国に向き合うことが求められています。変わりつつある中国の今後に目を向け、仕事などで中国と関わる可能性のある人から、何となく中国を知ってみたい人までを念頭に置き、中国への目の向け方や最新の中国に関する知識を、講師・受講者ともども考えていきます。講師には研究者、報道機関など第一線で活躍する気鋭の論客を選び、ビジネス、社会、インターネット、音楽などの文化、それに庶民の意識などのテーマについて最前線からの情報を交えつつ話していきます。
【講座スケジュール】
第1回 10月18日(金) 草の根から見つめる中国の今と未来 【麻生 晴一郎】
中国の人々の問題意識や不満、それに政府観・外国観を実地見聞に即して紹介します。できる限り庶民の生活習慣やその変化の話も混ぜながら近年台頭した市民社会化の現状と限界、今後の展望を考え、今後の日中交流のあり方を探ります。
第2回 10月25日(金) 報道では分からない中国の真実とビジネス 【須賀 努】
昨年の尖閣問題をはじめ、日本で見ることができる中国報道はあくまで一面。実際に足を運んで企業経営者、一般庶民、農民などと接して得た真の情報を還元、同時に日本企業の対応など、ビジネス状況も紹介します。
第3回 11月 1日(金) インターネットと中国社会 【古畑 康雄】
「中国のネット世論は、世界最大かつ最強である」世界最大のネット人口を有する中国で、短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」に代表されるソーシャルメディアの急速な発展により、ネットが政治、社会を動かすほどの大きな影響力を持つようになりました。ネット世論を規制しようとする政府と、網民(ネット市民)との間の駆け引きの中で、ネットは中国をどう変えるのかを考えます。
第4回 11月 8日(金) 香港から中国を考える 【村井 寛志】
一国二制度の下で、大陸中国とは大きく異なる体制となっている香港。日本ではあまり知られていないようですが、大きな岐路に立たされている近年の香港・大陸関係から、中国と付き合う上でのヒントを探りたいと思います。
第5回 11月15日(金) 先行例としての台湾から最近の中国を考える 【本田 親史】
最近の中国社会の変容は「外」からの要因に促されている面もあり、その1つに台湾の70年代以降の変化とその影響を挙げることができます。ここではその指標として、双方のメディアの変容や、音楽などの伝播、社会運動の共通性などを取り上げていきます。
中国国内、日中関係、世界の中の中国の位置。これらがいずれも激変する中、中国に関して知るべき情報や中国といかに付き合っていくかを考え直し、その上で中国に向き合うことが求められています。変わりつつある中国の今後に目を向け、仕事などで中国と関わる可能性のある人から、何となく中国を知ってみたい人までを念頭に置き、中国への目の向け方や最新の中国に関する知識を、講師・受講者ともども考えていきます。講師には研究者、報道機関など第一線で活躍する気鋭の論客を選び、ビジネス、社会、インターネット、音楽などの文化、それに庶民の意識などのテーマについて最前線からの情報を交えつつ話していきます。
【講座スケジュール】
第1回 10月18日(金) 草の根から見つめる中国の今と未来 【麻生 晴一郎】
中国の人々の問題意識や不満、それに政府観・外国観を実地見聞に即して紹介します。できる限り庶民の生活習慣やその変化の話も混ぜながら近年台頭した市民社会化の現状と限界、今後の展望を考え、今後の日中交流のあり方を探ります。
第2回 10月25日(金) 報道では分からない中国の真実とビジネス 【須賀 努】
昨年の尖閣問題をはじめ、日本で見ることができる中国報道はあくまで一面。実際に足を運んで企業経営者、一般庶民、農民などと接して得た真の情報を還元、同時に日本企業の対応など、ビジネス状況も紹介します。
第3回 11月 1日(金) インターネットと中国社会 【古畑 康雄】
「中国のネット世論は、世界最大かつ最強である」世界最大のネット人口を有する中国で、短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」に代表されるソーシャルメディアの急速な発展により、ネットが政治、社会を動かすほどの大きな影響力を持つようになりました。ネット世論を規制しようとする政府と、網民(ネット市民)との間の駆け引きの中で、ネットは中国をどう変えるのかを考えます。
第4回 11月 8日(金) 香港から中国を考える 【村井 寛志】
一国二制度の下で、大陸中国とは大きく異なる体制となっている香港。日本ではあまり知られていないようですが、大きな岐路に立たされている近年の香港・大陸関係から、中国と付き合う上でのヒントを探りたいと思います。
