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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-09-20 / その他教養 / 学内講座コード:13B1610801

船と日本人
(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科主催講座1)

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月 4日(金)、10月11日(金)、10月18日(金)、
10月25日(金)、11月 1日(金)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
50
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
船は古来より物資輸送の手段として重要な位置を占めてきました。特に江戸時代には、弁才船に代表される多くの廻船が、全国津々浦々を結び、河川や湖沼の内水面交通と連結して、非常に効率的な水上交通ネットワークが形成されていました。しかし、それに使われた和船は、航海性能が劣悪で安全性に問題がある時代遅れの船、といった誤った評価が一般的でした。今年の夏、復元建造された弁才船「みちのく丸」が東京湾において帆走を披露しました。この講座では、みちのく丸の建造や帆走に関わった経験を手掛かりにして、和船の構造や操船技術を再評価するとともに、発達の歴史、果たした役割、船乗りの信仰など、船と日本人の関わりを考えてみたいと思います。


【講座スケジュール】
第1回 10月 4日(金)  復元弁才船「みちのく丸」  和船の構造と航海技術
 復元建造され、唯一展帆航行可能な「千石船」みちのく丸の魅力的な映像をまじえ、和船の代表である弁才船の構造と、帆走実験によって明らかになった航海性能を、わかりやすく紹介します。

第2回 10月11日(金)  丸木舟から弁才船まで  日本の船舶発達史
 縄文時代の遺跡から多くの丸木舟が出土しています。一方、日本の漁浦では近年まで丸木舟をはじめとする多種多様な木造漁船が使われていました。長い年月を経ても変化しない船と、時代や地域によって大きく変化する船。複雑な発展過程を整理して紹介します。

第3回 10月18日(金)  江戸を支えた水運  水辺都市江戸の水上交通
 江戸の人々の生活は、海上交通と河川交通のネットワークに支えられていました。物資輸送の主役、菱垣廻船、樽廻船をはじめ、タクシー代わりのチョキ船などさまざま船と人々との関係を紹介します。

第4回 10月25日(金)  北前船が運んだ祭り  ねぶた祭のルーツは祇園祭
 船は物資とともに文化も運びます。これまで無関係と考えられていた京都「祇園祭」とみちのくの火祭り「ねぶた」。近年、日本海航路が結んだ両者の関係が明らかになってきました。日本を代表する祭りの意外な関係を、最新の研究から紹介します。

第5回 11月 1日(金)  船絵馬が語る船乗りの心  海上信仰資料から見る北前船
 北前船が航行した日本海各地の神社仏閣には、船絵馬と呼ばれる船を描いた絵馬が奉納されています。これらは専門絵師によるもので、船型や艤装、乗組員の姿が、正確に描かれています。船絵馬から北前船乗組員の心と、北前船の姿を探ります。

講師陣

名前 昆 政明
肩書き 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授
プロフィール 1950年生まれ。法政大学文学部地理学科卒業。青森県立郷土館学芸課長などを経て、2013年度より現職。日本常民文化研究所研究員。海と人との関わりについて船と漁撈技術を中心に研究している。特に現存する漁船の構造分析によって、和船の発達過程を解明することを目標としている。今夏、東京港に寄港した唯一帆走可能な千石船みちのく丸の、復元建造や帆走の実現に学術面から協力した。
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