講座詳細情報
申し込み締切日:2013-05-09 / 心理:その他教養:世界史 / 学内講座コード:13A1610601
「インド―万華鏡の世界」を説く
- 開催日
- 5月10日(金)、 5月17日(金)、 5月24日(金)、
5月31日(金)、 6月 7日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 30
- その他
- 7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
宗教、言語、政治、経済、文化等あらゆる面で、他に類を見ないほどの多様性に富むインドを、一つの尺度で簡単に理解することなぞ、至難の業と言っても過言ではあるまい。
インドという国は、インドと関わりを持つ人、ひとりひとりの立場や視点によって、著しく異なる姿を見せるのが常であり、それだけに、インドが「万華鏡の世界」そのものに思えてならない。
インドと長い関わりをもつはずの講師が説くインドも、限られた視点から見るインドにすぎない。従って、講師が説くインドは、インドの実態を正確にとらえているものとは決して言えない。それほどにインドは理解することの難しい国と考える。
今回は、インドをめぐる五つの問題を取り上げ、講師の実践的、体験的なインド観を踏まえつつ、「インド―万華鏡の世界」の究明に努めることとしたい。
その結果が、わが国におけるインド理解の高まりに繋がるのであれば、講師としてこれ以上の喜びはない。
【講座スケジュール】
第1回 5月10日(金) ガンジス河畔で思うこと――インドの多様性を考える
第2回 5月17日(金) アンナ・ハザーレの断食――インド政治の実態に迫る
第3回 5月24日(金) ダリットの嘆き――カースト制度の問題点を探る
第4回 5月31日(金) インドはよくて、北朝鮮は悪いなんて――インドの核開発を考える
第5回 6月 7日(金) インドが勝つか、中国が勝つか――印中両国の確執を探る
宗教、言語、政治、経済、文化等あらゆる面で、他に類を見ないほどの多様性に富むインドを、一つの尺度で簡単に理解することなぞ、至難の業と言っても過言ではあるまい。
インドという国は、インドと関わりを持つ人、ひとりひとりの立場や視点によって、著しく異なる姿を見せるのが常であり、それだけに、インドが「万華鏡の世界」そのものに思えてならない。
インドと長い関わりをもつはずの講師が説くインドも、限られた視点から見るインドにすぎない。従って、講師が説くインドは、インドの実態を正確にとらえているものとは決して言えない。それほどにインドは理解することの難しい国と考える。
今回は、インドをめぐる五つの問題を取り上げ、講師の実践的、体験的なインド観を踏まえつつ、「インド―万華鏡の世界」の究明に努めることとしたい。
その結果が、わが国におけるインド理解の高まりに繋がるのであれば、講師としてこれ以上の喜びはない。
【講座スケジュール】
第1回 5月10日(金) ガンジス河畔で思うこと――インドの多様性を考える
第2回 5月17日(金) アンナ・ハザーレの断食――インド政治の実態に迫る
第3回 5月24日(金) ダリットの嘆き――カースト制度の問題点を探る
第4回 5月31日(金) インドはよくて、北朝鮮は悪いなんて――インドの核開発を考える
第5回 6月 7日(金) インドが勝つか、中国が勝つか――印中両国の確執を探る
講師陣
名前 | 武藤 友治 |
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肩書き | 元ボンベイ総領事 |
プロフィール | 1930年岐阜県生まれ。大阪外国語大学(インド語学科)卒業後、外務省に入省。40余年の外交官生活のうち、18年をインドで過ごし、在ボンベイ(ムンバイ)総領事を最後に退官。マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員を経て現職。外務省在職中からインド政治のフォローアップに努め、退官後も現代インド研究に取り組み現在にいたる。著書に『今日のインド』(サイマル出版会)、『インド私録』(シャンティ出版)、『インド 宗教の坩堝』(勉誠出版)、『巨象インドの憂鬱』(出帆新社)他があり、翻訳にはV.S.ナイポール著『インド・新しい顔』(岩波書店)がある。 |