講座詳細情報
申し込み締切日:2014-01-16 / その他教養 / 学内講座コード:13B1610301
「富国・強兵」化する中国とどう向き合うか
- 開催日
- 1月30日(木)、 2月 6日(木)、 2月13日(木)
- 講座回数
- 3回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 50
- その他
- 4500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足

※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
世界第二の経済大国・中国は、新しい最高指導部の下、その経済力を背景に、政治と軍事の分野でも発言力を強め、周辺の国々はもちろん、世界的に計り知れない圧力を感じさせている。習近平・国家主席は就任演説で、「中華民族の夢」の実現を声高に唱えた。その「夢」とは、19世紀以来の「屈辱の歴史」を跳ね返し、「中国式モデル」による世界新秩序の構築を目指すもので、『古代』中国の聖賢・孔子の名を冠した文化宣伝施設を世界的に展開していることも、その「本気度」を示しているといわれる。とかく停滞する「先進」諸国を尻目に、意気上がる新興国の代表を自負する中国にどう向かい合うべきか、日本が直面する現実を具象化しながら考える。
【講座スケジュール】
第1回 1月30日(木) 「中華民族の夢」実現を唱える「第五世代」指導者たちの素顔
革命・建国以来60有余年、一党独裁体制で来た共産党政権だが、今や革命が生んだ新たな「既得権階級」による権力・権限独占の「格差社会」化が顕著。党指導者も「政治改革」を口にせざるを得ない中国統治の実態と、新指導者たちの実態をみる。
第2回 2月 6日(木) 改革開放政策の「影」に覆われる内政、「韜光養晦」路線が揺らぐ外交
中国を経済大国に押し上げた小平氏の「社会主義市場経済」。今その陰の部分が極めて深刻に中国社会を覆う一方、「国力」に自信を強めている強気派幹部層からは、今こそ「中国式モデル」を世界基準として押し出すべきだとの声も聞こえる。
第3回 2月13日(木) 経済「大国」から軍事「強国」を目指す隣国に、日本の対応は…
アメリカの「国力低下」を見据え、アジア・太平洋での「海洋覇権」確立へ動く中国。「中華民族の夢」がその背を押しているだけに、周辺諸国は身構えざるを得ない。対中カウンターバランス構築を考える日本だが、アジア諸国やアメリカの同調をどこまで得られるか。
世界第二の経済大国・中国は、新しい最高指導部の下、その経済力を背景に、政治と軍事の分野でも発言力を強め、周辺の国々はもちろん、世界的に計り知れない圧力を感じさせている。習近平・国家主席は就任演説で、「中華民族の夢」の実現を声高に唱えた。その「夢」とは、19世紀以来の「屈辱の歴史」を跳ね返し、「中国式モデル」による世界新秩序の構築を目指すもので、『古代』中国の聖賢・孔子の名を冠した文化宣伝施設を世界的に展開していることも、その「本気度」を示しているといわれる。とかく停滞する「先進」諸国を尻目に、意気上がる新興国の代表を自負する中国にどう向かい合うべきか、日本が直面する現実を具象化しながら考える。
【講座スケジュール】
第1回 1月30日(木) 「中華民族の夢」実現を唱える「第五世代」指導者たちの素顔
革命・建国以来60有余年、一党独裁体制で来た共産党政権だが、今や革命が生んだ新たな「既得権階級」による権力・権限独占の「格差社会」化が顕著。党指導者も「政治改革」を口にせざるを得ない中国統治の実態と、新指導者たちの実態をみる。
第2回 2月 6日(木) 改革開放政策の「影」に覆われる内政、「韜光養晦」路線が揺らぐ外交
中国を経済大国に押し上げた小平氏の「社会主義市場経済」。今その陰の部分が極めて深刻に中国社会を覆う一方、「国力」に自信を強めている強気派幹部層からは、今こそ「中国式モデル」を世界基準として押し出すべきだとの声も聞こえる。
第3回 2月13日(木) 経済「大国」から軍事「強国」を目指す隣国に、日本の対応は…
アメリカの「国力低下」を見据え、アジア・太平洋での「海洋覇権」確立へ動く中国。「中華民族の夢」がその背を押しているだけに、周辺諸国は身構えざるを得ない。対中カウンターバランス構築を考える日本だが、アジア諸国やアメリカの同調をどこまで得られるか。
講師陣
名前 | 饗庭 孝典 |
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肩書き | 元NHK解説主幹、東アジア近代史学会副会長 |
プロフィール | 1956年東京外国語大学英米科卒業、NHK報道局入局。国連広報局出向を経て、NHKアジア総局をはじめ、サイゴン、シドニー、ニューデリー、ソウル、北京の各支局勤務の後、解説主幹。1993年NHK退職、同年より99年まで杏林大学社会科学部教授、2004年まで早稲田大学法学部講師。現在、東アジア近代史学会副会長。 |
