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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-11-08 / その他教養 / 学内講座コード:12B1611701

江戸のコミック・マンガ黄表紙を読む Part 2

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
11月 9日(金)、11月16日(金)、11月30日(金)、12月 7日(金)、12月14日(金)、12月21日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
9,500円
定員
30
その他
8500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
江戸時代中期( 安永・天明・寛政年間<1772~1800>)に出版された黄表紙と呼ばれる大人のコミック・マンガを中心に読み解いていく。大人のコミック・マンガであるから、当然、江戸時代当時の社会風潮や遊所での遊びの世界が描かれているわけで、政治諷刺、背景となる経済政策への諷刺皮肉、遊廓における遊びの実情なども含まれている。そのために必要な江戸時代の経済全般に関しても概観する。また、江戸時代の文学史の流れも概観する。さらに、黄表紙は挿絵文学でもある故、それを描いた浮世絵師たちにとって黄表紙は恰好の修業の場でもあった。あわせて浮世絵師の紹介と、その画風の変遷などにもできる限り言及する。

【講座スケジュール】
第1回11月 9日(金) 黄表紙の嚆矢『金々先生栄花夢』以後の黄表紙
詳細:子どもの絵本草双紙から大人のマンガ・コミックの誕生と発達。とくにリードオフマンとなった武家作家の黄表紙を読む。

第2回11月16日(金) 黄表紙がもっとも黄表紙らしかった天明年間
詳細:17世紀末葉、大人たちに楽しく読まれた黄表紙の諸作品の鑑賞。武家から町人に至るまで多様な黄表紙作家が登場、その作品を読む。

第3回11月30日(金) 山東京伝と黄表紙・洒落本を読んでみる
詳細:160万人都市に膨張した江戸において、大衆読者であった「江戸っ子」に人気のあった町人作者山東京伝の黄表紙と洒落本を読む。

第4回12月 7日(金) 寛政の改革と黄表紙・洒落本
詳細:田沼時代のバブル文化のあと松平定信の登場による寛政の改革での社会風潮の変革を江戸文学、とくに黄表紙はどう描いたかを探る。

第5回12月14日(金) 寛政の改革以後の黄表紙の変化と滑稽本の登場
詳細:寛政の改革で黄表紙の武家作家たちはことごとく退壇、あとは山東京伝に代表される町人作家だけで作風は大転回する。

第6回12月21日(金) 黄表紙から合巻へ、そして人情本の登場
詳細:黄表紙は敵討物の流行となり、やがて長編化し合巻へと変遷する。同時に女性読者のための人情本が全盛期を迎える。

講師陣

名前 棚橋 正博
肩書き 早稲田大学大学院講師
プロフィール 秋田県生まれ。早稲田大学大学院修了。文学博士(早稲田大学)。著書に『捏造されたヒーロー遠山金四郎』『新編日本古典文学全集 黄表紙・川柳・狂歌』(以上、小学館)、『山東京伝の黄表紙を読む』『山東京伝全集』(以上、ぺりかん社)、『江戸のくらし風俗大事典』(柏書房)、『江戸の戯作絵本~黄表紙~』(社会思想社)、『黄表紙総覧』(青裳堂)、『笑いの戯作者十返舎一九』(新典社)、『江戸の道楽』(講談社)などがある。
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