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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-18 / その他教養 / 学内講座コード:12B1610901

中国の新しい姿をひもとく

主催:神奈川大学神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス)(神奈川県)]
問合せ先:生涯学習エクステンション講座 TEL:045-682-5553
開催日
10月19日(金)、10月26日(金)、11月 2日(金)、11月 9日(金)、11月16日(金)
講座回数
5回
時間
19:00~20:30
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
8,000円
定員
30
その他
7200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
日本人が中国と関わるときに考えたい事柄として、「一市民として中国の市民の新しい動きをどのように考えるか」、「現在の中国の文化や若者の考え方をどう理解する」、「ビジネスで中国と関わらなくてはならなくなった時、中国人とどう接するか」などの問題が挙げられる。それらの問題を考えるための切り口として、具体的に「インターネットと若者」、「個人としてのビジネス感覚」、「中国・台湾間の社会的文化的交流」、「市民社会」、「映画」の5つのテーマから考えたい。講師はいずれも、中国社会と深く関わった経験のある気鋭の論客で、それぞれのテーマについて最前線からの情報を交えつつ話していく。

【講座スケジュール】
第1回10月19日(金) 中国で働くために知るべき中国基礎知識(メディアで報じられない身近な経済や社会)
【須賀 努】
詳細:最近多くの中国情報が溢れている日本だが、肝心の基本的なビジネスマナー、中国人との付き合い方、現地での生活態度などは意外と語られていない。本講座ではビジネスで関わる方、一般の方に分かりやすく、中国との付き合い方、ビジネスの仕方の基礎を伝授する。

第2回10月26日(金) 中国社会・政治を動かす市民社会(NGO、スト、デモ、ボランティア)
【麻生 晴一郎】
詳細:政府批判と厳しい規制がともに激化する近年の中国。相反する出来事の共通の背景として市民社会の勃興に目を向けたい。市民活動やボランティア、愛国的行動など、中国における市民社会の現状と向き合い方を具体例に沿って紹介する。

第3回11月 2日(金) インターネットと若者
【山谷 剛史】
詳細:中国で急速に普及するIT、その牽引役は都市部の若者だ。高速ネット回線、スマートフォン、SNSなどの普及により、一層ネットに依存するようになり考えることが多くなってきている。本講座では、ITをよく知らない人にも分かりやすく、若者とインターネットやIT全般と若者の関係を紹介していく。

第4回11月 9日(金) 中国・台湾間の社会的文化的交流(「中国の鏡」としての台湾)
【本田 親史】
詳細:漢民族主体でありながら中国とは異なる空間として認識されてきた台湾。しかし近年の中国大陸の動向は、台湾の発展過程を反復している面も大きい。本講座では双方の差異を踏まえつつ台湾のこれまでの軌跡から中国の今後を占うと同時に、活発化してきた双方の交流がどう発展していくか考えたい。

第5回11月16日(金) 中国の今を反映する最近の中国映画について
【水野 衛子】
詳細:中国映画と言えば、10年ぐらい前までは『山の郵便配達』や『初恋のきた道』など、農村を舞台にした素朴な人情を描いたものというイメージが日本人には強かった。しかし、経済の急速な発展と共に、この数年間で中国の映画は大きく変貌している。具体的な作品を挙げて、経済力を背景にした21世紀のハリウッドをめざす中国の映画製作の現況を紹介する。

講師陣

名前 須賀 努
肩書き 中国アドバイザー(元金融機関北京・香港・台北支店勤務)
プロフィール 1961年東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。 金融機関在職中に、上海語学留学、台湾地場金融機関へ出向。香港では香港・台湾・韓国向け金融サービス担当、日系企業の中国進出支援、アジア富裕層向け不動産紹介を推進。北京では合弁会社日本側代表として経営、リストラ、不良債権回収及び撤退業務を遂行。合計17年の駐在経験を有し、進出企業向けアドバイスを行う。 現在東京で中国ビジネスの第一線で働く中堅・若手ビジネスマンを対象にした私的勉強会「寺子屋チャイナ」を主宰。時事通信社「金融財政ビジネス」、NHK「テレビで中国語テキスト」、霞山会「東亜」などに執筆している。
名前 麻生 晴一郎
肩書き ルポライター
プロフィール 1966年生まれ。東京大学国文科在学中、中国ハルビン市において行商人用の格安宿でアルバイト生活を体験、農村出身の出稼ぎ労働者との交流を深める。以来、90年代の大半を中国、タイや東京の中国人社会の中で過ごす。その後、テレビディレクターを経て、現在はノンフィクション作家として草の根からの市民社会形成を報告するなど、中国動向の最前線を伝えている。また、中国、韓国などとの市民交流を進めるNPO『Asia Commons 亜洲市民之道」を運営し、市民活動家と交流を続けている。主な著書に『北京芸術村:抵抗と自由の日々』(社会評論社)、『旅の指さし会話帳:中国』(情報センター出版局)、『こころ熱く武骨でうざったい中国』(情報センター出版局)、『反日、暴動、バブル:新聞・テレビが報じない中国』(光文社新書)、『「私には敵はいない」の思想』(共著、藤原書店)など。
名前 山谷 剛史
肩書き 海外ITライター、『新しい中国人 ネットで団結する若者たち』著者
プロフィール アジアのITメインのフリーランスジャーナリスト。1976年生まれ。東京電機大学卒業。SEとして従事後ジャーナリストとして転職。中国の内陸の都市・雲南省昆明を拠点のひとつとし、中国や東南アジアや南アジアの庶民の視点に立ったIT事情やトレンドを調査、経済誌「東洋経済オンライン」「ダイヤモンドオンライン」「JBPress」、トレンド誌「日経トレンディネット」、IT誌「ITMedia」「Impress Watch」「ASCII.jp」「Tech-On!」など10誌以上で連載を掲載、またコメンテーターとしてテレビ・ラジオなどに時々出演。著書に「新しい中国人 ネットで団結する若者たち」(ソフトバンククリエイティブ)。
名前 本田 親史
肩書き 神奈川大学・明治大学・法政大学講師、国士舘大学客員研究員
プロフィール 1966年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。内部重視の中国研究に対し、台湾を含め外部との時間的・空間的連鎖関係から中国を解読していくことを試みている。主な論文に「中国・台湾における公共圏形成と『日本のメディア化』―ポスト80年世代に対する考察を手がかりに」(日中社会学会発行「21世紀東アジア社会学」pp38-57,2010年6月)、「メディア・運動・モダニティ―1990年代以降の台湾海峡両岸における公共空間形成過程の共通性」(アジア・アフリカ研究2012年第52巻第2号pp18-36,2012年4月)など。中国情報サイト「レコードチャイナ」外部コラムニストとして、「海峡両岸ななめ読み」を連載中。
名前 水野 衛子
肩書き 映画通訳・字幕翻訳業
プロフィール 慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻を卒業後、都立高校の国語の教員となる。1995年から中国映画の字幕翻訳を始め、99年より東京国際映画祭の通訳などに携わる。主な翻訳作品は『始皇帝暗殺』『あの子を探して』『初恋のきた道』『活きる』『北京ヴァイオリン』『ヘブンアンドアース』『さらば復讐の狼たちよ』他。またTVドラマ『蒼穹の昴』の翻訳など多数。訳書に『中国大女優の自白録』(文藝春秋)、『ジャスミンの花開く』(日本スカイツリー)など。著書に『中華電影的中国語』(キネマ旬報社)ほか、共著に『中国語プロへの道』(大修館書店)、『中華電影完全データブック』(キネマ旬報社)など。
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