第5回 11月15日(金) 先行例としての台湾から最近の中国を考える 【本田 親史】
最近の中国社会の変容は「外」からの要因に促されている面もあり、その1つに台湾の70年代以降の変化とその影響を挙げることができます。ここではその指標として、双方のメディアの変容や、音楽などの伝播、社会運動の共通性などを取り上げていきます。
講師陣
名前 | 麻生 晴一郎 |
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肩書き | ルポライター |
プロフィール | 1966年生まれ。東京大学国文科在学中、中国ハルビン市において行商人用の格安宿でアルバイト生活を体験、農村出身の出稼ぎ労働者との交流を深める。以来、90年代の大半を中国、タイや東京の中国人社会の中で過ごす。その後、テレビディレクターを経て、現在はノンフィクション作家として草の根からの市民社会形成を報告するなど、中国動向の最前線を伝えている。また、中国、韓国などとの市民交流を進めるNPO『AsiaCommons亜洲市民之道」を運営し、市民活動家と交流を続けている。主な著書に『北京芸術村:抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『旅の指さし会話帳:中国』(情報センター出版局)『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)、『反日、暴動、バブル:新聞・テレビが報じない中国』(光文社新書)、『中国人は日本人を本当はどう見ているのか』(宝島社新書)など。 |
名前 | 須賀 努 |
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肩書き | 中国アドバイザー |
プロフィール | 1961年東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。 金融機関在職中に、上海語学留学、台湾地場金融機関へ出向。香港では香港・台湾・韓国向け金融サービス担当、日系企業の中国進出支援、アジア富裕層向け不動産紹介を推進。北京では合弁会社日本側代表として経営、リストラ、不良債権回収及び撤退業務を遂行。合計17年の駐在経験を有し、進出企業向けアドバイスを行う。 現在東京で中国ビジネスの第一線で働く中堅・若手ビジネスマンを対象にした私的勉強会「寺子屋チャイナ」を主宰。時事通信社「金融財政ビジネス」、NHK「テレビで中国語テキスト」、霞山会「東亜」などに執筆している。 |
名前 | 古畑 康雄 |
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肩書き | 共同通信社記者 |
プロフィール | 1966年東京生まれ。東京大学文学部卒業、共同通信社入社。地方勤務を経て、北京の対外経済貿易大学に留学。帰国後の2001年、国内メディア初の中国語によるニュースサイト「共同網」を企画、運営。ネットなど中国メディアの研究を続けている。「ツィッターが変える中国…人民の芸術者蒼井そら老師をフォローせよ」『「網民」の反乱ネットは中国を変えるか?』(勉誠出版) |
名前 | 村井 寛志 |
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肩書き | 神奈川大学外国語学部准教授 |
プロフィール | 1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学、2005年から神奈川大学勤務。2012年4月~13年3月まで香港大学人文社会研究所にて客員研究員。専門は中国近現代史。主要著作に『中国と日本―未来と歴史の対話への招待―』(共著、御茶の水書房)、『中国の歴史を知るための60章』(共著、明石書店) など。 |
名前 | 本田 親史 |
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肩書き | 明治大学商学部兼任講師 |
プロフィール | 1966年生まれ。1990年東京外国語大学中国語学科卒業後、報道機関、私立大学大学院を経て現在、明治大学・神奈川大学等講師。中国の現代的諸状況について内部からだけではなく、内と外、時間と空間のリンケージから読み解く作業を続けている。最近の論文に「メディア・運動・モダニティ―1990年代以降の台湾海峡両岸における公共空間形成過程の共通性」(『アジア・アフリカ研究』通算404号、2012年4月)がある。 |